前回の私の記事が2月でした。ん?2月?
あっという間に春を通り越して夏がそこまでやってきてますね!
夏!と言っていますが、私は暑いのは苦手です…。
今回は写真が多いので前置きはこのくらいにして、早速本題に入ります。
楽器の基本情報とは?
みなさんが、楽器の調整や定期メンテナンスをご依頼いただく際によく
- どのような症状が気になってますか?(音が出にくい、裏返る、水が滴れる…等)
- いつ頃ご購入しましたか?
- 最後の調整はいつ頃ですか?
さらに、
- メーカーや品番、モデルはなんですか?
- 製造番号、シリアルは分かりますか?
…と聞かれることはありませんか?
メーカーは分かるけど、品番はなんだっけ?
製造番号?どこに書いてあるの??
楽器を選ぶときにたくさん調べたけど…忘れてしまった…。
今回はそんな疑問にお応えする内容をお届けします!
楽器の基本的な情報(スペック等)を得るために、私たちがまず初めに確認するものです。
管楽器と言っても大きく分けると「木管楽器」「金管楽器」に分かれますので、《前編-木管楽器/後編-金管楽器》でお届けします。
それぞれの楽器の赤丸の箇所にメーカー名(ロゴ)、モデル名(品番)、シリアル(製造番号)が記載されていることが多いです。
※メーカーやモデル、製造された年代によっては異なる場合があります。
必ずしも、該当の場所にあるとは限りません。
※モデル等を判別するためのツールとして参考にして頂ければと思います。
まずはフルート・ピッコロ
フルートは赤丸の所にメーカーや、品番、製造番号が刻印されている事が多く、音孔の形状を見て判断することもあります。
ピッコロはこの金属部に製造番号が刻印されている事が多く、メーカー名は木部の刻印や泊押し部、品番は楽器の特徴を見て特定する事もあります。
クラリネット
ほとんどのメーカーがこの赤丸の箇所にメーカー名、品番、製造番号が刻印されている事が多いです。
バスクラリネットやE♭クラリネットでも似たような箇所に刻印されています。
サックス
サックスもほとんどのメーカーがこの赤丸の箇所にメーカー名、品番、製造番号が刻印されている事が多く、ソプラノ・テナー・バリトンサックスも似たような所に刻印されている事が多いです。
写真ではご紹介できませんでしたが、オーボエやファゴットも似たような目立つ所に刻印されています。
共通して言えることが、メーカーロゴは前面に、シリアルは背面にということです!
メーカーロゴは楽器の顔とも言える大事なものなので、目立つ前面にありましたね。
シリアルはそっと背面に隠れてます。
品番、製造番号は同じ組み合わせはありません!
「その個体を判別する世界で唯一無二の組み合わせ」です。オンリーワンです!
メーカーによっては「いつ製造されたか」まで管理している事もあるとか!
なので、
フルートで「頭部管・足部管が上手く入らない」
クラリネット・サックスで「組み立てたけど、音が出ない」等々の理由で楽器の組み合わせをバラバラにしてませんか?
楽器には製造段階からの組み合わせがありますので、組み合わせを変える際には、必ずリペアマンにご相談ください。
続きましては金管楽器編です!
楽器調整をしましょう!
楽器は生き物!季節や気候の移り変わりで敏感に変化し続けます。
まずは軽く、楽器の健康診断なんていかがでしょうか?
楽器の主治医である技術スタッフが現在の状態をお伝えいたします。
健康診断及びお見積もりは無料ですのでお気軽にお越しくださいませ。
事前にお電話で楽器の種類・メーカー・型番・依頼内容やお困りな事などお知らせ下さい。
急なご来店でも勿論大歓迎です。ご来店お待ちしております。
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