DAWユーザー必見!小型モニタースピーカーを使うメリットとは?

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DAWユーザー必見!小型モニタースピーカーを使うメリットとは?

記事中に掲載されている価格・税表記および仕様等は予告なく変更することがあります。



こんにちは、津田沼パルコ店 Digilandスタッフ・伊藤です。
今回は私 伊藤が小型モニタースピーカーを使うメリットについて、考えていきたいと思います。


DAWソフトで作曲や録音・編集を行う際、揃えておきたいアイテムと言えば当然「DAWソフト」そして「オーディオインターフェース」「マイク」「ヘッドホン」「モニタースピーカー」ですよね!
私が普段お店でお客様とお話をしていて思う事がありまして、DAWを始めたいという方の多くは「DAWソフト」と「オーディオインターフェース」「ヘッドホン」更に用途に寄っての「マイク」は割と抵抗なくご購入頂いているのですが、「モニタースピーカー」のお話をさせて頂くと少し構えられてしまう事が多いんですよね!
そして、その主な理由として挙げられるのが、以下の4つになります。

1.置き場所がない
2.大きい音が出せない
3.ヘッドホンがあれば音の確認が出来るのでスピーカーは無くても良いんじゃないか?
4.予算的に厳しい・・・

この4つの理由ですが、心当たりがある方多いのではないでしょうか?
実際に私もこの理由でモニタースピーカーの導入を躊躇していたので、これは凄く解るんです!
でも、やっぱり願望としてはモニタースピーカーは欲しいところです。
そんな時に、選択肢の一つに加えて頂きたいのが今回ご案内する小型モニタースピーカーです。

では先程挙げたモニタースピーカーを導入し難い要因を元に、小型モニタースピーカーのメリットをご紹介していきます。

1.置き場所が無い

DAWソフトと一緒揃えるスピーカーのイメージは、ウーハーサイズが5インチもしくは7インチの機種が多いのでは無いでしょうか?
実際にDAWコーナー等で展示されているモニタースピーカーの多くは上記のサイズが多いですし、お店の店員さんもこのサイズをオススメする事が多い様に感じます。
こちらページでご案内する「小型モニタースピーカー」とは、ウーハーサイズが5インチ以下のサイズのスピーカーになります。
まずは、ADAM PROFESSIONAL AUDIO / AXシリーズで、単純にサイズ比較をしてみましょう!


左から7インチ・5インチ・3インチです。
こうやって置いてみると、大きさの違いが判り易いですね!
次に、13インチ画面のノートPCの横に置くとどう見えるでしょう?
3インチサイズ


3インチのスピーカーはPCのサイズに対して大き過ぎる事も無く、スッキリしているので場所を取らずに済みそうです!
続いて7インチサイズのスピーカーを置いてみましょう!


やはり7インチのスピーカーは、PCに対して少し大きそうですね。
出来るだけ場所を取りたくない方には、やはり3インチ前後が場所も取らずに丁度良いサイズかもしれませんね。

2.大きい音が出せない

次にボリュームの問題についてです。


「マンションやアパート等の集合住宅」や「隣の家と隣接している」等の事情で、欲しいボリュームを出す事が難しい事は決して珍しくありません。
ですが、普段テレビを見ていてお隣さんから苦情が来る事ってあまり無いですよね?
という事は、普段テレビを見る様なボリュームをスピーカーから音を出す事は問題ない訳です。
音を出す事に問題が無かったとすると、「スピーカーの大小に関わらず、ボリュームを調整すればスピーカー大きさは関係ないんじゃないの?」という疑問も出てきます。
この疑問に関しては、「スピーカーの大きさに合った適正ボリュームを出す」という事を意識する必要があります。
例えば車の場合、「F1カーで時速50kmのスピードで走る」事と「軽自動車で時速50kmのスピードで走る」事は、どちらが車の性能をしっかりと発揮出来ているか?と聞かれたら当然後者になりますよね?
では自分の部屋で気持ち良く聞こえる音の大きさが、「5インチスピーカーでボリュームのツマミを2割しか上げれない音の大きさ」と「3インチスピーカーでボリュームのツマミを6割上げた音の大きさ」が同じだったとします。
その場合どちらのスピーカーがスピーカーの性能を充分に発揮している音かと言われれば、当然後者になります。
ボリューム感で悩まれている場合、全ての方に小型モニタースピーカーを推奨する訳ではありませんが、ボリュームを気にされている方の多くが近隣への音漏れを気にされている方ですので「小さくても良い音が聴きたい」という方には、小型モニタースピーカーをオススメしたいです。
ちなみに、下記の写真の様にスピーカーには音質補正コントロールが可能な機種もあります。
※上から、EVE AUDIO「EASC203」、ADAM「A3X」、FOCAL「CMS40」、GENELEC「8010A」

このコントロールを上手く活用すれば、小さいボリュームでもしっかりとした音作りが可能です。

3.ヘッドホンがあれば音の確認が出来るのでスピーカーは無くても良いんじゃないか?


続いては、「ヘッドホンがあれば音の確認が出来るのでスピーカーは無くても良いんじゃないか?」という理由です。
確かにDAWでの作曲や編集作業は、モニタースピーカーが無くてもヘッドホンで成立してしまう部分はあります。
ですがDAWでのヘッドホン使用というのは、あくまで「細かい音のチェック」という目的が前提としてあります。
ヘッドホンを使用すれば、当然耳のすぐ横で音が鳴っているので1つ1つの音がしっかりと聞こえてきます。
逆に言うと、音がしっかりと聞こえ過ぎていてミックスがし辛くなることも多々あります。
良くある事例ですが、ヘッドホンだけでミックスをした曲をスピーカーで聴いてみると自分が思っていたバランスと違って気持ち悪い事があります。
これはヘッドホンとスピーカーのチューニングの違いもありますが、一番の違いは音源からの距離です。ピアノの音色一つ取っても低域は倍音が多いのでスピーカーから離れれば音が拡がるように聞こえますが、音が高くなれば倍音が少ない為にスピーカーから離れてもある程度芯が残った音として聞こえてきます。
聴く人によって、音楽を聴く環境も方法も様々です。
とあるアーティストは、最終的に楽曲の確認をスマートフォンに付属しているイヤホンでするそうです。
ヘッドホンやイヤホン音楽を聴く人・自宅のコンポで音楽を聴く人、どちらの人にも良いと思われる楽曲制作をするにはモニタースピーカーは必要ですよね?

4.予算的に厳しい・・・

最後に予算の問題です。
確かにスピーカーの必要性はわかるんだけど、予算的に厳しいという方も多いと思います。
ですが小型モニタースピーカーの場合、5インチ・7インチサイズのスピーカーに比べると当然価格が抑えられます。
幾つかのブランドで同一シリーズ内での価格差を比較してみましょう!
※価格は、すべて単体価格となっております。

ADAM PROFESSIONAL AUDIO / AXシリーズ

A7X

価格:¥86,460(税込)
JAN:4260110620017

A5X

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JAN:4260110610018

A3X

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JAN:4260110600019

GENELEC / Classic Monitorシリーズ

8030B

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JAN:4580278652478

8010A

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JAN:4580278652935

FOCAL / CMSシリーズ

CMS50

¥71,093(税込)
JAN:4533940055343

CMS40

¥49,907(税込)
JAN:4533940055336

EVE Audio SCシリーズ

EASC205

¥91,300(税込)
JAN:4533940043838

EASC203 ※こちらのスピーカーのみペア仕様となっております。

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JAN:4533940066493

YAMAHA / MSPシリーズ

MSP5 STUDIO ※生産完了

¥29,480(税込)
JAN:4957812352505

MSP3


¥15,400(税込)
JAN:4960693180372

最後に!
いかがでしたでしょうか?
今回、小型のモニタースピーカーをフィーチャーしてご案内致しましたが、誤解をして頂きたくないのが「必ずしも全てのシーンで小型のモニタースピーカーが向いているかと言われると決してそうではない」という事です。
勿論、スピーカーのユニットの大きさが大きくなればなる程低音の臨場感が増して来たりメリットは沢山あります。
ですが、昨今の住宅事情を見たときに中々大きい音で音楽を聴いたり楽曲制作を行うという事が難しくなってきているのが現状です。
とは言いつつも、やはりスピーカーを鳴らして音を聴くというところに関しては譲って欲しくないなという想いもあります。
まずは小型モニタースピーカーを使って、音が空気を揺らす感動を味わって頂けたら嬉しいなと思っております。


この記事を書いた人
津田沼パルコ店デジタル担当 伊藤(いとう)

千コ店デジタル担当 伊藤(いとう)

マイク、ミキサー、ヘッドホンが得意分野です。マイクやヘッドホンは、本当に選び方に人柄が出る面白い機材です。今まで以上に品揃えも充実しましたので、是非皆様に合ったマイク・ヘッドホン選びのお手伝いをさせて下さい!ミキサーのご相談も大歓迎です!

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