【FAQ】Bluetooth(ブルートゥース)のコーデックとは?

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Bluetooth機器同士で音声を伝送する場合は音声を圧縮する必要が生じます。この圧縮方式をコーデックといいます。本来の意味はデータのエンコード(符号化:encode)とデコード(復号:decode)の組み合わせ。エンコードとデコード双方向にできる装置やソフトウェアなどのこと。

Bluetooth(ブルートゥース)のコーデックには以下の様なものがあります。上から下に行くに連れ音質が良くなっていくと考えてよいでしょう。

  • SBC
    • A2DPの標準コーデック。遅延や音質劣化が欠点だが利用可能な製品が多い。
  • AAC
    • 主にiPhone、iPad等 高音質・低遅延
  • apt-X(aptX):アプトエックス
    • 主にAndroid端末 高音質・低遅延(48kHz/16bit)
  • aptX HD
    • aptXの拡張。ハイレゾ相当(48kHz/24bit)の高音質伝送が可能。
  • aptX Adaptive
    • 96kHz/24bitの音質に対応
  • HWA
    • High-Res Wireless Audio ファーウエイ社が開発(96kHz/24bit)
  • LDAC
    • ソニーが開発。ハイレゾにも対応(96kHz/24bit)

送信側と受信側が同じBluetoothコーデックに対応していないと高音質・低遅延の恩恵をうけることができません。たとえば送信側がAACのみ、受信側がapt-Xのみの場合はコーデックにはSBCが使われることになります。

備考:aptX™ ローレイテンシー

Bluetooth® 対応のワイヤレス機器で、確実に映像と同期した音声を提供できるクアルコム・グローバルトレーディング社のコーデックテクノロジー。遅延を削減し、エンド・トゥ・エンドでオーディオ送信を改善するため、高品質で同期の取れたユーザー体験を実現する。

  • 40ミリ秒未満のレイテンシーをサポート
  • 48kHz / 16bit LPCM オーディオデータに対応
  • aptX™製品との下位互換性を維持
  • ワイヤレスによる音声と映像の同期問題を最小に抑制

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