リペアマン山本の札幌リペア道中記VOL.13
こんにちは!リペアマン山本です!
先日、凍結したアスファルトで思い切り転んでしまい冷や汗をかきました 汗
リペアマンが手を怪我したら大変ですからね。
道内の方もそうでない方も雪道を歩く時は十分に気を付けましょう!
さて、最近の当ブログではリペアマン山本のお勧めギターを紹介する「イチオシ!!」が続きました。
「おいおい、本業のリペアはやってるのかい?」と言う声が聞こえてきそうですね。
もちろん日々リペアしていますよ!それでは久しぶりにリペアの紹介!
いってみましょう!
今回お持込頂いた楽器はこちら。モッキンバード!ぱっと見た所どこも壊れてないような...。
ヘッド付近も漏れなくチェック。
うーん...あっ!!
がーん!!!
ナットが外れてしまっているじゃないですか!!こんな時は元の接着剤をきれいに取り除き再接着!
...でも良いのですが、リペアマン山本はただでは終わらせません。
どうせなら人とは違うこだわりのナットを製作して交換してしまいましょう!
今回使用するナット材はこちら
匠...良い響きです。
作業中の写真がちらほらと...。この匠ナット、作業中感じましたが非常に目が詰まっている印象で滑りが良く引っかかる感じがありません。
チューニングの安定も期待できますね!
完成です。美しい!
サウンドチェックをするこのギターのオーナーのスギヤマ様。
更に入念にサウンドチェックするスギヤマ様。
ここでスギヤマ様の交換後の感想を
「音抜けが気になっていたが今回のナットに交換したら輪郭が出てコードを弾いた時の分離が良くなった。生鳴りの音量も大きくなったと感じる。」
大成功です!!
最後は記念撮影~
後日談ですがスギヤマ様また違うギター(バッカス ストラトタイプ)をお持込み頂き今回使用した匠ナットでナット交換をさせて頂きました。
「同じパーツでも違う楽器につけるとまた印象が違いますね~。そこがギターの面白いところですね!」
同感です!!
いかがでしたか?今回はナットが外れたという症状で再接着をすれば“使える”状態には出来ました。しかしナットを交換する事で“変化する”という事例ですね。
やみくもにパーツを交換すれば良いというものではありません。その楽器の構造、欲しい音などトータルで考えないとちぐはぐなものになってしまいます。
このギター、ベース気に入ってはいるんだけどもう少しどうにかならないかな?とお悩みのアナタ!
そんな時は札幌パルコ店リペアマン山本までご相談下さい!!
ではまた次回!!
問い合わせ先は
札幌パルコ店 担当:山本 TEL 011-214-2391
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埼玉出身ですが北海道大好き!道内のリペアを担当しています。寒い地域は楽器に過酷な環境...しかし!私がいるのでご安心を!お気軽に相談して下さい!