実測31ms!超低遅延apt-X LLのBluetoothヘッドホンをDJ機器に繋いで試してみた!
三宮オーパ店DJ HAGI a.k.a. Dragonです。
Pioneer DJのDJ用ヘッドホンHDJ-X5BTがapt-X LL(Low Latency)という、超低遅延のコーデックに対応しているということに気づいて、試さざるをえませんでした。apt-X LL同士の接続なら40ms未満の遅延なので、もしかしたらDJで使えるかも!という実験的動画です。
検証動画
実際試してみた結果、実測31msのズレで、DJ HAGI的には「DJで使える!」という結論になりました。三宮オーパ店では実際に試せるようにご用意していますので、是非体験しに来てみてください。
動画内容を簡単にご紹介
まず、今回はPioneer DJのHDJ-X5BTのご紹介です。
というのも、apt-X LL(Low Latency)という超低遅延のBluetoothコーデックに対応しているということが分かって、ワイヤレスでDJのモニターができるんじゃないか?という期待です。
DJコントローラーやミキサーとBluetoothヘッドホンを接続するには、同じくapt-X LL対応の送信機が必要になります。そこで、今回はサンワサプライさんのMM-BTAD5とMM-BTAD4をお借りしました。
まず、コーデックについてのお勉強。
※-コーデックについてはこちらをご覧ください。
動画内では実際に音の遅れを分かりやすく聞けるようにしました。
体感ではapt-X LLで接続したBluetoothヘッドホンと、スピーカーから聞こえる音がほぼ同時になっているように聞こえました。
体感はあてにならないので、実際にマイクでスピーカーとヘッドホンの音を同時に録音してみました。
実際に録音してみた音声をDAWで確認してみると、約31msくらいの遅延があることが分かりました。
ちなみに、スピーカーから50-60cmくらい離れています。(2msくらいの遅延があると想定して33msくらいの遅延じゃないかと思います。)
スピーカーの音とヘッドホンの音に遅延の違和感はほぼなかったんですが、実際に次の曲を同期させるときはスピーカーの音を聞きながら、再生ボタンを押すので、ヘッドホンの音が遅れていたとしてもズレません。
DJ School講師のDJ S2さんにも試してもらいました。
S2さんもDJ HAGIと同じような体感で、普通のヘッドホンと同じに聞こえるとのこと。
結論。
DJ HAGI的にはapt-X LL(Low Latency)のヘッドホンでBluetooth DJは可能という結論になりました。ただ、何度か試した結果、有線のヘッドホンに比べて、音量が稼げないので、大音量のクラブ等では音量が小さく聞き取りづらかったりするかもしれません。
※-人によってや環境によって異なる結果となるかもしれませんので、是非ご自身で確認してください。(三宮オーパ店では店頭で試せるようにしています。)
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今回紹介したapt-X LLヘッドホンと、送信機のセットを作成しました。また、apt-X LL対応のイヤホン等も探してみると、SHUREの新しいBT2のワイヤレスシリーズがapt-X LL対応で、同じく超低遅延でしたので、セットを作成しました!
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こちらはバトルDJの自宅練習用などに良いんじゃないでしょうか?
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DJ HAGI a.k.a DRAGON
神戸三宮店 DJ.デジタル楽器アドバイザー 萩尾(はぎお)
2001年のDMCのビデオ映像に衝撃を受け、バトルDJに憧れる。その後すぐにDJバトルを企画し、10年以上定期的に草DJバトルをプロデュース。機器のチューンナップや修理が趣味。
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