【リペア事例】クラリネット トーンホール掃除
みなさん、こんにちは!バスクラ吹きのゴードです。
久しぶりのブログ更新です。子供が生まれてから勤務時間が短くなり、X(Twitter)メインで発信していました。
久しぶりに長い文章が書けたので、ちょっとワクワクしています♪
今回は「クラリネットのトーンホール掃除」について。
トーンホールはタンポや指で塞ぐ楽器の孔のこと。この孔が、練習をしていると結構汚れます。
楽器の修理は個人的にこの孔の掃除がキモだと思っているくらい、大事な工程です。
今回はそんな、トーンホール掃除についてご紹介します!
トーンホールの汚れって?
そもそも、汚れってなに?どれ?と感じられる方も多いでしょう。
汚れはこれ↓の事です。茶色いカサカサや、緑のサビが汚れです。


汚れがあるとどうなる?
汚れのデメリット
- 吹奏感の異常(詰まった音、ガサガサした音など)
- タンポの劣化の原因になる(汚れがタンポの塞がりを悪くする)
- 異臭(臭いの原因になる事も)
汚れの原因と予防方法
汚れの原因は、サビ・ホコリ・タンポの革やペーパーの切れ端・水汚れ…など。
使っているとどうしてもついてしまう物と、防げるものがあります。
防ぐのが難しい汚れ
- タンポの革の破れ
- 水汚れ
防ぐことができる汚れ
- ホコリ
- サビ
- ペーパーの切れ端など異物
防ぐことができる汚れは、楽器を使った後のクリーニングペーパーで大体取れます。
その時に、紙の切れ端が残らないように注意してくださいね。
サビが取れない時はパッドライフなどのタンポクリーナーを使用する方法も。
使用方法は最後にご紹介します!

クラリネット トーンホール掃除
汚れ落とし
クラリネットなど木や樹脂の本体の場合、私は「アルカリ電解水」を使います。
キッチン周りの掃除道具で、水だけで汚れを落とせる!というアレです。
木や樹脂も私はあまり刺激が強い物は使いたくないので、アルカリ電解水を使用しています。
使い方は、ガーゼに染み込ませてトーンホールに合う形の棒につけて…。

こんな感じで落とします。

手前と奥とで変化はわかりますか?
色が明るいのは乾燥もあります。なので、仕上げにボアオイルで保護をします。
ボアオイルでオイル磨き
年代物の楽器や練習が多い方は、どうしても水に晒されることが多くなります。
ボアオイルで木を保護し、木がガサガサになり過ぎないようにします。

完成
軽いオイル磨き程度の場合は一晩乾かし、完成です。

木の光沢が戻り美しいですね!
こうすることで、少しでも汚れが付きにくくなれば…と思っています。
定期調整の大切さ
今回ご紹介したトーンホールの掃除は、基本的に1年に1回程度お勧めしている定期調整の中に入っています。
特別な事ではなく、当たり前に行う調整前の掃除内容です。
ですが、ここが不足していると綺麗な音や仕上がりにならないので、私は特に気を付けている部分です。
皆さんも、1年に1回きちんと時間をかけて調整するお時間をぜひご準備ください。
【おまけ】タンポクリーナーの使用方法
タンポのべたつきの原因の一つは汚れ。その汚れを落とすアイテムの使用方法です。

- クリーニングペーパーに液を付ける
- 掃除したいタンポに挟む
- 以上!
直接濡れるタイプの物もありますが、塗り過ぎるとこれまたべた付きの原因になったりもするので。
私はペーパーにつけてから塗る事をオススメしています。
頻度は月に数回程度です。毎回はしません。
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「神戸」と書いて「ゴウド」と読みます。バスクラ吹きです!中低音楽器の修理が集まりやすい特殊体質(?)。今日も笑顔で修理しています!