sE Electronics DM1 DYNAMITE | マイクの信号をクリーンにブーストするプリアンプ

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sE Electronics DM1 DYNAMITE | マイクの信号をクリーンにブーストするプリアンプ

記事中に掲載されている価格・税表記および仕様等は予告なく変更することがあります。


sE Electronics ( エスイーエレクトロニクス )がパッシブマイクから充分なレベルを得られるスリムなアクティブラインプリアンプ「DM1 DYNAMITE」発売します。
「DM1」を進化させた機種はこちら⇒DM2 TNT

【2024年5月16日追記】 人気の「DM1 DYNAMITE」のブラックバージョン 「DM1 DYNAMITE Black」の発売が決定しました。

マイクにより多くのゲインが必要なとき、プリアンプだけでベストな結果を得られるわけではありません。「DM1 DYNAMITE」はマイクとマイクプリアンプの間に挿入し、あらゆるパッシブマイク(ダイナミック/リボン)に+28dBのクリーンで透明なゲインを付加します。

概要

DM1はパッシブマイクからの信号をブーストし、外部から不要な干渉を最小限にして大幅に向上したレベルの信号をプリアンプへ送ってくれます。ノイズや余計な色付けはしません。洗練された設計によるクラスA回路と特別に選別された高品位なFETによって、DM1の出力インピーダンスは非常に低く設定され、M1からの出力のケーブルを長く這わした場合でも高周波の干渉やバズ、ハムなどの影響が受けにくい構造です。またノイズレベルは市販されている他製品の半分近くに抑えられています。

さらに専用設計されたバッファーアンプを搭載することにより、接続された負荷に関係なく常に28dBのゲインが得られます。スリムでありながらも酷使に耐えられるよう設計された金属製のシャーシ、堅牢な構造、そして高い生産管理により、ステージに於いても高い信頼性が確保されています。

※最適な結果を得るため、DM1はパッシブマイクの出力コネクターに直接接続することを推奨します。必要に応じてマイクとDM1との間にケーブルを使うことができますが、その長さが短いほど全体的な性能は向上します。

DM1 DYNAMITEの主な特長と仕様

  • 負荷に依存しない+28dBのクリーンかつ安定したゲイン
    • 接続されたマイクのインピーダンスに関係なく一貫してゲインを維持するので、スタジオでもステージでも安定したレベルの信号をマイクプリアンプへ供給できます。
  • 洗練された設計と高品位なFETによるクラスA電子回路
    • 同クラス内の他社製品と比べても最もノイズレスで、かつソース本来の音質に忠実なトランスレス仕様になっています。
  • 専用設計の出力バッファーアンプ
    • 極めて低い出力インピーダンスを実現することにより、長いケーブルを使う場合でも外部からの影響を最小限に抑えます。
  • スリムかつ堅牢な金属製の筐体とプレミアムな仕上げ
    • スタジオやステージで用意にセッティングができ、かつ高品質の仕上げと金メッキされたXLRコネクターによって信頼性の高い信号接続を実現しています。

仕様

  • 周波数特性:10Hz – 120kHz(-0.3dB)
  • ゲイン:28dB (1kΩ負荷時)
  • 最大出力レベル(0.5% THD):8.3dBV (2.6V)
  • 出力ノイズレベル:9μV (JIS-A)
  • 動作電源:ファンタムパワー48V (IEC 61938 準拠)
  • インピーダンス:135Ω
  • 推奨負荷インピーダンス : 1kΩ以上
  • 消費電流 : 3.0mA
  • コネクター : XLR 3ピン
  • 外形寸法 : 19mm (直径) x 95.5mm (長さ)
  • 本体重量 : 80g

DM1 DYNAMITEに関する注意

DM1 はパッシブマイク(ダイナミックマイク/リボンマイク)専用の製品です。ファンタム電源はマイクへは供給しないため、ファンタム電源を必要とするマイク(コンデンサーマイク/アクティブリボンマイク)にはお使いいただけません。
DM1 を駆動させるためには、48Vファンタム電源を供給するプリアンプ/ミキサー/オーディオインターフェイスが別途必要です。

インラインプリアンプ&DI「DM」製品の違い

sE electronicsのDMシリーズは、3つのラインナップがあります。

DM1 DYNAMITE

「DM1」は、ノイズや色付けを最小限に抑えてマイクの信号をクリアに増強します。洗練されたクラスA回路と高品位FETにより、低ノイズと低インピーダンスを実現し、どんなマイクにも安定した28dBゲインを提供します。

DM2 TNT

「DM2」は、「DM1」を進化させた製品です。2段階のゲイン切替が可能で、入力先の信号レベルを選択可能。また、8段階のインピーダンス調整とバッファーアンプにより、接続される機器に依存せず安定したゲインが得られると同時に、EQとは異なる音質補正としても活用できます。インピーダンス特性が異なるパッシブタイプのビンテージリボンマイクも含め、あらゆるマイクに対して卓越した性能を発揮します。

DM3 TNT

「DM3」は、アクティブタイプのダイレクト・ボックスです。Ultra-HiZ入力を搭載し、エレキギター、ベース、ピエゾピックアップ、キーボード、シンセサイザー、ドラムマシン、など楽器の本質的なサウンドを明瞭に捉えレコーディングからライブまで高品質な音響を実現します。

3つの製品を要約すると

「DM1」および「DM2」は、外部干渉を避けながらマイクをクリーンにブーストさせるインラインプリアンプです。「DM2」は上位機種にあたるプリアンプで、2段階ゲインと8段階インピーダンス設定で柔軟性が向上しています。「DM3」はこれらと異なり、エレキギターからキーボードまで、幅広い楽器に対応するアクティブ型インラインDIです。ユニークな「on+」設定で、不要なハムやヒス、無線周波数の干渉ノイズを低減させ楽器の真の音色を引き出します。

sE electronics DMシリーズ比較

DM1 DM2 DM3
入力端子 XLR メス XLR メス 6.3 mm TRS
出力端子 XLR オス XLR オス XLR オス
インピーダンス 135Ω 135Ω 86Ω
推奨負荷インピーダンス 1kΩ以上 1kΩ以上 1kΩ以上
周波数範囲 (-0.3 dB) 10Hz~120kHz 10Hz~120kHz 10Hz~120kHz
ゲイン 28dB 15dB / 30dB
アッテネーションパッド 15 dB / 30 dB
消費電流 3.0 mA 3.1 mA 3.8mA
最大出力レベル
(0.5% THD)
8.3 dBV 9.5dBV
最大入力レベル
(0.5% THD)
19 / 34 / 49dBV
出力ノイズレベル 9 μV (a-weighted) 1μV @ 15dB / 6.6μV @ 30dB 1 μV
入力インピーダンス 10kΩ 50Ω~10MΩ 10 MΩ
寸法
(直径 x 長さ)
19mm x 95.5mm 19 mm x 95.5 mm 20 mm x 95.5 mm
重量 80 g 80 g 70 g
製品の詳細 URL URL

発売日

2018年12月7日(金)
ブラックカラー:2024年5月17日(金)

販売価格

DM1 Dynamite
¥13,200(税込)
JANコード:4530027261321


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DM1 DYNAMITE Black
¥13,200(税込)
JANコード:4530027261512


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