皆様、こんにちは。
弦楽器技術スタッフの高瀬です。

最近、我が家のフクロモモンガが好戦的です。
毎朝晩ケージ内のフクロモモンガ用飲料水を入れ変えるのですが、新しい水をケージへ入れようとすると、待ちきれないのか私の手に乗った状態で水を飲み始めます。
そして飲みながら水を手ですくい、私の顔面めがけて全力で投げてきます。
何か不満があるのでしょうか。

本日は

  • 毛替え
  • ケース修理
  • 駒交換

を行わせていただきました。
楽器をお預けいただき、ありがとうございます。

今回はヴァイオリンケースの修理事例について、短くご紹介させて頂きます。

ヴァイオリンケースの持ち手加工

加工前の状態

まず、加工前の楽器ケースの持ち手をご覧ください。

一見すると問題は無さそうですが…
こちらのケース持ち手は、少々特殊な素材を使用しています。

シリコン系でしょうか?初期の頃は柔らかくて触り心地も良かったはずですが、今では表面が溶けているかのようにペトぺトしています。

手が当たる部位は抉れてしまっていますね。
持ち主の方からは「楽器ケースの持ち手がペトぺトするからどうにかしたい…」
とご相談を受けていまして、当初の予定では

  • 革を巻いて持ち手を保護する
  • シリコン状の素材を外し、スポンジ素材に変える

などを考えていたのですが、先日偶然手に入れた畳縁(たたみべり)を試してみたところ、大変おしゃれな結果になりました。
是非ご覧ください。

畳縁で持ち手を加工

いかがでしょうか。
個人的には激渋な見た目になったので大変満足しています。
見た目も良いですが、素材がしっかりしているので持ち手部の保護にも向いています。
加えてこの畳縁、柄の種類が大変豊富なので、飽きたら別の柄に変更することも出来ます。

おまけ

実はこのケース、別の箇所の持ち手も劣化していました。

…ので、どうせなのでこちらも加工してしまいましょう。
(統一感は大事です)

革製の持ち手に変更し、上から先ほどと同じ畳縁を巻き付けました。
渋いです。

皆様がお持ちのケース持ち手部も、当工房では今回のような加工が行えます。
劣化していなくても、ケースのイメージチェンジを行いたい場合にも良いと思いますので、気になる方は是非ご相談ください!

(ケースの種類によってはお断りさせていただく場合がございます)

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この記事を書いたスタッフ

マークイズ福岡ももち店高瀬

弦楽器技術者の高瀬です。楽器の調子が悪い、音をもっと良くしたいと思いましたら、ぜひご来店ください。皆さまをお待ちしています!

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