Behringer ( ベリンガー )が、1986年にカシオから発売されたPD音源を採用したシンセサイザー「CZ-1」のクローンモデル「CZ1 Mini」を本国サイトで発表しています。
主な特徴
- クラシックなカシオCZシリーズにインスパイアされた、本格的なフェイズディストーションエンジン
- 豊かでビンテージなトーンを実現する3ボイスポリフォニー
- 直感的なインターフェースによるリアルタイムのハンズオンコントロール
- USBバスパワー駆動で、スタジオでもステージでも使用可能


※本製品の国内発売は未定で、発売時期、価格等の各種お問い合わせは現時点では島村楽器ではお受けできませんのでご了承ください。また仕様等は発売時と異なる場合があります。正式に国内発売決定の際は本記事にてご案内いたします
1980年代に発売されたカシオの「CZシリーズ」はオシレータの位相を歪ませて波形を合成するPD(フェーズディストーション:phase distortion)音源を搭載したデジタルシンセサイザー。PD音源はDCO(Digitally Controlled Oscillator)を搭載し、その読み出し位相をDCW(Digitally Controlled Waveform)で歪ませて様々な倍音をうみだすことができました。元となる正弦波から選択した任意の波形にモーフィング可能で、ローパスフィルターのような効果も生み出すことができたためフィルター回路は非搭載。またマルチステップのエンベロープを採用し、自由度の高いエンベロープ変化を得ることができました。
BehringerのCZ1 Miniは、2×DCO、2×DCW、2×DCA構成となるオリジナルのCZ-1のサウンドエンジンを搭載しつつ、オリジナルとは異なり「アナログフィルター」が搭載されています。発音数は3ボイス。情報が入り次第更新いたします。
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発売日
未定
販売価格
未定