Road To New Trick DJ Battle!
前回チャンピオンTOYODA-STYLEがスクラッチをレクチャー!
今年も始まりました、日本一のスクラッチ・ロッカー決定戦『New Trick DJ Battle』
スクラッチの面白さを伝えるのが大会の大きな目的ですので、たくさんの方にスクラッチをやってみて欲しい!ということで、前回のチャンピオンのTOYODA-STYLEさんに、これからスクラッチを始める方向けの入門編ということで、そのやり方をレクチャーして頂きました!
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1 イントロダクション
まず始めに、今回使用する機材紹介とDJスクラッチをするための簡単なDJ機器の説明するイントロ動画です。
冒頭のTOYODA-STYLEさんのスクラッチプレイは必見です!
2 準備
CASIO XW-DJ1でスクラッチをするための準備です。
最初は左手でスクラッチするか、右手でスクラッチするか、迷いますよね~。
利き手がこっちだからレコード操作する手はこっち…という決まりはありません。右利きの方は、クロスフェーダーの操作しやすいという点で「右手がフェーダー/左手でレコード」の方が多いように感じますが、「左手がフェーダー/右手でレコード」の場合はレコード側の操作がしやすくなるため、自分のやりやすい方を選んでください。
私の場合は両方試してみて、左手でレコード右手でフェーダーに落ち着きました。
スクラッチで使用する音源はCASIO MASTER OF TRACKFORMERのダウンロードページからフリーダウンロードで自由に使用することができます。
3 BABY SCRATCH(ベイビースクラッチ)
まずは、ベイビースクラッチのレクチャーから。
赤ちゃんでもできるというところからネーミングされたそうです。スクラッチはやったことが無い方はまずはここから始めてみてください。
4 FORWARD SCRATCH(フォワードスクラッチ)
フォワードは、前に行くときの音だけ出すスクラッチ、逆にいえばレコードを手で戻した際に出るスクラッチ音をクロスフェーダーで消します。
また、スタブの紹介もしています。フォワードは手からレコードを離して音を出すのに対し、スタブはレコードを手でこすりながら前に押してスクラッチ音を出す技です。
- FORWARD SCTRATCH(フォワードスクラッチ)
- STAB(スタブ)
5 TRANSFORMER SCRATCH(トランスフォーマースクラッチ)
クロスフェーダーを刻んで音を出すスクラッチ。
ここから少し難しくなるので、最初はゆっくりから始めてみましょう。
行き帰り4音と、3音のバリエイションを紹介しています。
6 FLARE SCRATCH(フレアスクラッチ)
フレアは、フェーダーのオンから始めオフしさらにオンすることで2回のスクラッチ音出すことができるため、先ほどのトランスフォーマーよりも少ないフェーダー操作で音を刻むことができます。2CLICK FLAREはスローモーションも用意しております。
- 1CLICK FLARE(ワンクリックフレア)
- 2CLICK FLARE(ツークリックフレア)
7 OTHER SCTRATCH(その他のいろんなスクラッチ)
基本となる上記4つのスクラッチをしっかり練習することでスクラッチDJの仲間入りです。
その他にもいろんなスクラッチの種類がございますので、簡単にご紹介いたします。
それぞれ、コツを解説していますので、4つの基本のスクラッチができるようになったら練習してみましょう。
また、最後に今回紹介したスクラッチを使ったTOYODA-STYLEさんによるフリースタイルも必見です。
まとめ
いかがでしたか?
スクラッチに興味のある方は是非このページの動画をじっくりみて、練習してみましょう。
スクラッチにはまだまだ技があります。しかし、世界レベルのかなりカッコ良いパフォーマンスを見ても、意外にここで紹介したスクラッチの技だけで、カッコ良い音が出るように工夫しているケースも多々あります。
入門編といっても、ここに紹介しているスクラッチができるようになったら、あとはセンス次第です。
ぜひ上達したら、島村楽器が開催している日本一のスクラッチ・ロッカー決定戦『New Trick DJ Battle』に参加して、更なる磨きをかけてみてください。
New Trick DJ Battle 2015 地方予選 |
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New Trick DJ Battle 2015 オンライン部門 |
今回使用した機材
WindowsやMacなどのコンピューターに加えiPhoneやiPadに対応するDJコントローラーです。
通常DJを行うにはターンテーブル2台とDJミキサー、スピーカーが必要ですが、こちらは一緒になったオールインワンタイプで、この一台で曲を切り替えながらミックスすることができます。
最大の特徴は7インチの大型プラッターを採用していて、それがアナログレコード・バイナルの溝を再現している点です。あたかもアナログレコードを実際に触っているかのような感覚ですので、スクラッチの練習にもぴったりなコントローラーです。
XW-DJ1 の製品詳細/動作条件はこちら
ダンスミュージックをより気軽に楽しめるガジェット CASIO TRACKFORMER XW-DJ1 XW-PD1
TOYODA-STYLE プロフィール
愛知県豊橋市出身。1996年からDJを始め、愛知県中心にHIP HOP、R&BやTrapなどを中心に選曲し、トリッキーなプレイで現場をロックしている。
スクラッチスキルには定評があり、過去にはHOME MADE家族、カルテットのアルバムにスクラッチで参加。スクラッチの神様DJ Q-BertやD-Stylesともセッション経験がある。
OTAI RECORD主催の全国オンラインスクラッチバトル「UNKNOWN」準優勝2回、2014年には島村楽器主催の全国DJスクラッチバトル「New Trick Dj Battle」の初代チャンピオンに輝き日本一となる。現在自宅でDjスクールを始め、また愛知名古屋で開催されているスクラッチイベント※SKC48で毎回講師を行っており多方面でも活躍中。
Twitter,Instagramアカウント @toyodastyle
※スクラッチ愛好家、スクラッチやDJに興味の有る人達のイベント。名古屋市中区にあるCafe dodoにて定期的に開催中。スクールやSKC48の情報は上記TwitterアカウントにDM下さい。
DJ.デジタル楽器アドバイザー 萩尾(はぎお)
2001年のDMCのビデオ映像に衝撃を受け、バトルDJを志す。
その後すぐDJバトルを企画し、10年以上定期的にDJバトルをプロデュース。
現在もいろんな大会を企画しています。DJ機材に関して日々追求を続けておりますので、DJ機材に関することなら何でもご相談ください。
DJスクラッチの技術力を競い合い日本一を決める”スクラッチ”オンリーのDJバトルです。
「スクラッチ音を3音以上使用する」というルールのもと、全国各地で予選を行い、地方予選を勝ち抜いたDJが本選「New Trick DJ Battle JAPAN FINAL」で対決いたします。