アイドルグループ AKB48の元メンバーで、卒業後もタレント兼ピアニストとして活動されている松井咲子さんがおすすめする電子ピアノKORG「G1 Air」。
その魅力と関係者限定で行われたミニ・コンサートの様子をご紹介したいと思います。
KORG「G1 Air」とは
世界を代表する3つのピアノ音源、最先端のテクノロジー、Bluetoothオーディオ、格式あるデザイン、大出力のスピーカー。クラシカルなルックスに相応しい極上のピアノ・サウンドを実現した、新しいハイエンド・モデル。
コルグ・コンサート・シリーズ、デジタル・ピアノG1。
KORG「G1 Air」レビュー
電子ピアノを検討されている方にとってYAMAHAやRoland、KAWAIはご存知の方も多いと思います。しかし、こちらのKORG(コルグ)というメーカーを初めて聞くという方は少なくないのではないでしょうか。
とくに、10万円台 以上の電子ピアノは、ここ数年同社から発売されてなく低価格モデルが主軸でしたので、高質なモデルを検討されている方にとってこの「G1 Air」を選択肢に入れていない方も多いかと思います。
コルグ社は、電子ピアノでも音質の要となるサンプリング技術や再生エンジンを同様に用いるシンセサイザーや、先月にはステージピアノ「Grandstage」など、最高峰のピアノ・サウンドを持つデジタル楽器をいくつも開発している国産メーカーです。
「G1 Air」も、こういった高い技術が採用されており、この価格帯で電子ピアノを探している方はぜひ候補に入れるべき製品ですので、同価格帯の電子ピアノ4種と比べながらお伝えします。

電子ピアノの選びで重要ポイントは、ざっくりですが“音質”部門と“デザイン”部門の2つに分けることができます。
“音質”は、音源技術、鍵盤、スピーカーの3つ、“デザイン”は、サイズ、そしてカラーや形といわゆる見た目(ルックス)で選ぶのが分かりやすくオススメです。
部屋に置きやすいサイズ
この内、まず見るべきはサイズです。いくら高性能であってもお部屋のスペースに入らなければならないですし、マンションなどの場合は自宅まで運べるかの問題点もあります。
横幅 (mm) | 奥行き (mm) | 重さ (kg) | |
YAMAHA YDP-S52 |
1,353 | 404 | 37.8 |
ROLAND F-140R |
1,361 | 345 | 34.5 |
KAWAI CN27 |
1,360 | 405 | 43.0 |
KORG G1 Air |
1,346 | 384 | 41.0 |
上記の電子ピアノはすべてスタイリッシュモデル(スリムモデル)と言われる省スペースで設置可能なタイプです。これらは本体サイズとは別に転倒防止金具の装着と蓋を空けたときのでっぱりを含んだサイズになっています。
「G1 Air」の横幅はこの中で最もコンパクトとなります。また、奥行きも小さく「F-140R」の次になります。本体のみ(蓋閉じ状態)であれば 約 27.4 mm となので最も小さいサイズになります。ただし、イスを設置してみると、中にイスがそこまで入らないため、スペースがそれなりに必要となります。


実際のスペースとしては、上記のサイズにイスと弾くスペースが必要になりますので、人によりますが、プラス60 cm位は少なくても必要になります。
重さは参考に比較していますが、どれも軽量です。床の心配はなさそうといえます。(180 kg / m2 参考:JSCA建築基準法 荷重)
もちろん移動したり動かすには2人以上で運んで下さい。

コスパ高いサウンドクオリティ
次は、どれも同じくらいのプライオリティですが、しいて言うなら音源技術と鍵盤でしょうか。
“音質”に関しては、ピアノ奏者ならまだしも、なかなか弾いたところで分かり難いです。そこで、音源技術が参考になります。
サンプリングモデル
- YAMAHA YDP-S52 : ヤマハ製
- ROLAND F-140R : オリジナル
- KAWAI CN27 : カワイ製
- KORG G1 Air : ドイツ製(?)、オーストリア製(?)、日本製(?)
サンプリング音/再現技術
- YAMAHA YDP-S52 : ダンパーレゾナンス
- ROLAND F-140R : ダンパーレゾナンス、ストリング・レゾナンス、キー・オフ・レゾナンス
- KAWAI CN27 : –
- KORG G1 Air : ダンパーレゾナンス、ストリング・レゾナンス、キー・オフ・レゾナンス
まず、サンプリングしたアコースティックピアノに4社とも違いがあります。
アコースティック・ピアノメーカーであるYAMAHAとKAWAIは自社のピアノモデルを採用し、ROLANDはさまざまなメーカーをブレンドしてアコースティックに近づけた独自のサウンド、「G1 Air」は”世界を代表する”3メーカーのピアノを採用しています。
オーストリアときたらベーゼンドルファー(Bosendorfer)が有名です。日本はヤマハでしょうか。ドイツで有名なのはさまざまありますね。でも生まれたというのを含めると知名度が高いのはやっぱりスタインウェイSteinwayが挙げられます。
名前が大人の事情(?)で伏せられていますので正解は分かりませんが、3つメーカーが入っているのは嬉しいですよね。華やかで迫力ある音、柔らかい音を演奏する楽曲やその日の気分で選べます。

サンプリング音/再現技術の比較では、差があることがわかります。ダンパーレゾナンスはダンパーペダル(一番右のペダル)を踏んだ時のピアノ全体の音の共鳴を再現します。
ストリングレゾナンスは、理屈はダンパーレゾナンスと同じで、ダンパーペダルを踏むとすべて弦が開放されるに対し、こちらは鍵盤を押している(特定の弦が開放される)共鳴が再現されます。
キーオフレゾナンスは、言い方が各社で異なると同時にどこまで再現しているかも変わってくるのですが、主には鍵盤から指を離した後、ダンパーが下がるまでの余韻の響きを再現します。
これらの再現は、あった方がより生に近いということになります。なので、これらの性能があるかどうかを音の良し悪しとして目安にしてみてはいかがでしょうか。
国産鍵盤のRH3を採用
次に鍵盤ですが、同じメーカーであればグレードの違いがあるので分かりやすいのですが、他社比較するには正直、スペックだけでは判断できず弾いて見なければ分からない点です。
例えば3センサー採用と記載されていても、2センサーが決して悪いわけではないのです。もちろん、同じメーカーであればセンサーが多いほど良いという基準になります。「YDP-S52」のGH鍵盤と3センサー採用の「YDP-163」のGH3鍵盤では、後者の方がより高性能になります。
鍵盤タッチ比較は、千葉ニュータウン店のWEBページがまとまっていますので、ぜひこちらを参考にしてみてください。
また、この中には「G1 Air」に採用されているRH3鍵盤はないのですが、電子ピアノ担当高橋に聞いたところ、「F-140R」のPHA4 スタンダードと同じ評価ということです。
KORG RH3(リアル・ウェイデッド・ハンマー・アクション3)鍵盤
- 重さ : A
- 弾き心地 : AA
- 連打性 : A
※SS > S > AA > A > B、順の評価。

カラー3種類から選べる
残りは、スピーカーとルックスですね。
まず、ルックスですが、これは部屋のインテリア、好きな色などで選ぶ方が多いかと思います。そのため、カラーが多い方が選べますね。
カラーバリエーション
- YAMAHA YDP-S52 : ホワイトウッド調/ブラックウッド調
- ROLAND F-140R : ホワイト/ブラック(木目調仕上げ)
- KAWAI CN27 : ローズウッド調/ライトオーク調
- KORG G1 Air : ブラック、ホワイト、ブラウン(木目調仕上げ)



スピーカー数 | スピーカー口径 | アンプ出力 | |
YAMAHA YDP-S52 |
2 | 楕円(12cm×6cm)×2 | 20W ×2 |
ROLAND F-140R |
2 | 12cm ×2 | 12W ×2 |
KAWAI CN27 |
2 | 12cm ×2 | 20W ×2 |
KORG G1 Air |
4 | 12cm ×2 5cm x2 |
(20w+20w)x2 |
スピーカーですが、スタイリッシュモデルでは、コンパクトになる反面、スピーカーと鍵盤機構が制限されやすくなります。「G1 Air」の4スピーカーは珍しいですね。スタイリッシュタイプですと、RolandではKIYORA「KF-10」があります。
もし、店頭でスピーカーの音を聞いて「これがいい!」と思っても、実際はヘッドホンをメインで練習・演奏するのであればヘッドホンを良いものにするのをおすすめします。
電子ピアノ おすすめヘッドホン
値段は高いですが、ダントツおすすめヘッドホンです。
こちらは人気が高いモデル。
使い勝手も工夫された楽器用ヘッドホンです。
G1 AirのポイントであるBluetooth機能
電子ピアノの選びのポイントから「G1 Air」と各メーカー同価格帯ピアノを比較してみましたが、最後にもう一つ「G1 Air」の特徴である“Bluetoothオーディオ”機能についてです。
こちらは、iPhoneなどのスマホやiPadなどのモバイル端末をBluetooth接続して、中に入っている曲やYouTubeなどのインターネット上の音を「G1 Air」のスピーカーあるいはヘッドホン端子からワイヤレスで再生することができる機能です。
「ケーブルを用意し結線して‥」などなく、手軽にお気に入りの曲と一緒に演奏を楽しめます。
また、この機能は4機種では「G1 Air」のみに搭載されています。「F-140R」や「CN27」に搭載されているBluetooth機能では行なえません。

信頼の日本製
電子ピアノは、メーカーは日本でも実際に生産しているのは国産ではなかったりします。
原産国表示に基づく生産国
- YAMAHA YDP-S52 : インドネシア製
- ROLAND F-140R : マレーシア製
- KAWAI CN27 : インドネシア製
- KORG G1 Air : 日本製
安全性そして信頼性から国産を選ぶ、または国内マーケットの活性化から国産を選ぶ、というのも考え方的にはありかもしれません。

松井咲子 ミニ・コンサート

先日、みなとみらい店にて松井咲子さんによる関係者限定のシークレットなミニコンサートが行われました。
松井咲子さんプロフィール
AKB48時代からピアノの演奏力には定評があり、2012年にはピアノインストルメンタルアルバム『呼吸するピアノ』をリリース。
AKB48卒業後、本格的にピアノ演奏を学びながら芸能活動も続け、フジテレビ系列放映『TEPPEN2017』のピアノ部門にて3度目の王座に返り咲く。
今年、音大を卒業し、芸能活動に加え、音楽活動も積極的に展開する予定。また、G1 Airのイメージ・キャラクターも務める。
松井咲子 オフィシャルブログ「さきっciao」 – アメーバブログ 》
ミニコンサートが行われる前にはCM撮影が行われました。そちらは期間限定にて店頭で公開されておりますので、ぜひ、お時間のある方はぜひ足を運んでみて下さいね!
会場は、横浜みなとみらい駅直結「MARK IS みなとみらい」にある横浜みなとみらい店内のピアノセレクションルーム。
こちらでは常時30台以上のアコースティックピアノを展示し、調律師、また専門知識や経験を持つスタッフを配置しています。
「G1 Air」の特色である3種のピアノ音色を使用し、計4曲披露されました。
曲目/音色
ジャーマン・ピアノ
ノクターン2番/F.ショパン
オーストリアン・ピアノ
子犬のワルツ/F.ショパン
ジャパニーズ・ピアノ
前々前世/RADWIMPS
世界に1つだけの花/SMAP
フォトレポート
- ラウンドマークやみなとみらいの景観が望めるピアノセレクションルーム
- ピアニスト松井咲子さんが登場
- ジャーマン・ピアノ、オーストリアン・ピアノでショパンを演奏
- 初めて弾いた時に「まるで本物のグランドピアノだっ!」と驚いたという。また「こういったクラッシックがホントに気持ちよく弾ける」と笑顔を見せていた
- TEPPENで優勝された「世界に一つだけの花(SMAP)」を披露
- 「自分のお部屋におきたいくらいにお気に入り」とも話されていた
- コンサートに使用されたホワイトカラーのG1 Air
- CM撮影のオフショット ① スタイリストさんと笑顔で話す松井咲子さん
- CM撮影のオフショット ② 撮影本番!
電子ピアノKORG「G1 Air」
G1 Air ※カラー3種類
(税抜)¥100,000 (税込 ¥108,000)
サイン色紙プレゼントキャンペーン
期間中、KORG G1 Air をご購入のお客様の中から抽選で5名様に松井咲子さんのサイン色紙をプレゼントするキャンペーンを開催!
キャンペーン期間
~2017年8月31日(木)
キャンペーン概要
対象製品を店頭にでご購入いただいた方の中から抽選で直筆サイン色紙を5名様にプレゼントいたします。
注意事項
・本プロモーションは店頭購入限定企画です。オンラインショップは対象外となります。
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