こんにちは!

管リペアセンターがある千葉県は梅雨入りをしていますが、じめじめしている日が思ったよりも少ないと感じている・・・富田です。

雨が降った次の日が快晴の時の蒸し暑さと、雨が降っている時のヒンヤリ感のギャップが梅雨の良さとも言えるのか・・・う~ん。

パームキイとは?コルクとは?

さて、本題に入ります。

まずパームキイは左手の涙型の3つ並んだキイです。ハイキイ(High Key)と言ったりもします。

このパームキイに「黒いゴム」が付いているのを見かけた事があると思います。

このゴムは「パームキイライザー」というアイテムです。

人それぞれ手の形や大きさが違うので、「パームキイが操作しにくい」という悩みを解決してくれるお助けアイテムです。

ゴム製の物が主流ですが、時々「コルク」がついているのを見たことはありませんか?

あのコルクは売っていません!さて、どうやって取り付けられたものなのか・・・。

島村楽器では技術者が依頼を受け、修理や調整の中で取り付けを行います。

今回は天然コルクを使用したパームキイコルク整形の過程をご紹介いたします。

パームキイに付けているゴムをコルクにしたい!

ゴムの肌触りがあまり好みではない、黒いゴムが楽器と色合いがマッチしない等、ご依頼内容は様々です。

今回は「ゴムと同じ高さで取付をお願いしたい」とのことで、キイの場所とコルクの高さを様々な角度からしっかり確認します。


場所・高さの確認を行い、コルクを取り付けます

普段フルートのトリルキイコルク成形(ブロックコルクの変身)で使用するブロックコルクを当てみましたが、長さが足りない・・・。

赤線が本来取り付けたい範囲で、青線がブロックコルクの長さです。

少し足りないですが、この長さが大切なんです!

なのでブロックコルクを作る所から始めます!

きちんと接着されていないと使用中に剥がれてしまったりするので、それぞれをしっかり貼り付ける為に圧締し、一晩寝かせます。

キイの表面と密着する様にコルクを削り、さらに一晩寝かせます。

コルク整形

いよいよ形を整えていきます。

接着がきちんとできていないとコルクが剥がれ、二晩が水の泡に・・・。

高さ、形をよく確認しながら少しずつ整えていきます。

高さが足りなくなった時点で やり直しです。 

削ったものは戻りません・・・。

良く手に当たる所なので、表面のザラツキも取り除く事を計算していきます。

慎重に、少しずつ、表面を滑らかに整えながら、紙やすりで削っていきます。

いい感じです

完成!

あの四角いコルクが、きれいな形に!!!

滑らかさをお伝え出来ないのが心苦しい・・・。


高さもバッチリです!

思い描いていた良い形が出来ると、私たちも感動と達成感が・・・!!!

もし取付をご希望の際はキイの場所、具体的な高さを明記の上ご依頼ください。

もしくは管楽器のリペアマンがいるお近くの店舗までご来店下さい。

一緒にお話ししながら、ベストな高さを探していきましょう!

修理・調整代

今回の修理・調整内容は「パームキイコルク取付 1ヶ所」です。

修理・調整代 1,479円(税込・送料別)/1ヶ所

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この記事を書いたスタッフ

管リペアセンター富田

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