「キャプスタン交換」とは何ですか?

キャプスタンとは?
キャプスタンとは、鍵盤奥に取り付けられたパーツで、キャプスタンボタンとキャプスタンスクリューの2種類があり、鍵盤の押した力をアクションに伝える役割があります。

キャプスタンは、樹脂・木材・金属などの素材で作られており、設置環境により腐蝕・破損することがあるため新しく交換します。
(画面内外れているものがキャプスタン部分)

作業について
| 場所 | 実施可否 | 作業時間・納期 |
|---|---|---|
| お客様宅作業 | ○ | 1本 約30分~ |
| 工房での作業 | ○ | 応相談 |

キャプスタンとは、鍵盤奥に取り付けられたパーツで、キャプスタンボタンとキャプスタンスクリューの2種類があり、鍵盤の押した力をアクションに伝える役割があります。

キャプスタンは、樹脂・木材・金属などの素材で作られており、設置環境により腐蝕・破損することがあるため新しく交換します。
(画面内外れているものがキャプスタン部分)

| 場所 | 実施可否 | 作業時間・納期 |
|---|---|---|
| お客様宅作業 | ○ | 1本 約30分~ |
| 工房での作業 | ○ | 応相談 |

鍵盤はバランスキーピンを支点にテコの原理で動いており、手前側には鍵盤の位置を保つためにフロントキーピンがあります。

フロントキーピンは金属で作られているため、湿気などの影響により腐蝕し錆が発生することで鍵盤の動きが鈍くなり、鍵盤が戻らないなどの症状が出ます。
錆の度合によりピンの表面を磨く方法がありますが、ピンの内部が腐蝕していたり表面を磨いても除去できない錆が発生している場合は、正常なピンの形状(楕円)に戻すことができません。
ピンを交換する事でスムーズに動くようになり、鍵盤の動きが改善します。

| 場所 | 実施可否 | 作業時間・納期 |
|---|---|---|
| お客様宅作業 | ○ | 1本 10分~ |
| 工房での作業 | ○ | 応相談 |
鍵盤はバランスキーピンを支点にテコの原理で動いています。

バランスキーピンは金属で作られているため、湿気などの影響により腐蝕し錆が発生することで鍵盤の動きが鈍くなり、鍵盤が戻らないなどの症状が出ます。
錆の度合によりピンの表面を磨く方法がありますが、ピンの内部が腐蝕していたり表面を磨いても除去できない錆が発生している場合は、正常なピンの形状(真円)に戻すことができません。
ピンを交換する事でスムーズに動くようになり、鍵盤の動きが改善します。



| 場所 | 実施可否 | 作業時間・納期 |
|---|---|---|
| お客様宅作業 | ○ | 1本 約10分~ |
| 工房での作業 | ○ | 応相談 |

鍵盤はキーピンという前後二箇所に埋め込まれたピンにより支えられています。
この二箇所のピンの根元に嵌め込まれているドーナツ状の丸いパーツがパンチングクロスです。


消耗や虫食いにより繊維が破損し厚みが薄くなることで、鍵盤の高さ深さに影響が出るため、タッチにも影響が出ます。
パンチングクロス交換後は、メーカーやピアノごとにある基準に沿って高さ(ならし)と深さ(あがき)を揃えることによりタッチが均一になり弾きやすくなります。
| 場所 | 実施可否 | 作業時間・納期 |
|---|---|---|
| お客様宅作業 | ○ | 約4時間 |
| 工房での作業 | ○ | 応相談 |

黒鍵の材質はプラスチックや、黒檀、黒檀調天然木などピアノの機種によって異なります。
演奏者が多く触れる黒鍵は汚れや傷が付きやすく、削れ・欠けが出たり、剥がれの症状が出ることがあります。交換をすることで美しい外観と手触りを取り戻すことができます。


| 場所 | 実施可否 | 作業時間・納期 |
|---|---|---|
| お客様宅作業 | - | - |
| 工房での作業 | ○ | 応相談 |

アコースティックピアノの鍵盤は木材で出来ており、その上に白色(白鍵)と黒色(黒鍵)の鍵盤パーツが貼られています。演奏者が多く触れる白鍵上面は汚れや傷が付きやすく、欠け・割れが出たり、剥がれの症状が出ることがあります。
交換をすることで美しい外観と手触りを取り戻すことができます。

新しい白鍵上面は、木部より一回り大きい状態で製造されているため、接着後に木部と同じ大きさになるよう、丁寧に削ります。
演奏時に爪が引っかかることが無いよう、細部も丁寧に削ります。

| 場所 | 実施可否 | 作業時間・納期 |
|---|---|---|
| お客様宅作業 | - | - |
| 工房での作業 | ○ | 応相談 |

象の牙を用いた鍵盤のことを言い、現行機種には取り扱いがありませんが、過去に上級機種やコンサートタイプのピアノに使用されていました。
演奏中、指にかいた汗を吸い取り、滑りにくくしたり現在の樹脂製のものとは違う独特のタッチ感を有しています。
指にかいた汗を吸い取ったことにより、当初の色味から変色していく傾向があります。よく弾く鍵盤ほど変色していくため、漂白することで当初の色味に近づけることができます。
変色が起きている状態。
漂白剤を慎重に塗布します。

| 場所 | 実施可否 | 作業時間・納期 |
|---|---|---|
| お客様宅作業 | - | - |
| 工房での作業 | ○ | 応相談 |

ピアノには打弦後に戻ってきたハンマーがリバウンドしないように、ハンマーをキャッチするバックチェックというパーツがあります。
グランドピアノのバックチェックにはハンマーを受け止めやすいように革(スキン)が貼り付けられてあります。
バックチェックスキンが摩耗し、うまく受け止めることができなくなるとリバウンドも発生しますので交換が必要です。
バックチェックスキンを交換するとリバウンドを防ぎ、連打性能が改善します。


| 場所 | 実施可否 | 作業時間・納期 |
|---|---|---|
| お客様宅作業 | - | - |
| 工房での作業 | ○ | 応相談 |

ピアノには打弦後に戻ってきたハンマーがリバウンドしないように、ハンマーをキャッチするバックチェックというパーツがあります。
アップライトピアノでは、ハンマーと一体化しているキャッチャーというパーツとバックチェックが接します。
バックチェックがキャッチャーをしっかり受け止められるように、キャッチャーには革(スキン)を貼り付けています。
キャッチャースキンが摩耗し、バックチェックをうまく受け止められなくなるとリバウンドも発生しますので交換が必要です。
キャッチャースキンを交換するとリバウンドを防ぎ、連打性能が改善します。


| 場所 | 実施可否 | 作業時間・納期 |
|---|---|---|
| お客様宅作業 | - | - |
| 工房での作業 | ○ | 応相談 |

ピアノは弦をハンマーで打ち発音します。
カナヅチでいうところの先端部分をハンマーヘッドといい、柄の部分の木の棒を「ハンマーシャンク」と言います。
使用される木材は変化が少なく、高い弾力性があるシデやカエデが使われます。
ハンマーシャンクはハンマーヘッドに接着されており打鍵のたびに強い力を受けます。
そのため打弦力や外部からの力により折れてしまったり、過度な湿度により接着剤の膠が緩み打弦時、雑音が発生することがあります。


| 場所 | 実施可否 | 作業時間・納期 |
|---|---|---|
| お客様宅作業 | ○ | 約30分 |
| 工房での作業 | - | - |