へこみ直しシリーズ~トロンボーン抜差管口歪み編~
こんにちは!杉浦です!
恒例のへこみ直しシリーズです!
(困った時のへこみ直しシリーズ)
(へこみ直しのストックが多すぎる)
(むしろへこみ直ししかない)
前回までのシリーズはこちら↓↓↓
何が起こったのか…
まずはこちらをご覧下さい。
影のさし方が妙に哀愁漂う
トロンボーンです。
ですが、
主管と呼ばれる音程調整の管がありません。
どうしたかというと…
なんとーーー!!
差込口が丸くない!!歪んでます。
これでは差し込めません。
何が起こったのか…
お客様に話を聞いてみると
「吹っ飛ばしました…( ´•̥̥̥ω•̥̥̥`)」
「まさかこんなことになるなんて…」
えぇ、そうですよね。
心中お察しいたします。
何が起こったのか…Again
しかし、この話には続きがありました。
「実はこっちも…」
とのことで、本体側にも目を向けると…
主管が差し込まれるこの2ヶ所も
太い方↓↓↓
細い方↓↓↓
本体側も歪んでいるジャマイカ!
一体何が起こったのか…
いや、でも、お客様落ち込みすぎて
もう聞くに聞けない…
杉「だ、だ、だ、大丈夫です!!!
わ、わ、わ、私が頑張れば
直るから、ど、ど、ど、どうか
泣かないで( ´•̥̥̥ω•̥̥̥`)」
お客様と共に涙を流すこと数十分。
直してみせるぜ!!!
ということで、直します!
なんせこのままでは、抜差管が差し込めず
音が出せないのはもちろん
ケースに収納できないのです!
頑張っちゃうぞ~!!!!
※どんな修理もいつでも全力ですよ!!
主管だけでなく本体側も歪んでいるので
手を加えたいのですが、ロータリーがありますね。
その他、レバー・別の抜差管もついています。
このままでは重くて作業しにくいです。
ということは、アレです。
\\\\\ ぶ ん か い //////
ありがとうございます。
皆さんの応援のおかげで
無事に分解出来ました。
これで心おきなく作業できる!
へこみに負けぬようテンション上げながら!
でも頭は冷静に。
作業するとこうなります。
歪み修正完成
まずは抜差管↓↓↓
ちゃんと丸くなってるぞ!!!!
キレイになったなぁ…
こちらは本体の太い方↓↓↓
金属をハンマーで叩くので
叩きだしの跡は少々残りますが…
良い!丸い!
キレイになったなぁ…(2回目)
本体の細い方も↓↓↓
こっちも丸いです~良かった~
キレイだ…(何度でも感動する)
これで「1本ずつなら」
抜き差し出来るようになりました!
どういことだ?
口歪みだけではないのだ
先程の口歪みは無事、丸くなり
「1本ずつ」抜き差し出来るようになりました。
ですが、これだけでは組み立て出来ません。
実は相当強い衝撃だったので
先端の歪みだけでなく、主管・本体側共に
ハの字に変形してピッチ(幅)がずれていました。
ハの字になった管の調整は
スライド調整でもありましたね↓↓↓
スライドはスライドしていますか
いや~、一見分かりにくいけど
色んな場所に影響が出るんですね~。
ですので、このピッチを平行にして
真っ直ぐ差し込めるよう作業します。
※ここでいう「ピッチ」とは音程ではなく
幅のことを指します。
ピッチ調整も無事に終え
分解したロータリーや抜差管を組み立て
主管を入れてみると…
おっしゃ!無事に入った!!!
直りました~!!!
作業してる間に日が沈んだので
哀愁漂う影もなくなりました。
アクシデントは大体まさか
あっと驚くまさかのアクシデントは
思いもかけず突然やってきます。
そんな時は慌てずに落ち着いて
修理にお預け下さい!
今回の修理は
- 抜差管と本体の差込口歪み修正
- 抜差管と本体のピッチ(幅)調整
- ロータリー調整
です。
修理・調整代 | 税込9,700円(パーツ代・送料別) |
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※歪み具合や修正箇所の数により
金額は変動します。
※パーツ代は品番により異なります。
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中高6年間をトランペットとコルネットの二刀流で部活漬けの毎日を過ごしてきました!全国の皆様からのご依頼、心よりお待ちしております!