こんにちは。卵焼きはお砂糖で味付け派!
ららぽーと名古屋アクルス店の近田(ちかだ)です。
お弁当の卵焼きの出来栄えで、毎朝、一喜一憂しています。
もう、お料理できないイメージを卒業します!やればできる子でした!!笑
修理をしながら気が付いた、ご自身でもできる『いつものお手入れ+α』をご紹介していきたいと思います。
今回は前回触れた、クロスの使い方について。
クロスの使い方で起きる症状とは
簡単にいうと・・・写真の真ん中にあるタンポに注目!
これが
こうなります。
いつものお手入れを再現してみます。
大事な楽器に指紋を残しておきたくないので、念入りに念入りに…
なにが起きたのでしょうか
一見、とても丁寧に指紋を拭き取っているようですね。
でもよく見ると・・・クロスがタンポに擦れています。
タンポの表面はとても薄い素材なので、こうした刺激に弱いのです。
1回擦れただけでは、なかなかこのようにはなりませんが、毎日の繰り返しだと、ダメージも大きくなります。
ちなみに今回、どれくらいで破けるのか実験をしてみました。
タンポが結露で濡れている状態で、クロスでごしごし。。
10往復くらいで、気が付いたら破けていました。
えぇ~そんなに簡単に破ける?!と思わず独り言。
クラリネットのタンポだけではない
クラリネット・フルートのタンポは見た目も弱そうですが、実はタンポの表面に革を使ってるサックスや、金管楽器のつば抜きコルクも、クロスやタオルによる摩擦でボロボロになります。
前回のブログのトリルキィコルクが欠けてしまったのも、こういった毎日の積み重ねが原因です。
特に水分を含むと、とても弱くなります。
気を付けたいポイントは?
キィを拭くときはキィが閉じる方向へクロスを滑らせます。
そして面積が広い管体こそ要注意です!
まず意識したいのは、タンポやコルク、フェルトに触らないこと。
それらには近づかないように、遠く遠くを拭きます。
いやいや、細かいところが気になるんです!
お気持ちは分かります。でも気にしないでください。
ほこりや汚れが溜まってきた頃は、そろそろ調整に出さなければいけない時期のはずです。
楽器がそろそろ調整に出して欲しいなぁ・・・と教えてくれていると思ってください。
島村楽器のリペアスタッフは分解して、隅々までほこりを落としてから、調整をしています。
もし、ほこりが気になっているのでしたら、
調整依頼をされる時に、『ほこりが気になっている』と伝えていただけると、安心です。
タンポ、破けてました
速やかに修理に持っていきましょう。
タンポの中にあるフェルトが出てきたら、穴を塞げず、音が出なくなってしまいます。
ここぞ!という時に音が出なくなったら、せっかくの練習も台無しです。
早め早めに対処することをおすすめします。
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