カシオ計算機から登場した、今超話題のポータルブルでスタンドアロンなサンプラー「SXC-1」が世界に先立っていよいよ2026年5月28日に国内発売されました。
カシオとサンプラーの関わりは深く、1980年代の「SK-1」をはじめ、常に「音を録って楽しむ」という体験を世に提案し続けてきました。今回発売された「SXC-1」は、その独自のノウハウに現代のデジタル技術を融合させた、まさに次世代の一台といえます。
一見するとシンプルなデバイスですが、その中にはこれまでのモデルとは一線を画す、新しいこだわりが随所に詰め込まれています。
今回は「SXC-1」の開発に携わったカシオ計算機株式会社 石崎 浩輔氏に、製品コンセプトから制作の裏側に隠されたエピソードまで、お話を伺いました。

カシオ計算機株式会社
サウンド・クリエーション事業部 商品戦略部 第二戦略室 リーダー 石崎 浩輔氏

—なぜサンプラーを製品化しようと思ったのですか?
カシオの電子楽器1号機であるCasiotone 201は、「すべての人に音楽を奏でる喜びを」という想いから生まれ、”音を奏でる”を民主化しました。
1986年に発売されたSK-1も、当時、高価でごく一部の人のものであったサンプリング機能を世界中に広めた人気モデルで、”サンプリング”の民主化を実現しました。
このように、過去からカシオが目指してきたのはの演奏/制作技術の民主化です。
今回は「音楽を創る」の民主化にチャレンジするために、特別な音楽知識や楽器スキルがなくても音楽制作が可能であるサンプラーに着目し、製品化を始めました。

—サンプラーの民主化を目指す本意は
私たちは、自分らしさを表現して輝くクリエイターのために・クリエイターを支え応援するファンのために、CASIO CREATOR ECONOMY事業を2025年8月に開始しました。
既にAI効果音・CASIO楽器音源のサウンド提供サービスである「Waves Place」と、ライブ配信用番組表型スケジューラーサービス「Streamer Times」をリリースしています。
「SXC-1」では、これまでカシオが実施してきた音楽の「弾く」を「創る」へ拡張することを目標にしています。
今後もクリエイターに関する製品を開発・連携し、ユーザーの方々に様々な価値を提供できるように計画しています。
—どんな人に使ってもらいたい?
メインのユーザーとしては、これから音楽制作を始めたいと思っている方々を想定しています。
シンプルな操作性やBeatSyncなどの機能、プリセット音源の構成など全体的に初心者でもすぐに楽しんでいただけるように設計しています。
サンプルを集めて組み合わせるだけで簡単に音楽が出来上がるようになっているので、音楽制作の経験がない方にもぜひチャレンジしていただきたいです。
—なぜSK-1、MT-40の音をプリセットに入れたのでしょう?
メインのユーザーは未経験の方ですが、もちろん既存のクリエイターの方にも使っていただきたいと思っています。カシオ独自のアセットを活用して既存のクリエイターの方にも楽しんでいただけるよう、SK-1やMT-40の音源を一部搭載しました。
SK-1は前述の通り大ヒットしたサンプリングキーボードで、8bitの独特なサウンドが特徴です。今回はそのSKシリーズからリズム系のワンショットを搭載しています。
MT-40はレゲエ界に革命を起こしたリズムパターン「スレンテン」で知られる電子キーボードです。今回はそのスレンテンを実機からサンプリングし、スレンテンに相性のいいワンショットやループもいくつかMT-40で演奏し、レゲエのバンクとして搭載しています。

—なぜこのピクセルアート風のフォントを採用したのですか?
初めての方にも選んでいただきやすいよう、みんなに親しみのあるゲームやアニメなどのサブカルチャーの要素を取り入れてみました。
カラーリングも、一般的な音楽機材よりも親しみやすい色にしています。

—SDカードスロットはあえて採用しなかったのですか?
最近はSDカードにあまり馴染みがない方も増えていると思います。また、SDカードを用意しないとスタートできないのも未経験の方にとってはハードルになってしまいます。
SXC-1は、SDカードスロットを搭載していない代わりに、64GBの豊富な内蔵メモリを搭載しています。容量を気にせず本体にどんどん音源を取り込み、気軽に持ち運んで活用してもらいたいです。
—カスタムスキンなどは考えていませんか?
カスタムスキンに限らず、ユーザーあるいはクリエイターの声を汲み取りながら、様々な可能性を模索します。
—SXC-1の強みは何だと思いますか?
「すべての人が、音楽を創り奏でる喜びを感じる」事業理念の浸透に向けて、潜在ユーザー層≒初心者、未経験者にとっての最良なUI/UXを追求いたしました。
SXC-1の最大の強みは、ポータブルでスタンドアロンであることです。片手で持てるほど小型・軽量でありながら、マイクとスピーカーを搭載しており本体のみで録音から再生まで行えます。
また、グラフィカルなシーケンサーや4×4の16パッドを搭載していたりと、ポータブルでありながら様々なシーンで活用できる点もSXC-1の強みになると思います。
—今後の製品開発計画などはありますか
ユーザーあるいはクリエイターの意見を汲み取りながら、SXC-1のアップデートを進める予定です。
例えば外部連携について、発売時点でも、USB MIDIを使ってNoteNumberやCCの入出力が可能で、SXC-1をMIDIコンのように利用していただくことができますが、今後はさらにUSB MIDIの機能を強化していくことで、多様な使い方ができるよう検討しております。
SXC-1の専用スマートフォンアプリ、CASIO Sampler App経由でアップデートが可能ですので、定期的にアプリの更新をチェックしてみてください。
—本日はありがとうございました。
かつてSK-1がサンプリングを日常の遊びに変えたように、このSXC-1も「音を録る、並べる、鳴らす」というシンプルな楽しさを、現代のクリエイターたちに再定義してくれます。SDカード不要の64GB内蔵メモリや、ゲームのような親しみやすいフォントなど、随所に散りばめられた「迷わせない工夫」は、まさにカシオが追求してきた“音楽の民主化”の結晶と言えるでしょう。SXC-1と共に、新しい音楽生活をスタートしてみてはいかがでしょう!
■ WavesPlace
https://casio.link/4mLKXsB
■ CASIO CREATOR ECONOMY
https://casio.link/4mR7vIO
■ Streamer Times
https://www.casio.com/jp/creator-economy/streamertimes/
■ X
https://x.com/casio_SXC_1
■ Instagram
https://www.instagram.com/casio_sxc_1/
実機レビュー記事もご覧ください
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| 品名 | 販売価格 | リンク |
|---|---|---|
| SXC-1 JANコード:4549526501579 | ¥39,930(税込) | オンラインストア |




