クラリネットのパーツが高速スピン???
こんにちは!
暖かい日もあれば、まだ冷え込む日もありますね。
寒い日にはボルシチにチーズをトッピングして食べたくなる、富田です。
さて、今回はクラリネットに5つ付いてるパーツについてのお話です。
クルクル回る!素晴らしいスピンです!
フィギュアスケートであれば美しいスピンは高得点ですが、クラリネットのスピンは要調整の減点対象になります。
クルクル回る?一体どこのパーツでしょうか?
(こんなにきれいなクラリネットが並んでいるとワクワクしますね!!!)
しかも5つ付いている?
普段はあまり気にすることはない場所かもしれません。
正解は↓
普段気が付かないからこそ
5つ付いてるパーツはリング(胴輪)でした!
バレル(タル)に2つ、下管に1つ、ベルに2つです。
調整依頼の楽器を見ているとなかなかリング緩みに気づいていない方もいらっしゃり、お伝えすると「気が付かなかった!」と驚かれる方も。
今回はベルを中心に見てみます。
一見普通で正常に見えますが・・・
リングがスポーンと抜けてしまうではありませんか!
ベルの方は・・・
分かりやすいようにマスキングテープを貼り、切れ目を入れて回転させてみました。
これだけ回るとは・・・びっくりしますね。
原因は木部の割れと同じ
リングが緩んでしまう原因は木部の割れと同じで湿度や温度の変化が1番の原因です。
それにより、木部の伸縮が起き、特に寒いこの時期にリング緩みが多くあらわれてきます。
割れとは違い、木部とリング(金属)との相性もありますので、「自分の取り扱いが良くなかった」と落ち込むことはありません。
発見したらすぐにご相談ください!
リング緩み修正
修理・調整代 | 1ヶ所 税込618円(送料別) |
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最後に楽器の調整を行ったのはいつですか?原因は調整崩れかもしれません。演奏する時にベストな状態で思い切り楽しんでいただけるよう全力でサポートします!