Mackie ( マッキー ) がポッドキャスト/ストリーミング用アダプティブデジタルミキサー「DLZ Creator」を発表しました。
InterBEE2023会場にて
【2023年9月追記】 映像と音声の高い相互接続性を保っているIPビデオ伝送の規格『NDI』(ネットワーク・デバイス・インターフェース)プロトコルに対応するファームウェアv1.1.0が公開されました。 NDI対応のネットワークカメラ等の映像機器や音声機器と共に使用し、OBSに直接接続することで、低遅延で信頼性高い音声、映像伝送セットアップが可能です。
また、このファームウェアにてすべての表示が日本語対応になりました。ファームウェアは、無償アップデートとなります。
「DLZ Creator」は、動画制作やラジオ収録、ライブ配信向けのデジタルミキサーです。12チャンネル仕様となっておりますが、基本的には1人~4人の配信に特化しており、1~4チャンネルがマイクや楽器の入力、それ以外のチャンネルが外部機器やパソコン、スマホなどを入力するチャンネルとなっており、BGMなどの音声を調節することができます。
「DLZ Creator」の最大の特徴は、ご使用者の音響知識のレベルに応じて操作がしやすいように設計されている点です。初心者でも迷わず操作できる「EASY MODE」、ミキサー知識がそこまでなくても操作できる「ENHANCED MODE 」細かく操作できる上級者向けの「PRO MODE」の3つのモードを選択することが可能で、例えば、「EASY MODE」で慣れたらそのままの設定で「ENHANCED MODE 」に移行することもできます。
また、ミキサーに触れたことがなくても画面の手順通り進行するだけでセットアップを完了させることができるセットアップアシスタント機能も搭載されています。*画面表示される言語は現在(2023年5月20日)は英語のみですが日本語にもファームウェアのアップデートにて対応予定です。
ほかにも、直感的に操作ができる大型タッチディスプレイの採用、入力ゲインを自動調節するMix Agent機能、マイクの音のバランスを調節してメインの声の配信を聞こえやすくするAutoMix機能など、ミキサーを使用するのが初めての方や機械が苦手な方でも操作しやすいように設計されており、これから配信やコンテンツ制作をはじめたいと考えている方から、すでにプロの現場で音響機器を自由自在に扱っているエンジニアまで対応するデジタルミキサーとなっております。
主な特徴
- ポッドキャスト/ストリーミング用アダプティブデジタルミキサー
- 初心者でもプロ品質で制作可能
- 誰でも簡単にセットアップが可能なMix Agent™
- 歪やノイズを最大限に自動で防ぐことのできる4chマイク入力をサポートするAutoMixコントロール
- 電話の会話を配信でサポートすることすることが可能なBluetooth®接続
- SDカードやUSBメモリー、パソコンに録音やストリーミングが可能
- 4つの最大80㏈のOnyx80マイクプリアンプ
- 10.1”タッチスクリーンモニター
誰でも簡単に操作できる配信ミキサー
直感的に扱えて満足できるコンテンツを生み出すことをサポートできる製品を目指し開発された「DLZ Creator」は、誰でも簡単に最適な設定を行うことのできる配信用デジタルミキサーです。もちろんデータの処理速度や音質にも妥協はありません。誰でも瞬時にわかりやすい大型のタッチスクリーンと画面デザインを採用し、迷うことなく誰でも簡単に操作することができます。
音響知識で使い分けできる3つのモード
「DLZ Creator」は初めてミキサーを購入される方から、すでにプロの現場でミキサーを使用している方まで、知識やレベルに応じて3種類のモードをご用意いたしました。ボタン一つで瞬時に3つモードが切替え可能です。
- 「EASY MODE」:初めてミキサーを使う方にお勧めなモードです。音響の知識がなくとも誰でも簡単に操作ができるモードです。
- 「ENHANCED MODE 」:EASY モードで少し慣れた方や、今まで楽器や音響機器を使い慣れた方の為のモードです。3バンドGEQやエフェクトのON/OFFなどEASYモードでは操作ができなかった機能も操作することができます。
- 「PRO MODE」:名前の通り、プロフェッショナルな現場でミキサーや音響機器を使われている方の為のモードです。3バンドPEQやGATE、COMP、FXなどのパラメーターも操作することができより細かく音質を調整することのできるモードです。
誰でも簡単に設定できるナビ機能
「DLZ Creator」は初期設定を「DLZ Creator」本体の画面で誰でも簡単にできるようナビゲーションしてくれます。マイクとヘッドフォンとモニタースピーカーだけ用意しておいてください。どの端子に何をどうやって接続するかまでも詳細に「DLZ Creator」が案内してくれます。ナビゲーション画面は英語のみならず日本語含め合計10か国の言語に対応(※多言語対応は次回ファームウェアで対応予定)。マニュアルを読むのが苦手な方でも簡単に最適な設定が可能なデジタルミキサーそれが「DLZ Creator」です。
Mix Agent機能
ミキサーでもっとも大切な設定といえばINPUT GAIN。この設定を間違えてしまうと高価なアウトボードを使っても良い音にはなりません。マイクや音源を接続した「DLZ Creator」は簡単な設定だけで適切なINPUT GAINの設定が可能なMix Agent™機能を装備。10秒程度マイクで話すだけ、接続した楽器を弾くだけで瞬時に簡単に最適なINPUT GAINの設定を自動で「DLZ Creator」が行います。その他の設定もすべて「DLZ Creator」が画面上でナビゲートしてくれます。セットアップにかかる時間はほんの数分です。あとは配信や音楽を自由に楽しむだけです!
ダッキング機能とオートミックス機能
ラジオやポッドキャストのディスクジョッキーのように音楽をかけながらライブ配信や収録するとき、ミキシングエンジニアがいれば曲紹介や話はじめた時は音楽の音量を下げてくれます。しかし一人で配信時でもこの操作がほしい・・そんなときに役立つのがダッキング機能です。「DLZ Creator」には自動でCH1のマイク音声が入力さえれたときに自動で他の音源を下げてくれるAuto Ducking機能が装備されています。
また、数多くの話者が同時に会話するとマイク音量全体が上がり歪んでしまうことがあります。「DLZ Creator」には最大4つのマイクのレベルをコントロールできるAutoMix機能を装備。4名で同時に話しても、歪のない配信が可能です。
Mix Minus機能
Bluetooth®で接続したスマートフォンの通話もミックス可能。スマートフォンの音声は再度、「DLZ Creator」から相手方に送ることはしないので、通話の音声にエコー、ハウリングが発生しません。
新マイクプリアンプOnyx80
「DLZ Creator」には最大80㏈新設計のマイクプリアンプ「Onyx80」が搭載されています。今までの60㏈マイクプリアンプでは対応できなかったSHURE SM7Bのような感度の低いマイクにも対応します。クリエイターがどんな機材を使用しようとも「DLZ Creator」はプロフェッショナルサウンドを実現します。
6つのサンプリングパッド
「DLZ Creator」には音源を瞬時に再生ができる6つのサンプリングパッドが装備されており、パッドを押すことで「ピー」音や「はははは」といった笑い声などの効果音を再生することができます。さまざまな再生方法が用意されておりループ再生ではお持ちの音源や音楽を割り当てることで瞬時にBGMに切り替えたり、ブリープ再生ではパッドを押せば他の音をミュートさせたりすることもできます。
4つの独立したヘッドホンアンプ
複数名での同時配信やレコーディングするのに便利な4つの独立したヘッドホンアンプを搭載。個々にボリューム調整が可能なのはもちろん、個々にそれぞれの入力CHのバランスを調整することもできます。レコーディングスタジオのキューボックス的な使い方もできます。
レコーダー機能
「DLZ Creator」はDAWソフトなどPCでのレコーディングはもちろん、USBメモリやSDカードにも録音できてバックアップにも活用できるレコーダー機能を搭載しています。12ch+MAIN OUT 2ch、計14chマルチトラックレコーディングやステレオ2ミックスレコーディングのいずれにも対応しています。
主な仕様
- サンプリングレート:48kHz ビット:24-Bit
- システムディレイ:3ms以下
- 入力:TRS/TS XLRコンボ端子×4、6.3mmTRS/TSステレオ端子、3.5mmステレオ端子
- 出力:6.3mmTRS/TSメインステレオ出力端子、ステレオヘッドホン端子 × 4
- Bluetooth®5.0
- USBフォーマット:USB2.0 HS(480MB/秒)
- SDマルチトラック:(12ch+メインミックス)/ 24-Bit/48kHz
- SD Class 10 またはUHS推奨
- USBメモリーマルチトラック:(12ch+メインミックス)/ 24-Bit/48kHz
- 電源仕様18V、1.5A
- 寸法重量:高104mm/幅330mm/奥行381mm/2.2㎏
発売日
2023年08月31日(木)
販売価格
¥122,650(税込)
JANコード:0663961064063
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注目点