Flock Audio ( フロック オーディオ ) がデジタル制御によるアナログ・ルーティングのパッチベイ「PATCH se」を発売します。
- デジタル制御のアナログ・ルーティングにより、配線の繋ぎ替えを減らしプリセットで即時リコール
- AD/DA変換なしの100%アナログ信号経路で、外部機器本来の音のまま運用可能
- 1Uラックの48ポイント(24in/24out)+DB-25(Tascam準拠)で、自宅スタジオに収めやすい構成
PATCH se
「PATCH se」は、ソフトウェアからアナログ機器同士の接続を切り替えられる、デジタル制御アナログ・ルーティング型のパッチベイです。ドラッグ&ドロップ感覚でルーティングを組み、作成した構成を保存して必要な場面で呼び出せます。信号経路はAD/DA変換を介さない100%アナログのまま動作するため、アウトボードの音作りを保ったまま、接続の手間とミスを減らす運用を狙えます。1Uサイズに48ポイント(24入力/24出力)を収め、背面はDB-25(Tascam標準ピンアウト)でスタジオ配線に組み込みやすい設計です。
これまで同社からは、業務向けスタジオ設計のPRO SERIESが国内で3機種発売されており、その中で最も低価格の「The Patch LT」でも高く、個人使用では手が出せない方も多かったはずです。そこで「PATCH se」は、シリーズ中核のデジタル制御アナログ・ルーティング技術はそのままに、外部電源化やファンレス設計、ファンタム電源の省略といった仕様の整理で、導入のしやすさを高めています。アウトボードのルーティング管理をアプリ中心でシンプルに運用したい方にとって、有力な選択肢になります。
デジタル制御で、アナログ配線の“手作業”を画面上で操作
多くの現場では、バンタムケーブルやフォンケーブルを差し替えてルーティングし、場合によっては機材の入出力端子へ直接つなぎ替えるケースも少なくないのではないでしょうか。セットアップに時間がかかるうえ、複数のアウトボードを試す場面では手間がかかります。例えば、シンセサイザーなどの音源にコンパクトエフェクターを挿して実験するたびに、毎回結線している方も少なくないでしょう。また、構成が複雑になるほど差し間違いのリスクも増えやすくなります。
「PATCH se」は、Flock Audioのマルチ特許マトリクス技術による「デジタル制御のアナログ・ルーティング」を採用し、ルーティング作業そのものをPATCH APP(またはPATCH APP [DX])へ集約します。入出力を画面上で結び替え、構成を保存し、必要な瞬間に呼び出すという流れを構築できるため、レコーディングとミックスで接続を切り替える場面でも、物理配線の作業量を抑えたワークフローに移行できます。

AD/DA変換なし、100%アナログ信号経路でアウトボード運用を整理
アウトボード中心の制作では、機材の繋ぎ替えを増やさずに試行錯誤できる利便性と、信号を変換せずにアナログ機材本来の質感を保つことの両方が重要になります。「PATCH se」はAD/DA変換を搭載せず、音声信号は100%アナログのまま通過します。デジタルはあくまでルーティング制御に用いられ、外部機器のキャラクターを活かした運用を想定した設計です。
さらに、レベルやインピーダンスを変えずにマルチング(信号分岐)を組めます。具体的にはボーカル録りで「マイクプリ→コンプ→DAW」へ送る系統と、「マイクプリ→別コンプ(またはEQ)→DAW」へ送る系統を同時に用意し、2種類の処理を並行して録っておき、後で好みの処理音(チェイン)を選ぶといった使い方が可能です。ベースでクリーンと歪みを同時に作ってブレンドしたり、ドラムのスネアだけ別のコンプへ分岐してパラレル成分を足したりといったルーティングも、発想に合わせて素早く組み替えられます。

1U/48ポイント+前面I/Oで、自宅の制作環境に収めやすい
「PATCH se」は1Uラック、奥行8インチの筐体に、48ポイント(24入力/24出力)のアナログI/Oを備えます。背面はDB-25/D-SUB(Tascam標準ピンアウト)を採用し、マルチケーブル主体の配線でラック裏を整理しやすい構成です。加えて前面には、コンボTRS/XLR入力×1とXLR出力×1を装備します。制作途中の一時的な機材追加や、手元での差し替えが必要な局面でも、ラック背面へ回り込む頻度を下げた運用が可能です。コンピューターとの接続はUSB 2.0で、対応OSはmacOSとWindowsに対応します。

PATCHシリーズの基本技術を継承し、仕様を整理したStandard Edition
「PATCH se」は、PATCHシリーズと同じく「デジタル制御アナログ・ルーティング」という基本技術を継承しつつ、機能と構造を整理して導入の負担を抑えたStandard Editionです。コスト最適化として、外部電源方式の採用、電源接続アーキテクチャの簡略化、ファンレス設計、コネクタやスイッチのPCBマウント化、金属加工と材料選定の見直しを行い、シリーズの信頼性を重視しながら設計をスリム化しています。また、+4ラインレベル用途にフォーカスするため、ファンタム電源は省かれています。
一方で、PRO SERIESは大規模環境や高チャンネル構成で柔軟性と拡張性を重視したラインで、The Patchは64ポイント(32in/32out)、The Patch LTは32ポイント(16in/16out)、The Patch XTは192ポイント(96in/96out)と、用途と規模に応じた選択肢を用意します。「PATCH se」はルーティング用途にフォーカスして仕様を整理し、デジタル制御のアナログ・パッチベイとしての操作体験を1Uにまとめたモデルです。

主な仕様
- 製品の仕様やデザイン、動作環境などは予告なく変更することがあります。
| 形状 | 1U ラックマウント(奥行8インチ) |
| 筐体寸法 | 19インチ(W)×1.75インチ(H)×8インチ(D) |
| コンピューター接続 | USB 2.0 |
| 対応OS | OSX 10.7 Lion以降 / Windows 7以降 |
| 対応ソフトウェア | PATCH APP / PATCH APP [DX](オンラインダウンロード) |
| パッチポイント | 48(24 Inputs / 24 Outputs) |
| 拡張 | PATCH Series各モデルと組み合わせて最大10台まで拡張 |
| 前面端子 | Combo TRS/XLR入力×1、XLR出力×1 |
| 背面アナログ接続 | DB-25/D-SUB メス(Tascam標準ピンアウト) |
| AD/DA変換 | 無し(100%アナログ、Sonically Transparent Audio Path) |
| ルーティング方式 | Multi-Patented Flock Audio Matrix Technology(デジタル制御アナログ・ルーティング) |
| 電源 | 外部電源(バレルコネクタ) |
| 同梱物 |
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発売日
未定
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未定






