※本記事は、銀座十字屋様より機材提供を受け、協力のもと作成しています。
UNION AUDIOのロータリーミキサーが、いよいよ日本で発売開始します!
福岡地区で開催されたロータリーミキサーフェアの際に、いち早くデモ機をお借りできましたので、ご紹介いたします。
Union Audioとは?

Union Audio (ユニオンオーディオ) は、伝説的なDJミキサーデザイナーであるアンディ・リグビー=ジョーンズによって設立された、ハンドメイドのアナログオーディオ設計会社です。
クラブ、プロDJ、ライブ・プロデューサーの現場を想定した、妥協のないアナログ・ミキサー設計と製品づくりを特徴とし、PLAYdifferentlyやMasterSounds Audioなどとの協業を経て、現在は自社製品ラインを展開しています。
Union Audio ラインナップのご紹介
orbit LE シリーズ
orbit.LEシリーズは、卓越した音質と堅牢な構造を兼ね備えつつ、同社ラインナップの中では比較的リーズナブルな価格で購入できる、素晴らしいロータリーミキサーです。
2ch仕様の「orbit.2 LE」と、4ch仕様の「orbit.4 LE」があります。
各CHにはEQを搭載せず、代わりにハイパスフィルターを搭載しています。
チャンネルごとのEQがない点は好みが分かれそうですが、ロータリーミキサーにはあまり搭載されていないフィルターが内蔵されているのは、かなりうれしいポイントですね。
さらに、マスター部には3バンドアイソレーターやVUメーターも搭載されています。
この価格でこのクオリティはすごい!
これは人気になるな、と感じました。


orbit LE fx シリーズ
orbit LE fxシリーズは、orbit.LEシリーズにエフェクターを追加し、さらにアイソレーターにSubを加えた4バンドアイソレーター仕様のシリーズです。
orbit.LEシリーズも良いんですが、このエフェクターがかなり面白いので、個人的にはこのorbit LE fxシリーズが一番人気の機種になるんじゃないか? と予想しています。
また、マスターアイソレーターにサブウーファー帯域用のSubが追加されたことで、従来とは違った音作りも楽しめそうです。


LE fx
LE fxは、orbit LE fxシリーズのエフェクター部分のみを独立させたモデルです。


Valve シリーズ
valveシリーズは、MasterSounds Audioブランド時代の人気機種「Radius valve」シリーズの流れを汲むモデルと思われます。
真空管を搭載しているのが特徴ですが、Innofader製のクロスフェーダーも搭載しており、幅広いジャンルで使用できます。
Allen & HeathのXoneシリーズにも通じる、すっきりとしたきれいなサウンドに、真空管ならではの良さを組み込んだ、かなり魅力的なミキサーという印象です。
個人的には、かなり完成度の高い1台だと感じました!
音質にこだわりたい方には、orbit.LEシリーズよりこちらの方がオススメです。
詳細は後半で記載しています。


orbit.6
こちらもorbitですが、LEではない、最強のorbitシリーズです。
ディスクリート回路と真空管を搭載した、Union Audioのフラッグシップミキサーがこちらです。
ディスクリートとは、すべてのコンポーネントが1枚のシリコンウェハー上にエッチングされた集積回路、いわゆるICとは異なり、個別の部品を組み合わせて構成された回路を指します。
専用に設計されたディスクリート・オーディオ・オペアンプは、シリコンウェハーの制約に縛られることなく、最高のオーディオパフォーマンスを得るために、各部品を個別に選定することが可能です。
音質についてですが、残念ながらこちらの機種はデモ機が間に合わず、今回は試聴できていないため評価は控えます。
ただ、仕様面から見てもかなり期待できるモデルです。
個人的には、これの2ch、4chバージョンを作ってほしい!!!


elara シリーズ
elaraシリーズは、Union AudioのロータリーではないタイプのDJミキサーです。
シンプルな構成にマスターアイソレーターを搭載した「elara.4 Mk2」と、Allen & HeathのXoneシリーズに似た構成の「elara.6」があります。
elara.6は、ロータリーフェーダーのタイプも選べます。



DJ HAGI注目のロータリーミキサー実機チェック
orbit.4 LE fx
やはり、一番人気になりそうだと感じたのが、こちらの「orbit.4 LE fx」です。
音質は、比較的リーズナブルな価格ながら、すっきり聴きやすく、抜けの良いサウンド。
それでいて、解像度と密度も高く、少し温かみのある音質です。
Allen & HeathのXoneシリーズを手がけた、アンディ・リグビー=ジョーンズさんのブランドらしい音質だなと感じました。
さらに、各CHにフィルターが搭載され、エフェクターもかなり遊べるものばかり。
アイソレーターにはサブウーファー帯域のSubが追加されており、超低音域の操作も可能です。
このSubはバイパスも可能です。
このフィルター、エフェクター、Subで小一時間楽しめました。
いろいろな音作りができて、かなり遊べるミキサーです。
AlphaThetaのeuphoniaに近いイメージですね。




比較的リーズナブルな他のロータリーミキサーとも比較してみましたが、今回聴いた中では、音のバランスはorbit.LEシリーズが一番好印象でした。
バランスがとても良く、どんなジャンルにも使える印象でした。
より温かみのあるサウンドが好みなら「WARM2」、より抜けの良さを求めるなら「CI-SQUARE」、という選び方になるかと思います。

four.valve
four.valveについては、音を聴く前は「真空管サウンドでウォームでぶっとい方向に極振りした音」をイメージしていました。
しかし実際に聴いてみると、ベースとなるのはAllen & Heath系のサウンドで、想像していた印象とは大きく違っていました。
そのサウンドに、真空管特有の厚みや温かみが加わったような音で、全体として音の一体感が出ている印象です。
とはいえ、真空管搭載と考えると、かなりすっきりした音だな〜という印象もありました。
後日、別のスタッフに聞いたところ、最初は同じような印象だったものの、長時間音を出していると、より真空管っぽい柔らかい音になった気がするとのことでした。
こういうところは、真空管機材ならではの面白さなのかもしれませんね。




筐体の隙間から、うっすら真空管の光が漏れてくるのもすごく良いです。
写真を撮った時は明るかったので分かりにくかったのですが、クラブなどの暗い場所で使うと、より映えそうですね。


E&S DJR400、Alpha Recording System MODEL1100、AlphaTheta euphoniaなど、高額帯のロータリーミキサーとも比較してみました。
真空管内蔵モデルですが、一番すっきりと抜けの良い音がするのがfour.valveという印象です。
それでいて、真空管の温かみも感じられるバランスの良さが印象的でした。
こちらはかなり好みが分かれそうですし、印象も人によって違うと思います。
音質面で見ると、より解像度の高い温かさ・心地よさを求めるなら「DJR400」。
よりパンチの効いたサウンドが良ければ「MODEL1100」や「MODEL9100」。
タイトで太めの音を求めるなら「euphonia」という印象です。

発売日
2026年5月26日
本記事でご紹介した商品
| 品名 | 販売価格 | リンク |
|---|---|---|
| orbit.2 LE JANコード:5061054540336 | ¥154,000(税込) | オンラインストアで探す |
| orbit.4 LE JANコード:5061054540343 | ¥198,000(税込) | オンラインストアで探す |
| orbit.2 LE fx JANコード:5061054540145 | ¥176,000(税込) | オンラインストアで探す |
| orbit.4 LE fx JANコード:5061054540152 | ¥209,000(税込) | オンラインストアで探す |
| LE fx JANコード:5061054540473 | ¥77,000(税込) | オンラインストアで探す |
| two.valve rotary Mixer JANコード:5061054540190 | ¥286,000(税込) | オンラインストアで探す |
| four.valve rotary Mixer JANコード:5061054540206 | ¥385,000(税込) | オンラインストアで探す |
| orbit.6 JANコード:5061054540237 | ¥1,045,000(税込) | この商品について相談する |
| elara.4 MK2 JANコード:5061054540480 | ¥308,000(税込) | この商品について相談する |
| elara.6 Rotary Mixer JANコード:5061054540121 | ¥517,000(税込) | この商品について相談する |
| elara.6 Linear Mixer JANコード:5061054540138 | ¥517,000(税込) | この商品について相談する |
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この記事を書いた人

三宮オーパ店 DJ.デジタル楽器アドバイザー 萩尾(はぎお)
DJ HAGI a.k.a DRAGON
2001年のDMCのビデオ映像に衝撃を受け、バトルDJに憧れる。その後すぐにDJバトルを企画し、10年以上定期的に草DJバトルをプロデュース。機器のチューンナップや修理が趣味。




