こんにちは。管リペアセンターの金安&荒井ゆうかです。
寒くなり、布団から出られなくなり、コタツにアイスが恋しくなりますね。
乾燥注意報が出始めている今回は、クラリネットの管体割れの様子と予防策をご紹介!
管体の割れ
割れは、なかなか見つけにくいのですが、よ~く観てみましょう…
わかりましたか?
赤丸の部分に、うっすらと線が入っているのがわかるでしょうか?
写真で撮ってみてわかったのですが、現物はもっとヒビが入っています(汗)
安心してください。割れは直ります!!
こんなに割れていても大丈夫です!
私達がこの割れを直します!!
作業工程は、修理屋さんやメーカーによって異なりますが、割れを観察しながら割れに合わせた修理方法で修正していきます。
そして、ちゃんと修正をすると…。
なんとっ!!!!!
こんなにキレイに目立たなくなりましたね~‼‼
どうですか?
もう一度見比べてみましょう。
修正前
修正後
ベルの色合いが変化していますが、別のベルを使用している訳ではありません。
割れの修理の際に、ワックス等を使用して艶を出したので、見た目に変化があります。
急激な湿度・温度変化に注意
クラリネットは、急な湿度や温度変化によって割れることがあるので、演奏中でも小まめに水分を取ることが大切です!!!
お手入れ方法
スワブは10~15分に1回、しっかり水分が取れるようにゆっくりと2、3回スワブを通しましょう。
特に吹き始めは結露しやすいので、5分に1回通せるといいですね。
クリーニングペーパーも忘れずにね☆
他にケースに入れるだけでケース内の湿度管理をしてくれる湿度調剤を入れておくと、楽器にとって最適な湿度を保ってくれる木管楽器奏者必見!便利なアイテムもありますよ!!
それでも割れてしまった方はすぐに修理をしましょう!
番外編
こちらは上管の割れです。
うっすらと割れているのがわかりますか?
作業後
どうでしょうか、わかりますか? こちらが修正痕です。
割れの修理は、多少の修正痕が残ります。
修理代
今回の割れ修理は、ベルの中まで貫通している事もあり、
修理・調整代 | 20,625円(税込・送料別) |
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でした。
割れの長さや、位置によって金額は異なりますので、割れなど心配な方はお気軽にご相談ください♪
※修理費用は同じ症例でも楽器の種類や形状・仕様によって異なる場合があります。
ご不明な点はお近くの島村楽器にぜひともご相談ください。
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