こんにちは!
Wind&Repairの杉浦です!
こちらの記事は、使わずにしまっている楽器にも気を使ってあげよう!
という内容でしたね!
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楽器にも発生します!
今回は、皆さんが現在進行形で使っている楽器について、お話したいと思います!
この時期は特に要注意ですよ~!
梅雨のジメジメ、楽器もイヤイヤ
さて、今年も全国各地で続々と、梅雨入りしていますね。
Wind&Repairがある関東地方もお天気予報は、雨、雨、雨...ひたすら雨。
この時期に気になってくるのが湿気です。
ジメジメしますし、ベタベタしますし、おまけにニオイまで...
それは楽器も同じです。
多湿な状況は不快に感じ、楽器にも影響がでることがあります。
特に!演奏すると水分が出ますので、きちんとお手入れができていないと、楽器が傷んでしまいます。
セルフチェック!当てはまりますか?
もちろん、楽器は喋れませんので声を上げて
「ジメジメしてるよ~!嫌だよ~!」とは言いません。
しかし、楽器の不調に気付けるサインがあります!
ぜひご自身の楽器をチェックしてみましょう!
①タンポがベタベタする・キィがはりつく感じがある
木管楽器の皆さんで、タンポのベタつきを感じている方は多いのではないでしょうか?
全てが湿気のせいではありませんが、タンポが湿気を吸いすぎると可能性が高くなります。
②緑青(ろくしょう)
こちらは木管だけでなく、金管楽器の皆さんにも当てはまります。
よく見ると、緑色の何かが付いているのわかりますか?
これが緑青(ろくしょう)です。
カビのように見えますが、こちらはサビです。
金属の成分と水分や塩分(手汗)などが反応して発生します。
ですので、水分が溜まりやすい内側だけでなく、手で触れる場所も緑色になっているかもしれません。
また、木管楽器でも手が触れる部分や、タンポ自体に付着することもありますよ。
こちらは、フルートのキィの裏側です。
分解したら発見しました。
サビ
これは気が付きやすいですね。
赤茶色いものから、黒っぽいものまで様々です。
先程の写真、緑青の横に赤いサビもついていました。
長らくお水が付いていたと思われます。
カビ
カビは前回のブログでも見ましたね。
偶然にも、クラリネットの木部に発生したカビを見つけました。
このレベルまでくると、大半の方の楽器はカビ臭く感じます。
また、湿気がケースに内にこもるので、ケース自体も白くなっていたり、ニオイがついているかもしれません。
湿気が60%を超えると、カビ菌の活動が活発になります。
以前、テストで練習をお休みしていた学生さんがたった1週間でカビだらけになっていた!
という方もいらっしゃいました。
悲しい...。
1つでも当てはまったら...
以上4つの中で、ご自身の楽器に当てはまるものはありましたか?
該当項目0だったあなた!
素晴らしいです!!!!
日頃から楽器を良く観察して丁寧に扱われていますね♪
これからもこの調子でいきましょう!
該当項目1つ以上だったあなた!
楽器に負担がかかっている可能性があります。
管楽器は口をつけて演奏しますので、キレイにしておきたいですよね。
上記のタンポのベタつき・緑青・サビ・カビ。
これらの共通点は水分や湿気です!!
想像以上に大敵となりますので、管体の内側・外側共にしっかりと除去できるよう、普段のお手入れを見直してみましょう!
お手入れに関しては、次回の記事でたっぷりとご説明しますね!
キレイな楽器で張り切って練習しよう!
楽器がキレイならば、梅雨時期でも少しだけ気分が上がりますよね♪
夏に向けて沢山練習される方も多いと思いますので、今のうちに正しいお手入れを覚えてしまいましょう!
※修理費用は同じ症例でも楽器の種類や形状・仕様によって異なる場合があります。
ご不明な点はお近くの島村楽器にぜひともご相談ください。
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