MIDIキーボード/コントローラーのコントローラーって?(KORG taktile レビュー)
DTMに欠かせないツールといえばMIDIキーボード。
マウスのみで行う猛者もたまに見かけたりしますが、慣れると早さも快適さも圧倒的に違うのでほとんどのDTMユーザーが使ってますね。
ただ、そのMIDIキーボード。いざ購入しようと思ったら各社から様々な種類が出ているので分かりにくい。
そこで、レビューに入る前にMIDIキーボードの種類から説明したいと思います。
MIDIキーボードは”鍵盤の数”や”鍵盤のタッチ”など、鍵盤によって種類が分けられます。
まず、鍵盤の数は片手でワンフレーズを録音するのに便利な25鍵や32鍵、定番の49鍵や、アコースティックピアノと同じ88鍵などがあります。
64鍵盤でピアノタッチ仕様の音源内蔵型MIDIキーボード「RD-64」
鍵盤タッチはスイッチ式のものからシリコン素材のパッド形状のもの、一般的なシンセタッチ鍵盤やアコースティックピアノと同じタッチのハンマーアクションまでの種類に分けられます。
スマートセンサー技術が搭載された先進的なMIDIキーボード「QuNexus」
そして、音源内蔵型のMIDIキーボード、あるいはシンセサイザーにMIDIキーボードの機能が入っているものも種類としてあります。
まもなく発売されるトライトンの音源が内蔵したコントローラー「TRITON taktile」
この辺りはこちらで解説しているのでよかったらご覧ください。
【初心者向け情報特集】:音楽制作のすゝめ 004 MIDIキーボード
【DTM始めてガイド】:MIDIキーボードの選び方
上記のリンク先でも軽く紹介されておりますが、先ほどの種類以外でもMIDIキーボードには大きく分けて2種類あります。
一つ目はシンプルなMIDIキーボード。もう一つはフィジカル・コントローラー搭載のMIDIキーボードです。どちらも一般的にはMIDIコントローラーとひとくくりでいいますが、区別することもできます。
フィジカル・コントローラー搭載(コントロールサーフェス機能搭載)のMIDIキーボードは「MIDIキーボード・コントローラー」という名前で分けている場合があります。(名前は曖昧な点も多いので分けていない場合も)
特徴としては鍵盤のほかにフェーダーやツマミなどが付いていて、パソコンの画面に出てくるフェーダーやツマミを操作できます。
マウスからMIDIキーボードにすると同様、慣れれば圧倒的に快適ですし、作業部分がよりスピーディーになります。
一方、シンプルなMIDIキーボードは基本的に鍵盤入力のみ。
その分置く場所をとらずスタイリッシュで、また価格的にもコントロール搭載のモデルよりお手頃です。
シンプルなMIDIキーボードで定評ある「KORG microKEY 37鍵モデル」
どちらも利点はあるので、購入前には悩まれる方も多いのですが、始めてDTMをされる方にはコントローラー搭載の利点というのがあまりピンとこない方が多いかと思います。
そんな時、たまたまコルグから発売されている「taktile」(タクタイル)がそばにあったので、コントローラーの利点ともに、「taktile」の感想を伝えたい思います。
コルグの「taktile」(タクタイル)はMIDIキーボード・コントローラーです。
鍵盤の上部分にパッドやフェーダー、ツマミなどがありますね。真ん中の四角の部分が「taktile」の特徴でもあるタッチ・パッドです。
上が49鍵の「taktile-49」 下が25鍵の「taktile-25」
MIDIキーボード・コントローラーはMIDIキーボードよりもなんだか難しいイメージがあり設定も複雑な感じがしますよね。
ですが、簡単なのです。
…とは言いません。
始めての方にとっては見慣れない言葉が多い中これを設定するのは至難かもしれません。ただ、どうせ購入するなら…後々使うなら…という方もいらっしゃいますよね。
Cubase7.5でセットアップする様子からお伝えしますので難しそうか判断してみてください。