最近お問い合わせが多い小型アナログミキサーの中でも、特に人気のあるMackieシリーズ。
最近はすごく安価なモデルもでており、音質も良いので目が行きがちですが、
従来のシリーズもクオリティ面がすばらしいので今回は定番の3機種をご紹介させていただきます。
Mackieシリーズ比較
モデル名 | MIX5 | 402-VLZ4 | ProFX4V2 |
マイクプリアンプ | 1(Mackieプリアンプ) | 2(Onyx) | 2(Mackie Vita) |
EQ | 2バンド | 2バンド | 2バンド |
入力 | 5ch | 4ch | 4ch |
出力 |
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ファンタム電源 | あり(自動) | あり | あり |
Mackie MIXシリーズ
こちらが今人気の高いMackie『MIX5』です。価格も非常に安く、コンパクトで持ち運びもラクチン!必要最低限の機能は全て揃っています。
電源は純正のアダプタで動きます。スイッチがないので接続するだけで電源が入ります。
プリアンプ
さて、肝心のプリアンプの音質ですが通常のVLZシリーズとは違いオリジナルのMackieプリアンプが搭載されています。
音質はスッキリとした軽い印象です。レンジもそこまで広くはないですが、この価格帯でこのクオリティならまず文句はない!と思えるほど出来がいいです。
オススメポイント
- とにかく安くてクオリティが高い
- 持ち運びが簡単
最近多いPCとのライブ同期による演奏でもクリック用のヘッドフォンアンプの代わりとして使えるのでオススメです。

Mackie VLZシリーズ
Mackieの定番ミキサー『VLZシリーズ』の最小モデルです。
最近は価格も下がってきたため安価で購入も可能になってます。MIXシリーズとは違い丈夫で頑丈なボディが特徴です。
2基のマイクプリアンプにはそれぞれLowカットフィルターとギター、ベース用のHi-Z端子がついているのでDIを間に挟まなくても接続が可能です。
電源部分はMackie純正のアダプタを使います。MIXシリーズとは違い、電源のON/OFFができ、電力も18.5Vと大きくなっています。
プリアンプ
Mackieの音をイメージしろと言われたら私はこのOnyxのイメージが強いです。
MIXシリーズとはうって変わって『太い、レンジが広い』音が出ます。また、ノイズの量もMIXシリーズより少なくクリアなサウンドがでるため今でも人気の高い機種です。
オススメポイント
- Hi-Z端子、ハイパスフィルターがついている。
- 落としたり多少雑に扱っても壊れない頑丈なボディ
- 小さいので持ち運びがラクチン!
- 音が太い!
Mackie PROFX4V2
Mackieのシリーズでエフェクトが多数搭載されているモデル。
グレードがあがるとI/O機能も追加されていったり機能が豊富ですが他のシリーズと比べボディは大きいです。
1chにのみHi-Z端子付き、Lowカットフィルターは2ch付いています。
ProFXシリーズのいいところは豊富なエフェクトとグラフィックEQがついているところです。
小さくてもクオリティの高いライブミキシングができる点は他のミキサーではあまり見ることができない部分だと思います。
電源部分は他のアダプタとは違い専用のDCアダプタになっています。
プリアンプ
PROFXシリーズ、実はOnyxのプリアンプは積んでおらず、Mackie Vitaという純正のものが使われています。
結構Onyxに音質が似ている印象。こちらも『太く、レンジの広い』サウンドが特徴です。
オススメポイント
- Hi-Z端子、ハイパスフィルターがついている。
- 落としたり多少雑に扱っても壊れない頑丈なボディ
- 豊富なエフェクトとグラフィックEQによる本格的なライブミキシング
- 外部エフェクターを繋ぐFXセンド搭載
- モニターミックス用のAUXアウト搭載
- 音が太い!
総評
Mackieのいいところはとにかく頑丈なところです。
多少落としたくらいでは壊れない作りになっているので、扱いが雑な方でも永く使ってもらえるようになっています。
その安心からか、導入しているライブハウスやスタジオも多く存在していますのでミキサーを考えている方はまずMackieを候補に入れてみてはいかがでしょうか。
梅田ロフト店デジタル担当 南(みなみ)

現役ボカロPとしても活動している南です。ボカロ、作曲に関することならお任せ下さい。
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