こんにちは。山下です。

やっと梅雨が明けましたね~!ただ、湿気が完全になくならなくてまだまだ髪の毛が跳ね放題です。
そんな湿度が高い日が長く続きクラリネットを吹いている方に悲しいですが、とても重要なお知らせです。

クラリネットが大きくなるとは?

この画像を見ると、あとちょっとが入り切っていませんね~!

クラリネットは "グラナディラ" という木材を何年もかけてゆっくり乾燥させたもので管体が出来ています。
乾燥させたものが湿気や演奏中の水分の影響でゆっくり膨らんでいき、ある日突然「ジョイントがきつくて入らない」又は「ジョイントが抜けない」症状が発生します。

例えば、お麩を水に入れるとゆっくり大きく膨らむようなイメージです!

これが、私たちが目視しても分からないレベルで起こっており、クラリネットが大きくなる(膨らむ)現象です。

直します!

大きくなって(膨らんで)しまうと、ジョイント部(木部)が接触しないように慎重に削ります。

「「再び乾燥させれば抜けるはず!」」と思いますが、何度乾燥させても湿気がある限り再発してしまいます。

また、頑張って抜こうとしてキイを曲げてしまったり、ジョイントコルクがはがれてしまったりと良い事がなかなかありません。

ちゃんと入れられるようになりました!

しっかりジョイント出来るようになりました~!!

ある程度膨らんだ状態で処置をしたので、この夏はジョイントがきつい事に悩まず過ごしてもらえそうです。

もし、自分のクラリネットのジョイントが抜けなくなったら頑張って抜こうとせずお任せくださいね!

再発防止は出来ないの?

答えは、出来ます!そしてとても簡単です!

画像のようにスワブを通す!ただし重要なのは「こまめに」スワブを通す事!たくさん練習したらその分短い間隔でスワブを通してあげてください。これだけでかなり違います。

また、ケースに入れておいても湿気で膨らむ...そんな時はケースの中に「モイスチャーハウス」又は「モイスレガート」を入れてみてください。これ、湿度調整剤なんです。

この湿度調整剤が夏は湿気を吸い、冬は夏に吸った湿気を吐き出すのでケース内の湿度を年中調整してくれる優れものです!好きな柄を選んで気分を上げましょう!

ちなみにこれ、タンポの湿気も取ってくれるのでフルートやサックスのケースに入れるのも大いにありです!私のサックスのケースにも入ってます♪

小さな工夫で大切なMY楽器を守る事が出来ます!今日からでも遅くありません!ぜひ試してみてくださいね。


ジョイント調整1ヶ所分

修理・調整代 1,237円~(税込・送料別)

楽器調整をしましょう!

楽器は生き物!季節や気候の移り変わりで敏感に変化し続けます。
まずは軽く、楽器の健康診断なんていかがでしょうか?
楽器の主治医である技術スタッフが現在の状態をお伝えいたします。
健康診断及びお見積もりは無料ですのでお気軽にお越しくださいませ。

事前にお電話で楽器の種類・メーカー・型番・依頼内容やお困りな事などお知らせ下さい。
急なご来店でも勿論大歓迎です。ご来店お待ちしております。

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この記事を書いたスタッフ

管リペアセンター山下

2014年から、ヤナギサワのバリトンサックスB-991Rをメインで吹いています。些細な事でも気になる症状がございましたら、お気軽にご相談下さい。

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