3,レコーディング編②
06.ギターレコーディング開始
まずはウォーミングアップで楽曲に合わせてプレイ。
ケリーサイモン氏との事前の打ち合わせではレコーディングの時間は2.5~3時間、内容はギターソロの差し替え、その他、アイディアがあればお試しいただきたいとお伝えしておりました。
そこでいきなりバッキングを弾きだしたケリーサイモン氏。
少ない時間の中でもケリーサイモン氏はバッキングを含めた全ギターパートをしっかり準備していただいていました。
限られた条件の中で、最大のパフォーマンスを発揮する、まさに超絶ギタリスト!
楽曲を制作したCrimzonAirのお二人もその”超絶”なプレイに感動していました。
そして、いよいよ本番です!
BPM190を16分音符でたたみかける非常に速いテンポの曲ですがバッキング、ソロともにほぼ1発で決めていただきました。まさに”超絶”です。
実際のレコーディングの様子です。
今回のギターバッキングは、左右でタイプの違う2人のギタリストが弾いているというイメージでレコーディング。まったく同じプレイを録るのではなく、細かいニュアンスの違いでサウンドに広がりが出ました。
また、2番のBメロでのワウペダルを使ったアプローチはケリーサイモン氏のアイディア。楽曲にアグレッシブなノリが加わります。
オリジナルの楽曲がもつ世界観はそのままに全編にわたってケリーサイモン氏のギターが炸裂した、ナイステイクをいただきました。
録音という作業を繰り返していくと、自分の楽器演奏の技術のレベルを客観的に感じることができます。
レコーディング中、「今日の自分の実力は、昨日までの実力。今日がんばっても無理。今できる限りのことやる」とケリーサイモン氏。
自身のプレイを見直し続け、研鑽をつんできたケリーサイモン氏の言葉から、”超絶”プレーの源は日々のたゆまぬ楽器練習だということがひしひしと伝わりました。