【マイスター工房通信】虫食いによる弓の毛切れ
こんにちは!秋葉原店で技術を担当しています渡邉です。
今回は、私たち技術者が毛替でよく見かける〈弓の毛切れ〉についてです。
どこにも引っ掛けていないのに弓の毛が切れていた
長期間押し入れに眠っていた楽器のケースを久しぶりに開けたら毛がバラバラに切れていたなんて事ありませんか?
毛が切れてしまう原因は演奏による毛の消耗、どこかに引っ掛けてしまった、虫食い等があります。
このようにネズミがかじったような跡がある場合は、ケース内に虫本体や虫の抜け殻がある可能性があります。
その虫とは≪カツオブシムシ≫です。
写真を載せたいところですが気分を害される可能性があるので、勇気がある方は検索してみてください(笑)
この場合、新しく毛を張り替えても、虫がいた・または虫がいるケースで保管してしまうと同じ様に切れてしまいます。目を凝らさないと分かりにくいかもしれませんが、今お持ちの弓で毛切れが目立つ場合は、ぜひ切れた断面をじっくり観察してみてください。
記事中に表示価格・販売価格、在庫状況が掲載されている場合、その価格・在庫状況は記事更新時点のものとなります。
店頭での価格表記・税表記・在庫状況と異なる場合がございますので、ご注意下さい。
<技術者=接し難い>というイメージを壊して皆様に身近に感じてもらえるサービスを提供していきます!まずは1歩、お店に足を運んでみませんか?