SOMA Lyra-4 | 有機的な音表現を楽しむ小型シンセサイザー

投稿日 2025年4月8日
カテゴリー新製品ニュース
タグデジタルシンセ

SOMA Laboratory が、金属タッチセンサーを搭載し有機的なサウンド表現を実現するオーガニック・ドローン・シンセサイザー「Lyra-4」を発表しました。カラーラインナップはブラックとホワイトの2機種になります。

注目ポイント

金属製タッチセンサーで演奏者の状態や環境に応じサウンドが変化するシンセ
HYPER LFOとMOD DELAYによる独自モジュレーション機能を搭載
コンパクト設計で持ち運びに最適、LYRA-8譲りの音作り

Lyra-4

Lyra-4は4つのボイスを持つコンパクトなオーガニック・ドローン・シンセサイザーです。金属製タッチセンサーを使った演奏方法により、使用者のコンディションや環境の変化がサウンドに反映されるのが特徴です。上位機種「LYRA-8」譲りの独創的な音設計を小型ボディで携帯性高く仕上げ、多彩な音作りが可能です。

有機的な演奏体験を提供する金属製タッチセンサー

Lyra-4には、各ボイスに金属製タッチセンサーが搭載されています。従来のキーボードではなく、金属センサー部分を触れることで音を出し、演奏者の体調や精神状態、環境の湿度に応じてサウンドがリアルタイムで変化します。この珍しい演奏スタイルは、感覚的かつ実験的な音楽表現を可能にします。また、「FAST」スイッチでエンベロープの動作速度を変えられるため、演奏スタイルに合わせた音の変化を調整することが可能。1台のシンセサイザーでありながら不思議なサウンドメイクを実現します。

独特の音源構成とFMシンセモード

Lyra-4は、独自の音源設計として「ボイス」と呼ばれる4つのジェネレーターを採用しています。伝統的な減算方式シンセサイザーとは異なる音作りのアプローチを取り、設計思想は古い電気オルガンのトーン・ジェネレーターを彷彿とさせるものです。このため、VCO（Voltage Controlled Oscillator）ではなく、「ボイス」という表現が使われています。

4つのボイスは、それぞれ2つずつのペアに分かれ、ツリー状の構造を形成しています。また、ボイスは「エレクトリック・オルガン・モード」や「FMシンセシス・モード」といった異なるモードで機能し、多彩な音色をコントロールすることが可能です。さらに、各チャンネルには専用のTUNEノブが搭載されており、複雑な音響効果を直感的に操作することができます。

革新的なモジュレーションと独自のエフェクト機能

LYRA-4では、HYPER LFOやMOD DELAYなどのユニークなモジュレーション機能を搭載しています。HYPER LFOは、異なる2つのLFOの周波数を加算あるいは乗算して組み合わせることによって、ユニークな低周波の波形を生成。MOD DELAYをモジュレートすることで、新しい音響表現を生み出します。MOD DELAYは自己発振機能を持ち、また、外部を含む様々なソースからディレイタイムを変調することで幅広い空間を創出します。さらにディレイの後、チェーンの最後のディストーション機能はドライブやミックスの量を変更することでドラマチックな表現を加えます。

小型設計ながら妥協のない出音

Lyra-4は、LYRA-8（下記の製品）の持つパワフルなサウンドデザインを継承しつつ、携帯性を重視したコンパクトなボディに収められています。耐久性ある頑丈な構造に加え、ライブパフォーマンスやスタジオレコーディングなど、あらゆる場面で信頼できる出力ダイナミクスと周波数レスポンスを備えています。

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主な仕様

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最大出力電圧	2V o〜ピーク
Output コネクター	モノラル 6.3 mm TS ジャック
Output 抵抗	10 kΩ
CV DELAY	ユニポーラー 0 – 5 V 範囲
CV DELAY コネクター	6.3 mm TS ジャック
CV VOICES	ユニポーラー 0 – 5 V 範囲
CV VOICES コネクター	6.3mm TS ジャック
電源	+12V 0.2A センタープラス
消費電力	1.2W
ヘッドホン抵抗	6 – 64 Ω
外形寸法	幅: 203mm, 奥行き: 241mm, 高さ: 62mm
重量	1.2Kg
付属品	ACアダプター、日本語マニュアル