フランスのArturiaより新たなシンセサイザーAstroLab 37が発表されました。(記事公開時点で国内発売は未定です)
Arturia AstroLab37はV-Collectionシリーズなどでも知られる同社の44以上の楽器エンジンと約1,800以上のプリセットと、37鍵盤仕様のスリムキー&アフタータッチ対応のキーベッドを備え、また豊富な内蔵エフェクトや演奏や楽曲制作をサポートするアルペジエイターやコード/スケール機能を搭載した万能ステージキーボードです。

既にリリースされ好評を博している61鍵セミウェイトAstroLab61やピアノタッチ88鍵盤モデルのAstroLa88のサウンドや機能はそのままにサイズダウンを図り、楽曲制作用途はもちろん、携帯性に優れライブパフォーマンスにも最適なモデルに仕上がっています。
AstroLab61/88については下記をチェック!
主な特徴
コンパクトなサイズとアフタータッチ対応の37鍵盤スリムキー

Arturia AstroLabの各モデルを並べてみるとこんな感じ。AstroLab37は圧倒的に小さいですね!
重量についても約2kg(AstroLab61は10kg、88は22.2kg)と超軽量ながら、堅牢な筐体と両サイドに木製素材のパネルを採用している点は変わりなく、製品品質も信頼できそうです。
鍵盤は37鍵仕様のスリムキーを採用。アフタータッチにもしっかり対応、ボックス型でサイズも同じっぽいのでおそらく同社のMINIFREAKと同種のものではないでしょうか(現時点での個人の見解です)。
一部のボタンが省略、ディスプレイの形状が微妙に異なる、全てのコントロール部分が僅かに小さくなっていたり、キーの上やホイールやコントローラーの周囲に配置されていたLEDが除外されていたりといった変化はありますが、モジュレーションホイール、インストゥルメント(楽器・音色)を選択するボタンやつまみエフェクトを調整するボタン、つまみといった基本の部分はしっかり配置されていますので、問題なく演奏や機能・音色の操作が可能です。
アルペジエイター機能や、どの鍵盤を弾いても選択したスケールの音だけを鳴るようにする「スケール機能」、任意のコードフォームを鍵盤一つで演奏できる「コード機能」など演奏をサポートする機能も充実。AstroLab61/88同様、AstroLab37にも本体内にWi-FiやBluetoothペアリング機能も有しており、Wi-Fi経由で専用アプリとワイアレスで接続してコントロールしたり、Bluetoothオーディオを再生しながら演奏を行うことが可能です!
ちなみにAstroLab61/88には演奏を録音、ループ再生する「MIDI Looper」という機能があったのですが、AstroLab37には非搭載のようです。

多数のサウンドとプリセット

本機種をはじめ、AstroLabシリーズは同社の音源ソフトウェアArturia V CollectionやPigmentsのシンセ・音源エンジンをハードウェア化しており、PC/Macを必要とせずスタンドアロンで演奏することが可能。
Roland Jupiter、JUNO、TB-303やYAMAHA CS-80やDX7、KORG MS-20やMoog、Sequential、Arpといったシンセファンなら知らない人はいない名機を多数モデリングしたV Collectionの音色プリセットや、モーダル、グラニュラー、ウェーブテーブル、サンプル、ハーモニック、バーチャルアナログの6種類の音源方式と、ユーティリティエンジンを搭載した同社の強力なシンセソフトウェアPigmentsの音色プリセットを一部収録しており、その数は実に楽器は44以上、プリセットは1,800以上を収録!

プリセットにはジャンル別はもちろん、有名アーティストのサウンドを模したプリセットなども用意されており、お気に入りやプレイリスト化なども可能で好きなサウンドをすぐに呼び出すことが可能です。

また本機種にはAnalogLab Proというソフトウェアが付属し、音色やプリセットの管理・準備、本体のアップデートを行うことが出来ます。
また、専用のiOS/Android向けアプリ「AstroLab Connect」というWi-Fi経由で本体とワイアレス接続できるアプリも別途用意されており、こちらからもサウンドや設定のリモート・コントロール、プレイリストの管理、そしてSound Storeでの新しいサウンドの入手が可能!
本体、もしくはソフトウェア上では、プリセットの選択やいくつかの簡単なパラメーターを本体のつまみやボタンを使いエディットを行うのみにとどまりますが、ソフトウェア(別売)のV CollectionやPigmentsを購入すれば、それらのプラグインソフトウェアのサウンドをフルで本体で使用することが可能!!
パソコン・ソフト上で更に細かいパラメーターを好みに編集したり、本体には収録されていない15,000以上の膨大なプリセットをAstroLabへ転送し演奏することが可能です。これは素晴らしい!
AstroLabシリーズとAnalogLabのインテグレーションについては下記動画が参考になると思います!
国内情報詳細は今のところ未定なので、わかり次第徐々に追記していきます。



主な仕様
- 製品の仕様やデザイン、動作環境などは予告なく変更することがあります。
- アフタータッチ対応の37鍵ベロシティセンシティブスリムキーボード
- 11個のサウンドエンジン
- 1800種類以上の内蔵サウンド
※Arturiaソフトウェアを介して10,000以上のサウンドに拡張可能 - 400ピクセルのカラースクリーンとナビゲーションエンコーダ
- 10個のプリセットボタンで素早くサウンドにアクセス
- 素早い編集のための4つのマクロコントロール
- 12のインサートFX
- 専用のディレイ/リバーブを含むFXを制御するための4つの専用ノブ
- MIDI I/O、バランスステレオ出力、バランスマイク/ラインモノ入力
- USB-C接続とUSB-Aホスト
- Bluetoothオーディオ入力とWiFiによるワイヤレス制御
- アルペジエーター、コード、スケールモード
- *デバイス上でのマルチインストゥルメント編集と作成はAstroLab37では利用できません。
同梱品
- 登録カード
- USBケーブル(C/A)
- 電源
サイズと重量
- サイズ(mm):59 x 515 x 214 mm
- サイズ(インチ):2.32 x 20.28 x 8.43インチ
- 重量(kg):1.95 kg
- 重量(ポンド):4.30ポンド
発売日
未定
販売価格・ご購入はこちら
- 価格は予告なく変更となる場合がございます。実際の販売価格はオンラインストアの表示価格および最寄りの店舗でご確認ください。
| 品名 | 販売価格 |
|---|---|
| 品名 Arturia AstroLab 37 | 未定 |
この記事を書いた人

名古屋パルコ店 シンセサイザー / DTM / DJ 担当 立浦(たてうら)
シンセサイザー、DTM、DJ等デジタル機材の事ならお任せください!逆に子育ての事、教えて下さい!





