Steinberg(スタインバーグ)はオーディオインターフェース「UR28M」と「UR824」のファームウェアおよび「TOOLS for UR28M」のVer.2アップデートを開始しました。
USB オーディオインターフェース「UR28M」と「UR824」が、ファームウェアアップデートでさらにパワーアップします。
内蔵 DSP を活用した新しいギターアンプシミュレーターエフェクト、iPad 接続対応、ネット配信に役立つループバックなどさまざまな機能を追加。バンドルソフトウェア Cubase AI も、最新の Cubase AI 7 へとバージョンアップ可能です。
UR28M/UR824のファームウェア・ドライバ(Tools)Ver.2の新機能について
1.DSPエフェクト「Guitar Amp Classics」搭載
Guitar Amp Classicsは、ヤマハがモデリング技術を駆使して開発したギターアンプエフェクトです。
サウンドキャラクター別に4種類のアンプタイプがあります。
モニター信号だけにかけるかモニター信号と録音信号の両方にかけるかを選べます。
※VSTバージョンのプラグイン版も付属されます。
2. iPad 接続を可能にするCCモード(Class Compliantモード)搭載
CCモードは、AppleのiPadで活用するためのモードでです。
Steinberg CubasisなどのようなiOS対応音楽制作アプリケーションと組み合わせて、 高音質なレコーディングをいつでもどこでも、シンプルなセッティングで実現できます。
※iPad Camera Connection Kitが必要です。
3.インターネットライブストリーミングに活躍するループバック機能搭載
ループバック機能はインターネットの動画配信などに便利な機能です。
本体の入力端子に入力されているオーディオ信号(ライン、ギター、マイクなど)と、コンピューター内で使用中のソフトウェアから再生されているオーディオ信号を本機内で2チャンネルにミックスし、コンピューターを通じてインターネットに配信します。
各製品のVer.2 アップデータ
注意事項
TOOLS ver.2の対応OSは下記の通りとなります。
- OS:Mac OS X 10.7.x/Mac OS X 10.8.x
- OS:Windows 7 SP1 (32ビット版/64ビット版)/Windows 8 (32ビット版/64ビット版)
Cubaseとの連携機能(CubaseからGuitar Amp Classicsエディターを起動する)を使用する場合、下記バージョンのCubaseが必要となります。
- Cubase 6シリーズ:6.5.5以降
- Cubase 7.シリーズ:7.0.3以降
よって、UR28M/UR824に付属のCubase AI6について、バージョン6.0.7のため、このファームウェア(ver.2)の仕様条件を満たしておりません。「UR28M」/「UR824」の全ユーザー(既存ユーザー、新規ユーザー) へ無償でCubase AI 7を提供されますので、そちらをご使用くださいませ。尚、Cubase AI 7 のライセンス発行には1週間ほど時間をいただく場合がございます。
Ver.2 の新機能
Guitar Amp Classics
Yamaha のモデリングテクノロジーを駆使したギターアンプシミュレーター。特性の異なる4つのアンプ (CLEAN / CRUNCH / DRIVE / LEAD) をモデリングし、UR 824 / 28M の内蔵 DSP で駆動します。モニター信号だけにかけるか、モニター信号と録音信号の両方にかけるかを選べます。
また、DSP 版に加えて VST3 版も含んでいるので、ギタリストの録音作業の選択肢が広がります。たとえば、録音時は DSP 版を使ってレイテンシーを気にすることなく好みのアンプサウンドでプレイし、オーディオトラックにはドライ音を録音します。後に VST3 版を使ってリアンプすれば、録音時のアンプサウンドを再現することも、さらに別の音で仕上げることも可能です。
CLEAN
クリーントーンに最適化したアンプモデル。トランジスターアンプのタイトで輝きのあるサウンドをシミュレートしました。後にマルチエフェクトを適用する場合などにも、かかりのよいベーシックトーンを得ることができます。また、コーラス / ビブラートエフェクトも内蔵しています。
CRUNCH
軽くオーバードライブしたトーンのアンプモデル。ビンテージチューブアンプをシミュレートし、ブルース、ロック、ソウル、R&B などに活躍します。
LEAD
豊かな倍音を持つハイゲインチューブアンプをシミュレートしたアンプモデル。アンサンブルに絶妙にフィットし、リードギタートーンとしてはもちろん、オブリガードにも効果的です。
DRIVE
さまざまなハイゲインチューブアンプの中から、6種類のディスト―ションサウンドをセレクトしたアンプモデル。甘いオーバードライブからハードロック、ヘヴィメタル、ハードコアサウンドまで、幅広いキャラクターを持ちます。
アンプタイプは左のセレクターで選べます。タイプ1と2はピッキングのニュアンスを残した比較的マイルドなディスト―ション、タイプ3と4ではより倍音を出し、太くソフトな音です。そしてタイプ5と6はタイトなアタックを持ち、ワイルドでアグレッシブなディスト―ションです。偶数タイプは奇数タイプに比べ、よりレンジと存在感を増したサウンドです。
iPad に対応した CC モード
Ver.2 アップデートにより、UR824 と UR28M は (Class Compliant) モードに切り替えることができます。このモードでは iPad Camera Connection Kit 経由で、iPad と接続して使用することが可能です。「Cubasis 」などの iPad 対応 DAW アプリと UR を活用することで、高音質なレコーディングをいつでもどこでも、シンプルなセッティングで実現できます。
ループバック機能
インターネットの動画配信などに便利な機能です。UR の入力端子に入力されているオーディオ信号(ライン、ギター、マイクなど)と、Cubase など DAW ソフトウェアから再生されているオーディオ信号を UR 内部で2チャンネルにミックスし、コンピューターに送り返すことで、ストリーミングソフトウェアなどを通じたインターネット配信が可能です。
Basic FX Suite VST3 プラグインバンドル
UR28M / UR824 の DSP エフェクトの VST3 プラグイン版です。Sweet Spot Morphing Channel Strip (コンプレッサー&EQ)、REV-X (アルゴリズムリバーブ)、そして新しい Guitar Amp Classics を DSP だけでなく VST プラグインとしても適用できるので、録音やミックス作業の幅がひろがります。Windows 、Mac OS X Intel 版共に、32/64-bit に対応しています。
※*UR28M / UR824 Ver.1 のオーナーは、当初付属していた REV-X および SSMCS のライセンスを所有する方のみ Basic FX Suite をお使いになれます。