【定期メンテナンスって何してる?】~金管楽器編~
こんにちは!杉浦です!
今回は定期メンテナンスって何をするの?の金管楽器編です!
木管楽器同様、「楽器が次の定期メンテナンスまで使えるように必要な処置をする」のが定期メンテナンスです。
ホルンの定期メンテナンスの様子をお届け

それでは楽器を見ていきます。
金管楽器の確認ポイントは
・ピストンやロータリーが正常に動くか
・抜差管が抜けるか
・消耗パーツがへたっていないか
・管内に汚れが溜まっていないか
・溶接外れがないか
・演奏に支障がでるへこみや穴あきがないか
等です。
お客様のご要望によっては音に影響がなくてもへこみ直しを行う事もあります。

ロータリーを触ってみると、動きはしますがもったりとゆっくりな動作です。
これだと音を素早く切り替えられないので、動きをよくする調整が必要です。


抜差管は問題がありませんでしたが、ロータリーの可動域を決めている黒いゴム(写真矢印部分)はロータリーの調整結果によっては交換が必要になります。
管内の汚れ具合やへこみ等外観をチェックし、今回の修理内容は
・管内洗浄
・ロータリー調整×4ヶ所
・必要によりロータリーゴム交換
となりました。
作業開始
まずは洗浄を行うために各部を分解します。


抜差管やロータリー、必要に応じてレバーも取り外します。

↑こちらはロータリーが入っている筒部分です。
抜差管につながる穴があいていますね。

こちらはロータリーです。
真鍮製なので本来はゴールドの色味なのですが、サビが溜まって変色しています。
ロータリー内部は髪の毛1本も入らないくらい精密に出来ているので、このサビはしっかりと取り除きます。
洗浄の様子はこちらをご覧ください。
洗浄後

洗浄を終えたロータリーがこちらです。
先程のサビが落ちていますね。
この後ロータリーが入っていた筒とのすり合わせを行い、組み立てていきます。

筒に入れる前にはもう一度汚れを落とし、ホコリ一つない状態にします。

組み立てる際は各部新しいオイルを入れながら作業していきます。
ロータリーの組み立て後レバーを取り付けて動きがスムーズか確認し、ゴム交換が必要であれば新しいものに交換します。
抜差管もロータリー同様キレイにしてグリスを塗って組み立てていきます。
完成!

完成しました!
見た目では大きな変化は感じられませんが、ロータリーの動きはとてもスムーズになりました。
金管楽器も1年に1度のメンテナンスを
木管楽器編でもお伝えしましたが、管楽器のメンテナンスは1年に1回を目安にご案内しております。
金管楽器の場合は特にピストン・ロータリー・スライドの動きが要になってきます。
汚れが溜まると動きが悪くなるので、普段のお手入れに加えて定期的に水洗いが必要です。
トランペットであればご自身で洗える方もいらっしゃいますが、ロータリー楽器はご自身での分解が難しいのでリペアマンにお任せ頂くことを強くおすすめします。
その他アクシデントによるへこみ直しなども承っていますので、1年以上メンテナンスに出した事のない方は、楽器の専門医である私たち管楽器リペアマンにご相談下さい。
以上、定期メンテナンスの様子をお届けいたしました。
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中高6年間をトランペットとコルネットの二刀流で部活漬けの毎日を過ごしてきました!全国の皆様からのご依頼、心よりお待ちしております!