Steinberg(スタインバーグ)社のDAWの最新バージョン「Cubase Pro 8」に新しく追加された「楽曲制作に特化した」機能をご紹介したいと思います。今回試してみたのは Allen Morgan が手がけたポップ&ロックスタイルのコンストラクションキット、そしてプラグインエフェクトと新機能です。
- 「Allen Morgan Rock-Pop Toolbox」
- 追加されたプラグイン
- Quadrafuzz_v2
- VST Bass Amp
- Multiband Expander(Cubase Pro 8にのみ収録)
- Multiband Envelope Shaper(Cubase Pro 8にのみ収録)
- VCAフェーダー(Cubase Pro 8にのみ収録)
それではご紹介していきましょう。
ロック、ポップスに最適なライブラリー「Allen Morgan Rock-Pop Toolbox」
「Allen Morgan Rock-Pop Toolbox」は、Cubaseの各種プリセットデータでお馴染みのトッププロデューサー Allen Morgan氏 が手がけたポップ&ロックスタイルのコンストラクションキットです。新しいインストゥルメントを最大限に利用することで、作曲家にとってとても役立つコレクションとなっています。
30種類のコンストラクションキットは、それぞれ25~30のオーディオ / MIDI ループと、それらに対応するインストゥルメント、さらにチャンネルストリップとミキサーの設定まで含んでいます。作曲のインスピレーションを得ることができる最適な素材集といえるでしょう。今回使用したギター、ベース、ドラムの音ネタすべては「Allen Morgan Rock-Pop Toolbox」に収録されています。
ギターを「Quadrafuzz_v2」に通して歪み効果を加える
今回は少々変則ですが、まずは曲の中核となるギターリフからチョイスしてみることにします。
・・・ニルバーナ風(古!)のハードなリフですが、つづいてこれに「Studio EQ」と新兵器「Quadrafuzz_v2」をかけてみます。
いかがでしょう。圧倒的な中音域の歪みと音の広がりが出てきましたね。この「Quadrafuzz_v2」は4バンドごとに異なった歪みを加える事ができるのですが、中音域はアンプへのオーバーゲイン、高音域はディストーション、最高音域はビットクラッシュをかけています。これだけでも普通の歪み系エフェクターとは一線を画すサウンドを得ることができるプラグインといえるでしょう。
ベースに「VST Bass Amp」をかけてベースアンプ効果を得る
お次はベース。