【OneLibrary】TRAKTOR、djay（Seratoはdjay経由）からUSBデバイスを作成して、CDJでプレイ！

OPUS-QUAD以降の「デバイスライブラリ プラス」とOneLibrary

OPUS-QUADが出たタイミングから、rekordboxのライブラリは「デバイスライブラリ」から「デバイスライブラリ プラス」にアップデートしました。
OPUS-QUAD以降のスタンドアロン機種は「デバイスライブラリ プラス」のみに対応しており、そしてこの「デバイスライブラリ プラス」が「OneLibrary」へ進化しました！

主要DJアプリケーションからUSBデバイスに書き出しが可能に

現時点でOneLibraryに対応しているアプリは、以下の3つです。

• djay ： Ver. 5.5以降（有料サブスクリプションが必要）
• TRAKTOR ： 今後の対応を予定
• rekordbox ： Ver. 7以降

djayはSeratoのライブラリも読めるので、Seratoのファイルもdjay経由で書き出しできるようになります。

djayからUSBデバイスへの書き出し

djayはVer. 5.5から対応しているので、実際に試してみました。
（動作はアプリのバージョンや環境で変わるので、各自で事前にご確認ください。）

試しに、無料で使えるハードウェアアンロック機種（DDJ-FLX2、DJCONTROL MIX ULTRAなど）をいくつか接続してみたんですが、OneLibraryの機能（USBへの書き出し等）は使用できませんでした…

どうやら、djay対応機種を接続してアンロックされるのはハードウェア関連の機能のみで、マイコレクション編集やUSBデバイスへの書き込みは別途サブスクリプションが必要なようでした。

試しにサブスクリプションのアカウントでログインすると、書き出しができました。

SeratoのライブラリをUSBに書き出す方法

サブスクリプションに登録することで、djayの中に読み込んだSeratoのプレイリストを直接USBデバイスに書き込むことができました。

djay Ver. 5.5以降で（上記アイコンから）Seratoのクレートを開き、対象のプレイリストを右クリックして、
「USBライブラリに追加」→「（USBの名前）」 を選択します。

初めてUSBデバイスを挿す場合

左下のUSBアイコンを開き、（表示に従って）アクセスを許可 → 新しいライブラリ、の順に進めると使用可能になります。

OneLibrary対応のプレイヤー

メーカー	品番	備考
AlphaTheta	CDJ-3000X
Pioneer DJ	CDJ-3000	ファームウェア Ver. 3.30以降で対応予定
AlphaTheta	XDJ-AZ
AlphaTheta	OMNIS-DUO
AlphaTheta	OPUS-QUAD

CDJ-3000Xで使えるかチェック

試しに、Seratoのプレイリストを書き出したUSBデバイスをCDJ-3000Xに読み込んでみました。
プレイリストが問題なく表示され、HOT CUEなども反映されていました。

いかがでしょう？

これまで「USBデバイスを挿すだけでプレイできる」という気軽さは、rekordboxユーザーだけの特権のようなところがありました。
しかし今後は、djayユーザーはもちろん、（対応が進めば）TRAKTORユーザーや、Seratoユーザーもdjay経由で、USBに書き出してプレイできるようになります！

ただし、対応機種は限られるので、この機能を使いたい場合は、行きつけの現場にCDJ-3000以降の導入状況を確認したり、導入を検討してもらうのも一案です。

OneLibrary対応の機材

品名	販売価格	リンク
CDJ-3000X JANコード：4573201243300	¥396,000（税込）	オンラインストア
CDJ-3000 JANコード：4573201241795	¥330,000（税込）	オンラインストア
XDJ-AZ JANコード：4573201243102	¥440,000（税込）	オンラインストア
OMNIS-DUO JANコード：4573201242921	¥231,000（税込）	オンラインストア
OPUS-QUAD JANコード：4573201242556	¥410,000（税込）	オンラインストア