iOSで高音質でDJプレイをする方法:iOS版DJで使えるオーディオインターフェイスを徹底検証!

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iOSで高音質でDJプレイをする方法:iOS版DJで使えるオーディオインターフェイスを徹底検証!

記事中に掲載されている価格・税表記および仕様等は予告なく変更することがあります。

iOSのdjayというアプリでDJプレイをやりたいという場合、djayのアプリを無課金で使用できる機材が良く売れていますが、基本的には低価格のものが多く、音質が良いとは限りません。
中にはDJコントローラー本体にオーディオ出力端子を搭載していないものもあり、Bluetooth接続ではMIDIコントローラーとして動作し、音声はスマホやiPad側から出力される場合もあります。

現場で良い音でiOSによるDJプレイをしようとすると、djayに課金をして、対応する音質の良いDJコントローラーに接続するというのが一般的な選択肢の一つです。
しかし、そうすると大きな機材が多いため、持ち込みでやる場合などは、iOSの手軽さというメリットが損なわれます。

今回は、小型で無課金でも使えるDJコントローラーに、オーディオインターフェイスを追加して良い音でプレイするというアプローチをご紹介します。

対象のDJコントローラー

この中で、「RELOOP BUDDY」以外はBluetoothで接続可能ですので、Bluetooth接続する前提でご紹介します。
私のお気に入りの「Hercules DJCONTROL MIX ULTRA」をメインにご紹介いたします。
また、RELOOP BUDDYは有線接続になりますので、その接続方法も併せてご紹介します。

  1. Hercules DJCONTROL MIX ULTRA
  2. Hercules DJCONTROL MIX
  3. AlphaTheta DDJ-FLX2
  4. RELOOP BUDDY

今回ピックアップした4OUT対応 iOS対応のオーディオインターフェイス

iOSに対応しているのはもちろんですが、DJプレイをする場合は、スピーカーに送る出力とヘッドホンへ送る出力の2系統(LRがあるので計4出力)が必要になります。
これに対応するオーディオインターフェイスをいくつか集めてみました。

音質も重要な項目になりますので、そちらも併せて記載しておきます。

メーカー品番ダイナミックレンジTHD+N最大出力重さ
YAMAHAURX44125dB109dB16dBu2.0 kg
APOGEEDUET3125dB110dB18dBu0.340 kg
FocusriteScarlett 4i4 (gen4)120dB109dB16dBu0.798 kg
ESIAmber i4114dB106dB18dBu0.7 kg
MOTUM4120dB110dB16dBu0.75 kg
DR=ダイナミックレンジってなに?
音の最大値と最小値の比率を表したものです。
値が小さいと、細かい音がノイズに埋もれたり、大きい音が歪んだりします。
(人間の聴覚が持つダイナミックレンジは、およそ120dBといわれています。)
THD+N特性ってなに?
THD=全高調波歪の値と、N=ノイズの値を足したもので、小さいほど歪みやノイズが小さい(=高音質と言える)ことを表しています。
Total Harmonic Distortion + Noiseの略でオーディオ特性の中でも最も音質と関係性が深いものです。
最大出力ってなに?
その機器が「音を歪ませずに(綺麗に)出せる最大の音量」のことです。
この数値が高いほど、余裕を持って大きな音を出力できます。

ちなみに、低価格帯の主なDJコントローラーのスペックも記載しておきます。

メーカー品番S/N比THD+N最大出力
RELOOPBUDDY95dB60dB非公表
AlphaThetaDDJ-FLX2102dB84dB2dBu
Pioneer DJDDJ-FLX4103dB86dB9dBu
Pioneer DJDDJ-FLX10110dB94dB25dBu

※ DJコントローラーのスペック表でダイナミックレンジ値が載っていないことが多いので、S/N比を載せています。

ダイナミックレンジ値は単純比較しづらいですが、THD+Nの数値はオーディオインターフェイスの方が良い傾向です。
また、一部の小型DJコントローラーでは、オーディオインターフェイス単体と比較すると出力レベルに余裕が少ない傾向があります。

音質のみCheckでどれが良いか?

まず、音質のみ比較してみてどれが良いかチェックしてみました。
今回の試聴環境では、いずれのオーディオインターフェイスもBuddy単体使用時より輪郭のわかりやすい音に感じられました。どれも明らかにくっきりした音になります!

DJ HAGIが音質が良いと感じた順

  1. Apogee Duet3:音がくっきりはっきりと聞こえてくるのに、パワフルさもある
  2. YAMAHA URX44:Duet3に似た感じですが、もう少しすっきりしている
  3. ESI Amber i4:くっきりした輪郭ながら、M4より迫力を感じられる
  4. MOTU M4:すっきりした音で一番きれい系な音
  5. Focusrite Scarlett 4i4 gen4:クリアーながら、ソフトな質感の柔らかい音
  6. RELOOP Buddy:迫力はあるが、ザラついてもこもこしたイメージ(オーディオインターフェイスとの比較です)

あくまでも、DJ HAGIの感じた音になりますので、聴く曲のジャンルや、どういう音が欲しいかで変わってくるかと思います。

DJ HAGI的iOSでDJプレイ用オーディオインターフェイスオススメ順

そして、操作性などを踏まえてDJ HAGIのオススメ順はこちらです!
こちらの順で紹介していきます。

  1. Apogee Duet3:音が良く、操作性も携帯性も抜群。専用アプリもあって安心
  2. ESI Amber i4:低価格ながら音質も良く、設定が楽。本体はかなり軽量
  3. YAMAHA URX44:音質が良いが、本体が大きく設定が難しい。操作に慣れればこだわった設定が可能
  4. MOTU M4:ヘッドホンからの音がアウトプット1-2の音になる為、メインアウトが3-4になってしまい、ボリュームコントロールが効かない
  5. Focusrite Scarlett 4i4 gen4:M4と同じく

それでは、実際に使ってみましょう!

接続方法のご紹介

USB-C接続の場合

基本パターンとして、Hercules DJCONTROL MIX ULTRA(iOSとはBluetoothで接続するもの)で、USB-C端子を搭載したiOS端末を前提にご紹介します。
RELOOP BUDDYは有線接続です。その他、Lightning接続のiOSについても最後にご案内します。

この方法であれば、iOSの充電を行いながらプレイ可能です。オーディオインターフェイスへの給電もURX44V以外は可能でした。
rekordbox(ONE LIBRARY)で作成したUSBデバイスを読み込むことも可能です。(HOTCUE等も反映されます)

RELOOP BUDDY(有線接続のDJコントローラー)の場合

こちらは、別途DJコントローラーをUSBハブに接続するだけです。
オーディオ出力を搭載しているものは、オーディオ出力先の変更が必要になります。

音がBuddyになってしまっている場合は、iPad等の右上から下にスワイプし、切り替えたいオーディオインターフェイスに切り替えてください。

Lightning接続の場合

基本的には「Lightning – USB 3カメラアダプタ」が必要になります、そのほか、電源供給できるUSBハブ(セルフパワー)、Lightningの充電ケーブルなどが必要になります。

カメラアダプタ以外は、USB-Cの場合とほぼ同じように使用可能です。
USBハブの電源供給が十分な場合は、Lightningの充電ケーブルは不要な場合もあります。

各オーディオインターフェイスを実際に使ってみる

Apogee DUET3の場合

Apogee DUET3

通常価格¥99,000(税込)
JANコード4533940148380
販売・展示店舗店頭在庫を見る

一番音質の良かった、Duet3ですが実は操作性も最高でした。

まず、専用のキャリングバッグが付属してくるので、DJでの持ち運びに最適です!

さらに、今回比較したオーディオインターフェイスの中でDuet3のみiOS版のアプリがありますので、アプリで設定が可能です。
(Duet3のファームウェアが古い場合、iOSに認識しない為、PCに接続してファームウェアのアップデートが必要になります。)

アプリ側で、OUTPUTにPlayback1-2を選択、ヘッドホンアウトにPlayback3-4を選択します。

専用のバッグから出して、すぐに使えてとっても便利です。
ケーブルが邪魔な方は専用のIO DOCKが出ていますので、これがあるとすっきりします。
ヘッドホンアウトがミニステレオなのも良い点かもしれません。

ESI Amber i4の場合

ESI Amber i4

通常価格¥29,700(税込)
JANコード4260265610628
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次にオススメなのが、ESIのAmber i4です。
一気に低価格になりますが、値段以上の実力がありました。

手前のディスプレイがとっても便利です。
ディスプレイの右下のOUTPUT A/Bのボタンで、1-2、3-4のアウトプットを切り替えできます。
マスターアウトを1-2、ヘッドホンアウトを3-4に設定すれば、簡単に使用可能になりました。

YAMAHA URX44の場合

YAMAHA URX44

通常価格¥79,200(税込)
JANコード4957812716703
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ほかのオーディオインターフェイスに比べて重く、バッテリーが必要ですので、持ち運びではちょっと大変になるかもしれません。

細かい設定が可能な機種ですので、少し設定が大変な部分もありますが、設定を覚えれば音を作り込んだり、さらに高音質も見込めるオーディオインターフェイスです。

上記設定で、1-2のアウトプットからマスターアウトの音、ヘッドホンからCUEモニターの音が聞こえるようになります。

アウトプットの部分にEQや、エフェクターが内蔵されていますので、さらなる音作りが可能になります。
設定したシーンの保存をしておけば、次回また呼び出し可能です。

MOTU M4の場合

MOTU M4

通常価格¥47,960(税込)
JANコード4580101341265
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M4はDDJ-FLX4の音をよくするという記事でも紹介しましたが、ヘッドホンアウトが1-2の音しか聞けなかったので、メイン出力の音をCH3-4のアウトに接続して使用します。
その際、M4側のボリュームつまみが効かなくなります。
出力端子にRCAがあるのでその点は便利でした。

Focusrite Scarlett 4i4 (gen4)の場合

Focusrite Scarlett 4i4 (gen4)

通常価格¥39,800(税込)
JANコード0815301001492
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こちらもM4と同じく、3-4にスピーカーを接続します。
オーディオインターフェイス側のボリュームは機能しません。

現場の機材にも対応可能

こちらのやり方で、オーディオインターフェイスをそのまま現場に持ち込んでプレイしても良いのですが、現場の機材によっては、USBハブに接続することで、そのままオーディオインターフェイス代わりに使用できる機材があります。

djayのiOSで使用可能なクラブにありそうなミキサーをまとめておきます。

djay側からマスターアウトとヘッドホンアウトを設定可能なケースが多いです。

この記事を書いた人

三宮オーパ店 DJ.デジタル楽器アドバイザー 萩尾(はぎお)

DJ HAGI a.k.a DRAGON

2001年のDMCのビデオ映像に衝撃を受け、バトルDJに憧れる。その後すぐにDJバトルを企画し、10年以上定期的に草DJバトルをプロデュース。機器のチューンナップや修理が趣味。

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