図解でわかる!~エンドピンジャックの仕組み編~
エレアコを愛用されている方にとって、エンドピンジャックがグラグラと動いてしまう、という症状は、"あるある"なトラブルですよね?
そんな時、パーツの仕組みさえ知っていれば自分で直せるかもしれません。

見えていないけど…
ボディの内側にも何やら突起がありますね。
表から見えているのはエンドピンジャックのほんの一部分なんです。

そしてこのジャック実は細かなパーツの集合体。
分解すると、こんなに細かい!

ボディの外側に出ている部分
エンドピンの役割をしているパーツ以外も存在しています。

ボディの内側に取り付けられている部分
更に細かいです。

エンドピンジャックの本体は…
意外とシンプル。

どうやって、くっついてる?
「なんだか円形のパーツが多いな、」という印象を持たれた方も多いのではないでしょうか
実はこのエンドピンジャック、ネジや接着剤で固定されている訳では無いのです。
写真だとわかりづらいので、図に起こしてみましょう。
まずは全体像

ジャック本体が透けて見えるようにすると、こんな感じでしょうか

先ほどの分解画像に番号を振ってみました。

これを図に当てはめてみると…

この①~⑦のパーツ(ナットやワッシャーと呼称されるもの)がボディ材を挟むように締め込まれることで、エンドピンジャックは固定されています。

よくあるトラブル
冒頭でお話した「エンドピンジャックがグラグラと動いてしまう、という症状」は固定パーツの締め込みがシールドの着脱で徐々にゆるむことで発生します。
しっかり固定されている状態では次の写真と図のようになっています。


固定パーツがゆるんでしまうと・・・


これがどういう状態かというと

ボディと固定パーツの間に空間が出来てしまい不安定な状態に。
これがグラグラの原因でした!
固定パーツの増し締めによって解決しますが、ボディの内側と外側、両方に締め込むパーツがあります。
内外をバランスよく締め込み直してあげる事がポイントになります。
たまにあるのが、こんな状態
一見すると、しっかり固定されているように見えますが…

実はコレ、内側の固定パーツを締め込み過ぎです。どういうことか、というと…

ゆるみが出た際、内側ばかりを締め込んでしまった状態です。
ジャック本体のボディ外側に出ている部分の露出量が極端に少なくなっています。
では、これによってどんな不都合が生じるでしょう…
なんと、シールドが奥まで入らなくなります。
シールドのケース(根本)がジャックのカバー(①のエンドピンの役割をしている部分)に干渉してしまい、端子(先端)が部分が奥に届かない、という状況。


図のような状態だと、シールドが抜けやすかったり、アンプ出力が不安定になったり、ノイズが出たり、とトラブルに繋がりやすくなります。
エンドピンジャックを再固定した際は、シールドが"カチッ"と奥まで入る感覚があるか、確認するようにしましょう。

もし、奥まで入る感覚がわからない、という時は試しにカバー部分を外した状態でシールドを挿してみましょう。

自力では難しそう、やってみたけど上手くいかない、という方はお気軽にお問い合わせください。
おまけ
各部名称はこんな感じです

①ジャックカバー(エンドピン部分)
②⑥六角ナット
③④平ワッシャー(平座金)
⑤菊ワッシャー(菊座金)
⑦端子カバー※無い仕様の製品もあります

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ご不明な点はお近くの島村楽器にぜひともご相談ください。
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