【ピカピカ】サックスの水あかを落としてみた!
こんにちは!杉浦です!
今回は定期メンテナンスでお預けいただいたサックスのクリーニングを行いました!
サックスを分解してみるとよくわかる
今回のお客様は定期メンテナンスということでお預かりしました。
気になることはタンポがペタペタはりつく感じがするとのことです。
楽器を分解してみると…



管体に水あかがたくさん付着していました。
うまく光を反射してくれず、曇った感じになっています。
水垢は管体だけでなくキィ(表も裏も)にもついていました。


管楽器は水分との戦い
管楽器は息を吹き込んで音を出す楽器なので、演奏すると必ず管内に水分が溜まっていきます。
そして息を吹き込む力で溜まった水分が飛び出し、そのままにしておくと水あかが出来ます。
しかしこの水あか、さまざまな不調のサインかもしれません。
①見た目
先程の写真の様に水垢がつくと表面が曇るので、パッと見た時の楽器の輝きが減ってしまいます。
水あかが付いたままにすると、クリーニングしても取れなかったりサビが発生することもあります。
②タンポのべたつき・音が出ない
水あかが出来る=水分除去が不十分な状態のためタンポが水を吸収してべたつきが出たり、キィが開閉しなくなり音が切り替わらないこともあります。
水分があることで汚れが溜まりやすくなったり、ひどい場合はカビが発生することもあります。
また、タンポは革やフェルトで出来ているので、水分を含むことで変形が進み、きちんと音孔(楽器にあいた穴)を塞げない状態になることもあります。
③異音が出る
水が飛び散る→乾燥を繰り返すことで、消耗パーツであるタンポや軟物(キィコルクやフェルト)は次第に傷んでいきます。
傷むと柔軟性がなくなり固くつぶれていくことでキィを動かしたときのカチカチ・ガチャガチャ音が大きくなります。
消耗パーツは傷んできたら交換していくものではありますが、交換スピードを速めてしまう事になります。
④臭い
汚れ・水分を溜め込むことで臭いの元となることもあります(洗濯物の生乾きと一緒です)。
見た目や音に影響が出るだけでなく、知らないうちに臭いの原因になるとは…!!
水あかをクリーニングしてすっきりさせよう!
今回のお客様もタンポがべたつくとの事でしたが、水あかの付き具合を見ると水分除去がうまく出来ていなかった可能性がありますね。
定期メンテナンスでは楽器の分解(キィ等を取り外す)を行うので隅々までこの水あかをしっかりと落としていきます!



管体だけでなくキィのについた水あかもお掃除。
タンポに汚れが溜まって取れない場合は、タンポ交換を行う事もあります。


クリーニングでピカピカに!
クリーニングを行いながらタンポの塞がりやキィバランス、そして軟物の交換も適宜行い完成した楽器がこちら



うん!キレイですね!
水あかを付きにくくする方法とは?
お客様から「水あかが気になるんだけどどうしたら付きにくくなるの?」とご相談いただく事がよくあります。
出来れば付けたくないですよね。
その方法はたったひとつ。
こまめにお手入れをすること。これだけです。
演奏中の水が出なくなるようにすることは残念ながら出来ません。
ですので水分が飛び散る前にスワブやクリーニングペーパーを使って管体から水分を除去しましょう。
決まった時間はありませんが20分を目安にして、休憩がてらお手入れをするのがオススメです。
飛び出してしまった水分は清潔なクロスで拭き取り、水あかになる前に無かったことにしちゃいましょう!
(ただし細部はメカニズムがたくさんあるので無理をせず、定期メンテナンスを行うときにリペアマンに任せましょう)
適切なお手入れを行って楽器を良い状態に保ちましょう!

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中高6年間をトランペットとコルネットの二刀流で部活漬けの毎日を過ごしてきました!全国の皆様からのご依頼、心よりお待ちしております!