初心者向け〜おすすめのキーボード/シンセサイザー選び【2022冬~2023新春版】

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初心者向け〜おすすめのキーボード/シンセサイザー選び【2022冬~2023新春版】

記事中に掲載されている価格・税表記および仕様等は予告なく変更することがあります。


こんにちは。Digiland ProShop(デジランドプロショップ) 仙台ロフト店のアベです。今回は初めてシンセサイザーを購入したいという方のために「今オススメのシンセサイザー(+ステージピアノ)」をご紹介させて頂きます。

※Digiland Pro Shop(デジランド・プロショップ)は、デジタル製品のコアなお客様までお迎えできるようにデジタルフロアをより専門的にしたイン・ショップです。

紹介するシンセサイザーとステージピアノ

  • JUNO-DS61
  • KROSS2-61-SC
  • YAMAHA CK61 NEW
  • MODX7+
  • FANTOM-06
  • FA-06-SC
  • RD-88-SC
  • NUMA COMPACT2

ちなみにこの「はじめてにオススメ」シリーズは過去にもDigilandに掲載されており、各製品とも選び方ポイントなども掲載済みですので、今回もそれに準じてご紹介していきたいと思います。キーボードとシンセサイザーはどこが違うの?という方は【FAQ】シンセサイザーとキーボードの違い
をご覧ください。
【関連記事】初めてのバンドシンセサイザー選び KORG+ROLAND+YAMAHA のおすすめファーストシンセサイザー比較

はじめにシンセ選びのポイントは主に

-内蔵音色の数と傾向

  • 鍵盤数
  • タッチ
  • 重量
  • 価格

といった感じになると思います。それではもう少しそれぞれのポイントを詳しく説明してみますね。

鍵盤数、タッチ、重量、価格について

これらは初心者もプロも関係ありませんね。皆さん鍵盤数は必要なだけなるべく多く、安くて軽くてタッチがしっかりした方が良いはずです。但し残念ながら、タッチがしっかりしたもの(だいたい各メーカー88鍵盤モデルのみピアノタッチ)=重量も重くなり、金額も高くなってしまいます。よって

  • 重くて高額でも良いから88鍵盤のピアノタッチ・モデルを選ぶ
  • 軽さと価格を重視して61鍵盤シンセタッチ・モデルを選ぶ
  • 間を取って76(73)鍵盤のセミウェイテッド(シンセタッチよりやや鍵盤がしっかりしている)モデルを選ぶ

上記いずれかの方向性になるかと思います。まずはここを頭に入れた上で以下「内蔵音源の数と傾向」及び機能を踏まえて選んでいきましょう!

その前に。ステージピアノという選択肢もある!

この後音源や機能について書きますが、店頭でお客様に接していると、私が嬉々としてシンセうんちくをしゃべりまくった後になって「いや・・機能とか派手なシンセ音とか要らないんで、シンプルに持ち運べるピアノでいいんですけど・・」と言われて凄い勢いで「無駄にしゃべってすいません!」と謝るということが多々あります(泣)なので先にステージピアノをご紹介致します。※過去被害にあったお客様。アベは反省し学びました!

ステージピアノって何?はデジランド過去記事でまとめられています。【関連記事】ステージピアノって何?

ステージピアノの主な特長としては、以下となると思います。

-ライブでも自宅でも使えるピアノ音色に特化したキーボード、タッチにもこだわり

  • シンセの用にいろいろな音が出るわけではない(最近はそうでもなくなってきましたが・・)
  • スピーカーやスタンドが付いていないものが多いので自由に組み合わせできる。
  • 持ち運び可能
  • ヘッドホンも使えるしアンプに繋ぐこともできる
  • ルックスが良い!お洒落!

要は電子ピアノと異なり、BOX型(足付いてるやつですね)ではなく持ち運びが容易で、ピアノ音色が強化されている代わりに他の音色は少ない傾向で、シンセの様な機能も少なく、シンセの醍醐味である音作りもほとんど出来ない一方、シンプルな操作性で演奏を楽しめるシャレオツなピアノです。ピアノのクオリティ重視でその他の機能は要らないというアナタにピッタリです。

プロのアーティストのライブではメインキーボードがステージピアノで、2段目にシンセ・キーボードなんてセッティングをよく見かけると思います。スタイリッシュでプロっぽい(?)ので、最近では自宅でのピアノ練習用にお求めになる大人のお客様も増えている様です。

ステージピアノオススメ

1)ROLAND RD-88-SC

【製品詳細】https://info.shimamura.co.jp/digital/newitem/2021/04/141289

いわゆる電子ピアノのオリジネーターにして定番ブランドRolandによるこちらは、電子ピアノにも採用された高品位な鍵盤に最新の音源が搭載され、しかも軽いので大変オススメです。いきなり先程の話と矛盾しますが、こちらトーン(音色)が3000、シーン(トーンを組み合わせた音色)300搭載とピアノ以外の音色も超ふんだんに入ってます。そしてエフェクトも豊富かつ操作性抜群。意外に見過ごす方もいらっしゃいますが、ライブ用途ならエフェクトの操作性は重要です。ロックな曲はドライな音で、バラードはリバーブを効かせてといった作業を自分でやる以上素早くツマミに触れらることはとても大事なポイントです。


後述するシンセ・キーボードには当たり前についているエフェクトも、電子ピアノにはなかったり調整出来なかったりすることが多いので、ここもステージピアノが電子ピアノと違う点と言えますね。

シンプルで高品質を過不足ない機能をお求めなら最初の1台として無敵では?※RD-88-SCは通常のRD-88と異なる島村楽器専売モデルで、通常別売りのペダルや、オリジナルコンテンツが付属してお値段据え置きのお買い得モデルです。

おすすめポイント

  • 電子ピアノにも採用されているPHA-4 スタンダード鍵盤:エスケープメント付き、象牙調の88鍵盤
  • ZEN-CORE音源やSUPER NATURAL音源といった最新高音質音源
  • ステージピアノでは珍しいスピーカー搭載=家での練習が気軽に可能
  • なのに13.5kgと意外にも軽い
  • 音色数多数
  • エフェクトも豊富

マイナスポイント

  • 特に思いつきませんでした

販売価格

RD-88-SC
¥146,300(税込)
JANコード:2370000494375

RD-88-SC

下記のURL先のデジマートでもご購入いただけます!
購入ページ


Studiologic Numa Compact 2

【製品詳細】https://info.shimamura.co.jp/digital/newitem/2017/01/109821

「88鍵盤で安くて軽い」
これ一点突破な商品ですが、これは実は他にあまりないものと言えます。なんと重さ7.1kg。私がスーパーに買い物に出かけると、食材の他1.5ℓのジュースやお酒などでこれくらいの重さにすぐなりますので、スーパーの買い物袋程度の重さということになります(個人差アリ)。鍵盤は流石にピアノタッチではありませんが、高級鍵盤メーカーFATARによるセミウェイテッド鍵盤が採用されており、ライブにうれしいエフェクトも搭載。これも自宅練習にうれしいスピーカー搭載です。音色も88種類とステージピアノにしてはまずますな量です。

おすすめポイント

  • FATAR製セミウェイテッド88鍵盤
  • 圧倒的軽量さ
  • お手軽価格
  • エフェクト搭載
  • スピーカー搭載
  • made in Italyなルックスの良さ:

マイナスポイント

・ピアノタッチではない(そこが良いという方もいますが)

販売価格

Numa Compact 2
¥79,750(税込)
JAN コード:4534217614317

Studiologic Numa Compact 2

下記のURL先のデジマートでもご購入いただけます!
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さてそれではステージピアノからシンセサイザーの選び方に話を戻しましょう!

内蔵音源の数と傾向と機能

さて、まず内蔵音源の数についてですが、今時どのモデルを選んでも1000種類以上入っており、ピアノ・エレピからシンセ、ストリングス、ブラスなど一通り網羅されています。が!例えば同じピアノでも時代によって、ジャンルによって、ヒット曲によって微妙に音が異なり「まぁまぁたくさん音色あるのにイメージに合う音全然ないなぁ」なんてなことはとっても良くあります。なので

-なるべく沢山の音色を搭載 多ければ多い程気に入る音色見つかる可能性大!

  • 最新機種 ※今評価されている(人気がある)音色が搭載されている
  • 音色拡張機能があるもの

を選ぶと良いと思います。また音色のメーカーごとの傾向についてですが「好みがあるし、何よりモデルによるので店頭でお試し下さい」が正解だと思いますが、ここは折角なので私の独断と偏見でメーカーごとの傾向を言い切ってしまいたいと思います!

  • YAMAHA:ピアノ始め生楽器の音色が素晴らしい
  • KORG:派手。特に激しいシンセは中毒者多し
  • ROLAND:万能。バンドに馴染みが良い音で、どのジャンルも対応可能な印象

書いといて「情報少なっ」と思いましたが、上記は良く言われる傾向だと思います。ま、参考までということで。YAMAHA派、KORG派、ROLAND派、NORD派・・などなどそれぞれ沢山いらっしゃり、皆違うことを言うので、実際試すことをオススメ致します。

また機能について少し。

シーケンサーとサンプラーは確認して欲しいポイントです。まずシーケンサーは、いわゆる打ち込みが出来る機能です。作曲しない方にとっても、例えばダンスミュージック風の楽曲の際4つ打ちのキックなど、事前に鍵盤パート以外を打ち込みしておくことが出来る為、この機能があることで一人何役にも(最高16役)なれます。コピーすると分かりますが、今時全部リアルタイムに手弾き出来る楽曲も多くありませんので、ここは是非押さえたい機能です。

【関連記事】【FAQ】シーケンサーとは?

サンプラーは元々既存楽曲などを取り込んで音階を付ける機材ですが、キーボードに搭載されていることにより、ちょっとした効果音(SE)やフレーズを、パッドを叩くことで簡単に鳴らせます。これまた意識すると今時の楽曲はいろいろな効果音が鳴っていることがわかるはずで、バンドで誰がそれをやるのかというと。。そうキーボーディストの皆様なので、あると良い機能だと思います。

【関連記事】【FAQ】サンプラー / サンプリングとは?

さて前置きが長くなりましたが、上記選ぶポイントを踏まえ、今の「はじめてにオススメシンセサイザー2022」を選んでいきたいと思います!


オススメシンセサイザー

1) ROLAND JUNO-DS61(76、88鍵盤モデルあり)

【製品詳細】https://info.shimamura.co.jp/digital/newitem/2015/09/68662

大ヒットモデル、、帝王です。学生さんが目当てに来店されたり「先輩が使ってる」「部室にある」と聞くのは大抵このモデルというほどの定番です。
人気の秘訣は

  • 簡単
  • 軽い
  • 安い

だと思います。じゃあもうこれで良いのかと言うと、そうだとこの記事終わっちゃうし、そもそも書かないのであえてちゃんと問題点もあげます。これ2015年発売、なんと7年前。iPhoneで言うとiPhone6の時代の製品です。日進月歩のデジタル機器にあって、この帝王、さすがに現代ではややアンティーク(言葉選びました)な感じです。いろいろ他モデルと比較するとどうしても時代の差を感じる点もあります(これはしょうがない)。

音色についてはぜひ店頭でお試し頂きたいですが、やや懐かしい雰囲気を漂わせております(あくまでアベの主観)。最新のシンセであれば、スネアの音など鍵盤を弾く強さに応じて音色・ニュアンスが変わるのが主流です(強く叩けば「バァン」と鳴り、やさしく叩いたら「ボスッ」って音色もやさしく変わる)。しかしJUNO-DSの場合、鍵盤をやさしく弾いても「バァン」が小さい音量で鳴っているだけのように聞こえます・・)まあここを突っ込むのは発売年を考えると可愛そうなんですが・・
なお音色の拡張はROLAND AXIAL(リンクhttp://axial.roland.com/jp/)というサイトで、1つだけお好みのものを追加出来ますが、現在Rolandは最新のZEN-CORE音源と共に、それに対応するRoland Cloudという新たな音源提供サービスを始めてますので、今後はどうなるのかわかりません。

シーケンサーは搭載してはいますが、パターンシーケンサーという最大8小節限定。繰り返しの曲や練習には良いと思いますが、普通の曲はちょっと無理。サンプラーも、PCからデータで取り込んだ音を鳴らすことは出来ますが、リアルタイムに自分の演奏したフレーズなどを取り込むことは出来ません。なんだか少々アンチっぽくなってしまいましたが(反省)、それでもこの使いやすさは魅力ですね。

おすすめポイント ☆☆☆

  • 簡単
  • 軽い
  • 安い
  • ブラックの他ホワイトもあり可愛い(店頭で良く言われます)

マイナスポイント

  • 1、2世代前の音源クオリティ
  • 音源の拡張性が低い
  • シーケンサーが8小節まで
  • サンプラーが力不足?

販売価格

JUNO-DS61
¥83,600(税込)JANコード:4957054507367
JUNO-DS61W (ホワイト)
¥83,600(税込)
JANコード:4957054508869

ROLAND JUNO-DS61W

下記のURL先のデジマートでもご購入できます!
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2) KROSS2-61-SC

【製品詳細】https://info.shimamura.co.jp/digital/newitem/2018/05/123392

こちらは当店で学生さんにJUNOに次ぐ人気のモデル。何といってもまず3.8kgという私のスーパーの買い物袋を明らかに下回る圧倒的軽さ。ちなみに今回の候補中全61鍵盤モデルで最軽量(なはず)です。そして1900音(KROSS2-61-SCの場合)という膨大な音色数に、シーケンサーやサンプラー完備。さらにさらにJUNO-DS61より(わずかですが)安い!2017年発売なので、これまたベテランの域で音色が最新機器と比べるとやや弱いのが難でしょうか。けれど予算が限られていて鍵盤数が足りるのであれば、最良の選択だと思います。

オススメポイント ☆☆☆

  • すっごく軽い
  • 音色多い ※KROSS2-61-SCはさらにKORGの名機TRITONのプリセット512音色を追加!
  • シーケンサー、サンプラーに加え、何かと便利な最長3時間のオーディオレコーダー搭載

マイナスポイント

  • JUNO-DSと同程度の音色クオリティ
  • 画面が小さくモノクロで視認性が良いとは言えない

※KROSS2-61-SCはホワイトカラーで、通常別売りのケースとTRITON512音色を追加した島村楽器オリジナルモデルになります。

動画はKROSS2(Super Matte Black)モデル
KORG KROSS2 First Look by Mitsuru Sakaue

販売価格

KROSS2-61-SC
¥84,700(税込)
JANコード:4959112179042

KROSS2-61-SC

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3) YAMAHA CK61

【製品詳細】https://info.shimamura.co.jp/digital/newitem/2023/03/149247

2023年3月に発売したてほやほやのこちらはキーボーディストなら一切マニュアルを必要としないであろう伝統的かつシンプルな操作性と、

  • Bluetooth音源再生対応
  • 鍵盤下に(何か不思議なほどとっても音が良い)スピーカー搭載
  • 電池駆動対応
  • 便利すぎるアプリRec’n’Share&Soundmondo対応

といった後発機種らしい多機能さが盛り込まれた、まさに今おススメしたい1台!!

主観が入るのであえて鍵盤のタッチについてはあまり言及してきませんでしたが、個人的にはこの価格帯の中ではかなり良い様に思います。そしてなにより個人的にもお話しされたお客様の反応的にも、やはり皆様その簡単さと関連するパラメーターを色の切り替わりで教えてくれる「やさしさ」設計に心打たれてました。昨今はとかく画面の中深くの階層に入っていってどうのこうのという操作性が一般的な中、「つまみ全部出てますがなにか?」的な強めの主張を感じ、「(ステージ用キーボードは)いいじゃないか こういうのでいいんだよ こういうので」と某一人でグルメするドラマの様な感想がこぼれだすこと受け合いです。ちなみに88鍵盤モデルもお手頃価格&軽量なので、ピアノタッチが好みで運べる方はそちらもオススメです。

青いLEDにご注目。今は2chが選ばれていて、音源の種類やエフェクトも2ch関連だと瞬時に把握できます。

おすすめポイント ☆☆☆☆

  • 内蔵とは思えないクオリティのスピーカー搭載
  • Bluetooth音源再生対応 練習が楽しく出来そう
  • (忙しいライブ時に感謝の気持ちが溢れ出すであろう)かんたん親切設計
  • 5.6kgと比較的軽い

マイナスポイント

  • (簡単さと引換えだとわかりつつ)レイヤー/スプリットが3chまで ※JUNOやFantom-0、MODX+などは16ch
  • 363音色と少な目
  • LFOがなく、EGもアタックとリリースのみなので、音作りを楽しむいわゆるシンセサイザーとしては弱い
  • (当たり前だけど)ケース別売り ※現在学生のみケース付属キャンペーン中。JUNOとKROSS2-61-SC、Fantom-0は現在ケース付属

販売価格

CK61
¥99,000(税込)
JANコード:4957812669955

CK61

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4) YAMAHA MODX7+

【製品詳細】https://info.shimamura.co.jp/digital/newitem/2022/09/147210

こちら今年9月に発売したてほやほやのYAMAHAミドルグレード商品です(MXの上位、MONTAGEの下位機種)ヤマハらしい生楽器の良い音はもちろん、これまたヤマハおなじみのFM音源(80年代に流行ったキラッキラなシンセ音で、駅など生活の至る所で聞ける定番音色で、最近また大流行中のあの音)搭載で、それをモーフィングしたり動きをつけたり、要は元々良い音一杯だしさらに自分なりの音作りもとっても楽しめる1台。さらに!音作りの暇がない人のために、世界中のユーザーと音色の共有が可能な「Soundmondo」なるアプリも準備されてます。

細かい機能はこの記事の趣旨から外れるのでデジランドの紹介記事を参照頂くとして「はじめてのキーボード」的に刺さりそうなところで言うと、視認性と操作性が圧倒的に良い「大きな液晶タッチパネル」と、自分のLIVEセット(よく使う音色の登録画面)にメモ出来るのが見やすくて良いと思います。


また、YAMAHAということもあり、大人気の音楽制作ソフト「CUBASE」との連携がピカイチ!本体のシーケンサーに演奏を録音したら「MODX CONNECT」で付属するCUBASE AI(製品版お持ちならもちろんそちら)にそのMIDIデータを転送し、PCで編集といったPCとのシームレスな連携が可能。いくらMODX7+に大画面の液晶が搭載されているとはいえ、PCの画面サイズには適う訳ありませんので理にかなっていると思います。但し!そのせいかMODX7+は本体側のシーケンサーで編集することが出来ませんので要注意。サンプラーについても、簡易シーケンサーである「パフォーマンスレコーダー」にて、USBメモリに自分の演奏を録音したり再生したり出来ますが、パッドは搭載してませんので、演奏中効果音を次々切り替えて鳴らすことは出来ません。

オススメポイント ☆☆☆☆☆

  • フラッグシップMONTAGE譲りの最高に良い音
  • モーションコントロール機能が豊富で、動きのある音作りが楽しめる
  • 大型液晶タッチパネルの視認性と操作性の高さ
  • CUBASEなど音楽制作ソフトとの連携
  • ピッチベンドなどが鍵盤上部にあるデザインで横幅が短く、軽量・コンパクト(比較的)

マイナスポイント

  • サンプラーをパッドで鳴らせない

販売価格

MODX7+
¥176,000(税込)
JANコード:4957812678032

YAMAHA MODX7+

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5) ROLAND FANTOM-06

【製品詳細】https://info.shimamura.co.jp/digital/newitem/2022/03/145352

こちらも今年2022年発売の最新機種で、ROLANDにおけるミドルグレード(JUNOの上位、FANTOMの下位機種)にあたる製品です(76、88鍵盤もあります)。ちなみにここまで紹介したチェックポイントはすべて楽々クリアしております。文句なくオススメです。

オススメポイント ☆☆☆☆☆

  • 最新ZEN-CORE音源とSUPER NATURAL音源搭載
  • ROLAND CLOUDによる拡張性
  • 旧FAシリーズと比較し、新開発の鍵盤によるタッチの改良と軽量化!
  • リアルタイムやステップ録音、TR-RECまで可能なシーケンサー
  • 多機能なサンプラーを16個のパッドや鍵盤で鳴らせる
  • 好きな人にはたまらないバーチャルトーンホイールオルガン音源(写真下1)
  • LOGIC、ABLETON LIVE、mainstageといった音楽制作ソフトとの連携
  • 待機画面で回転する「0」がどっち周りにも見える謎のトリック(写真下2)

トーンホイールオルガン音源

謎のトリック

マイナスポイント

  • 現時点で、一番人気の音楽制作ソフト「CUBASE」に対応していない

販売価格

FANTOM-06
¥170,500(税込)
JANコード:4957054514945

Roland FANTOM-06

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6) オススメ番外編 ROLAND FA-06-SC

【製品詳細】https://info.shimamura.co.jp/digital/newitem/2017/05/113600

こちら先述のFANTOM-0の発売に伴い生産完了となりましたが、現時点でまだ展示品限りの特価品がある店舗が少なくない様です。当然ご予算に余裕があれば新しい方(FANTOM-0)が良いに決まってますが、昨今の情勢もあり、あらゆる物価が上昇中の昨今、FA-06-SCが異様にコスパ良く感じます。最寄りの店舗に展示特価品が残っている様でしたら、検討に加えるのは大いにありだと思います。

オススメポイント ☆☆☆☆

  • 今となってはコストパフォーマンス抜群
  • SUPER NATURAL音源搭載
  • リアルタイムやステップ録音可能なシーケンサー
  • サンプラーを16個のパッドや鍵盤で鳴らせる
  • CUBASEなど音楽制作ソフトのコントロール機能

マイナスポイント

  • 生産完了品、在庫のみ

販売価格

FA-06-SC
¥129,800(税込)
JANコード:4957054511920

ROLAND FA-06-SC

店頭展示品特価の目玉商品は下記のURL先のデジマートでご購入いただけます!
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まとめ

いかがでしたでしょうか?いろいろ書きましたがシンセサイザーは電子機器でありつつ「楽器」です。ぜひお近くの島村楽器で実際に触って試して、自分に合うモデルを見つけて下さい。

この記事を書いた人

阿部元也(あべげんや)


ギター、マンドリン、バンジョー、三味線、琴、ベース、大正琴、バンドゥーリア、シンセ多数(モジュラー含む)、シタール、DJ、旅先で買った名も知らぬ民族楽器など楽器が好きで購入してはいい音で録音したくなり、気が付くととてつもなくたくさんのデジタル機材を買い集めてを繰り返した結果、なんでも来いな感じになり、昔からレコーディングやPAなどなんでもタイミングが合えば手伝ってきた&納得する自分の曲が全然出来ない結果、偶然楽器店の店員ぽく仕上がった人間です。今は音楽プログラミング言語の復習と三味線(長唄とか端唄)がブームです。なぜか鍵盤の練習が出来ないのが悩みです。「仙台のアーティストってなんかやたら音源(ライブも)の音良いな」なんて状況が来て、その裏で暗躍出来たら本望です!

仙台ロフト店デジタルアドバイザ-
仙台ロフト店:https://www.shimamura.co.jp/shop/sendai/


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