【レビュー】GENELECのミュージック・クリエイター・モデル「M030」を試す

  • ブックマーク
【レビュー】GENELECのミュージック・クリエイター・モデル「M030」を試す

記事中に掲載されている価格・税表記および仕様等は予告なく変更することがあります。

DAWのサウンドで試す。

ただ音楽を聞いているだけでは仕事をしていると思われないので、つづいてはDAW上のプラグイン・シンセサウンドで試してみました。なんてったって「ミュージック・クリエイター・モデル」ですからこっちのほうが重要ですね。

同じくMac版DP8でチェックしました。24bit 96KHzのプロジェクトを作成し、クリエイター御用達のプラグインを次から次へと試すことに。

2496

Rob Papenの「BLUE」、Spectrasonicsの「Omnisphere」、Native Instrumentsの「MASSIVE」といったプラグインを次々と試聴。

やはりローの出音がスゴイですね。人工的で持ち上げているイヤミはなく、あくまで自然な低域が表現されると思います。発売されてもう10年近く経つのに、「STYLUS」が改めてゴキゲン(死語)なサウンドと再認識させられました、ありがとうございます。

ついでに先日Native InstrumentsのKOMPLETEで作成したYESの「Raundabout」でもチェック。

関連記事
【レビュー】イエスの「ラウンドアバウト」を、KOMPLETE 9 ULTIMATEを使って打ちこんでみました

マスターコンプをちょっと効かせすぎなのと、低域が少々持ち上げすぎだったかな?・・・というのがわかってちょっと反省・・これを作ったときはGENELECのかなり古いモデルで聞いていたのですが、やはりモニター・スピーカーは重要ですね。

以上駆け足のレビューでしたが、音楽制作では必須のモニタースピーカーは最終的な出音チェックの要。少々値が張っても良い物を選びたいものです。

この点「M030」は自宅で音楽制作を楽しむ方にとっては最適な製品だと思います。発売までまだ少々時間がありますが、後日、ぜひ店頭でご自分の耳でお試しいただきたいと思います。

GENELEC M030仕様

  • 周波数特性:58 Hz ~ 20 kHz(-3 dB)
  • 音圧レベル SPL:103db
  • トレブル:30 W Class D、ベース:50 W Class D
  • ツイーター0:19mm /ウーファー:127mm
  • クロスオーバー:3.0kHz ※各ユニットの音域の境界にあたる周波数
  • 入力:コンボ XLR(XLR + 1/4″ フォーンプラグ)+ RCA
  • 高さ 273 × 幅 190 × 奥行き 190 mm
  • 重量:4.6 kg

発売:10月上旬予定
販売価格:
M030:¥79,200(税込)(一台)
JANコード:4580278652768

M040:¥121,000(税込)(一台)
JANコード:4580278652775

お問い合わせはお近くの島村楽器店舗まで

 

【関連リンク】
RCF「AYRA FIVE」製品ページ
【島村楽器オンラインストア】
Spectrasonics/スペクトラソニックス Omnisphere オムニスフィア
Native Instruments / ネイティブインストゥルメンツ KOMPLETE 9 ULTIMATE 大容量プラグインソフトセット

RCF “AYRA FIVE” 仕様

  • 形式:2wayバスレフ型スピーカー
  • 周波数特性:55Hz-20kHz(-3dB)
  • 最大音圧レベル:106dB(1m)
  • 指向性:110°(水平)×70°(垂直)
  • アンプトータル出力:55W
  • (低域35W、高域20W)
  • 入力感度:-2dBu
  • クロスオーバー周波数:2100Hz
  • ツィーター:1inソフトドーム
  • ウーハー:5inグラスファイバーコーン
  • インプットコネクター:XLR、Jack、RCA
  • カラー:セミマットブラック
  • キャビネット材質:MDF
  • 寸法(H×W×D):274×186×266mm
  • 重量:6.2kg

【関連記事】

GENELEC M030 / M040 まもなく発売

オタリテック製品ページ

 

 

デジタル担当スタッフからのコメント

※在庫は流動的ですので、店舗に在庫がない場合もございます。詳しくはお店にお問い合わせ下さい。

  • 川崎ルフロン店2013/08/10 17:32:27 担当:佐瀬 彰吾

    私佐瀬もM030視聴致しました!個人的な感想としまして「基本的なキャラクターはそのままで8020等に足りなかった部分がクリア」された感じでした。私自身スピーカーを何個か買い、今のスピーカーに辿り着きましたが、迷っている方は最初にこのスピーカーを選んでおけば間違いないです!川崎ルフロン店では発売日に店頭に並びますので、店頭でぜひお試し下さい。

この記事を書いた人

デジランド・デジタル・アドバイザー 坂上 暢(サカウエ ミツル)

学生時代よりTV、ラジオ等のCM音楽制作に携り、音楽専門学校講師、キーボードマガジンやDTMマガジン等、音楽雑誌の連載記事の執筆、著作等を行う。

その後も企業Web音楽コンテンツ制作、音楽プロデュース、楽器メーカーのシンセ内蔵デモ曲(Roland JUNO-Di,JUNO-Gi,Sonic Cell,JUNO-STAGE 等々その他多数)、音色作成、デモンストレーション、セミナー等を手がける。

  • ブックマーク