【バスクラリネット】バスクラのよくあるトラブル解説①組み立て編
みなさん、こんにちは!バスクラ吹きのゴードです。
夏休みはいかがでしたか?私は実家で体重を増やしてきました!(にっこり
今回は「バスクラのよくあるトラブル解説①組み立て編」です。
意外とちゃんと教わることがないバスクラ。ネットで調べてもよく分からないことも多いですよね。
そんなバスクラ吹きの悩みに技術者視点でお答えしたいと思います。
よくあるトラブルランキング(個人的)1位 組み立てトラブル

バスクラリネットは、クラリネットと同じ5つに分かれます。
でもジョイントをまたがるキィがあるので、組み立てを失敗すると音が出なくなることも。
ですが、バスクラの組み立て方って教わったことありますか?(私はないです)
クラリネットと同じでしょって思いますけど、違いますよね。
リペアマン視点で、組み立てについてご説明します!
※ジョイントのコルクが固くて組み立てにくい時は、どんどん技術者に相談してくださいね!
グリスもたっぷり使ってOKです。
使用後はグリスを拭き取ってからケースにしまうと、楽器がベタベタになりません。(オススメ)
そもそも。組み立てる時にどこを持てばいいの?
上下管の組み立ての時
上管の中指(赤矢印)のキィを押して、オレンジ丸のキィが下管のキィとぶつからないようにします。
こうしないと、下管のキィとぶつかってコルクが取れ音が出にくくなります。

下管は下の写真の「ここを持たない」の場所を避け、長いキィのできるだけ柱付近を持ちます。
「ここを持たない」のキィを持つと、上管のキィとぶつかり調整が崩れます。

ベルの組み立て
ベルのタンポを押さえるような形で持ちます。
下管の持つ位置は、上下組み立ての時の下管と同じ位置です。

ネックの組み立て
ネックの先(マウスピース側)ではなく、キィに近い所を持ちます。
マウスピース側を持ってしまうと、ネックが曲がる原因になります。
(丈夫なのでそう簡単には曲がりませんが、おすすめしません)

上下組み立て どこに合わせたらいいの?問題

バスクラの上下管には2つのキィがまたがっています。(B♭クラと同じ1つのみの場合もあります)
上写真の①②の2つです。この2つのキィの、どちらの位置に合わせたらいいのって思いますよね。
両方合えばいいんですが、あわないこともあるので…。
そしてこの組み立てが上手くいかないと、替え指や下管の音の鳴りにくさ、レジスターの吹きにくさが起こります。
(ちなみに、上下管にまたがるキィが1つの場合はB♭クラと同じように組み立ててOKです)
一番シンプルな方法は、下の写真の赤線側に合わせるやり方。
メーカー別でご説明しますので、ご覧ください。
ヤマハ系(2本のキィが横並び)の組み立て位置
上下2本のキィが横並びになっているパターンの場合

2本ある上下にまたがるキィの赤線側に合わせて組み立てます

ビュッフェ・クランポン/セルマー系(2本のキィが離れている)の組み立て位置
2本のキィが離れているいるパターンの場合


2本ある上下にまたがるキィのうち、赤線側に合わせて組み立てます

ベル位置 ここでいいの?問題
指掛けから真っすぐ下に辿っていくと、エンドピンを差す部分がくるように組み立てます。
失敗すると最低音が吹きにくくなります。

重要! ネックの組み立て
ネックの位置はレジスター音に関わる重要な場所です。
ネックのタンポとレジスターキィが真っすぐになるように組み立てます。


大事! ネックのアソビ
ネックのキィと、上管の組み合わさるキィの間に1・2ミリ程度隙間があります。
このアソビ(隙間)が無いと、ネックのキィが開きっぱなしになり低音がでなくなります。
アソビ(隙間)が無くならないようにご注意ください。


まとめ
今回はバスクラのよくあるトラブル解説①組み立て編でした!
大きな楽器で大変かと思いますが、落ち着いて組み立ててください。
ジョイントのコルクが固くて組み立てにくい時は、どんどん技術者に相談してくださいね!(2回目)また次回もお楽しみに。
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「神戸」と書いて「ゴウド」と読みます。バスクラ吹きです!中低音楽器の修理が集まりやすい特殊体質(?)。今日も笑顔で修理しています!