ADAT(エーダット)は、米ALESIS社が開発したデジタルオーディオ転送技術、および製品名。
もともとS-VHSテープに8トラックのデジタル録音を可能にしたMTR(ADAT:ALESIS DIGITAL AUDIO TAPE)であったが(後にハードディスク)、転送技術「ADAT Optical Interface」としてのインターフェース名が現在も使用されている。インターフェースとしての表記の場合、前述のハードウエア機器と区別するため「adat optical」などとされる。
ケーブル、端子はTOS-Link(光ファイバー用コネクタの規格の一つ)のものが使用され、24bit/48kHzの信号を8チャンネル伝送できる。 S/MUX規格では24bit/96kHzの信号を扱うことができる。
TOS-Linkケーブル端子の一種
例)Steinberg UR824の場合、2系統のADAT端子を装備している。その場合24bitで、
- 48kHz:8ch ×2系統:16in16out
- 96kHz:4ch ×2系統:8in8out
- 192kHz:2ch ×2系統:4in4out
の伝送が可能。
【関連語句】
MADI
Dante
AES/EBU
S/PDIF