変わった色の革巻き交換 【弦楽器工房ブログ】
皆様、こんにちは。
弦楽器技術スタッフの高瀬です。
コロナによる休業や修理品の増加により慌ただしくしていましたが、ようやく落ち着き始めましたのでブログを再開しようと思います。
このブログを読んで下さっている方々から「フクロモモンガとハリネズミは元気ですか?」と気にしていただくことが多いので、近況報告をさせていただきます。
2人ともとても元気で、ハリネズミは家を(廃棄一歩手前の)チェロケースへ新調しました。
中はボロボロですが広々と暮らせて楽しそうです。
今回は変わった模様の革で革巻き交換を行いましたので、ご紹介致します。
ピンク×黒の革
まずはこちらをご覧ください。
このピンクと黒の混じった奇抜な革は、以前ハギレを購入した際に手に入れたものです。
まぁ誰も選ばないですよね…と思いながら一応革巻きの際に紹介はしていたのですが、本日なんとこの革が選ばれました。
しかも2本分。(ありがとうございます!)
1本(バイオリン弓)は本日仕上げ、もう1本(ビオラ弓)は後日交換予定ですので、今回はバイオリン弓で行った革巻き交換を紹介させていただきます。
ところで、なぜお客様がこの革を選ばれたかと言いますと
S様「この、黒地にピンクがかかっているところ、桜吹雪に見えません!?」
高瀬「…確かに!」
言われるまでは奇抜な色にしか見えませんでしたが、話した後は部位によって綺麗に見えくるので不思議です。
やはり人によって見方や捉え方は違うんだなぁとしみじみしつつ、交換作業を行いましたので是非ご覧ください。
革巻き後
どうでしょうか。
派手な仕上がりになると思っていたのですが、実際に見ると可愛く仕上がりましたね。
お客様にもとても満足していただけましたので、良い結果となりました。
残り3~4本分位なら革が残ってますので、気になる方はご連絡ください。
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弦楽器技術者の高瀬です。楽器の調子が悪い、音をもっと良くしたいと思いましたら、ぜひご来店ください。皆さまをお待ちしています!