Technics ターンテーブル SL-1200MK7 レポート

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こんにちは。島村楽器梅田ロフト店筋肉DJ担当ジローです!さっそくですが、

Technics SL-1200MK7 買いました!!

みなさん気になってますよねー!! 僕も気になってました!!

ですが、元々も触ってすぐもは買う気ではありませんでした。貯金もそんなにないし、Seventy-twoのローンが残ってるので。めちゃくちゃ良かったら悩んでみよっかな程度に考えていました。

先に結論を言うと!!

買ってよかった!まず針飛びがめちゃめちゃしにくい!!

もちろんコントロールバイナルで起こる針飛びも減ってます!!

中古のSL-1200MK3Dと比較してこんなに変わるか?と思う程だったんですけど、さすがに20年も前の機種なのでそれは当然といえば当然ですが・・コントロールバイナルの信号も良い感じに読み取ってくれるし、ピッチベンドも正確だし、マットな黒もかっこいいし、音の立体感も出ると感じるし、回転の立ち上がりも良くなってるし悪いところはいまのところ見当たりません!

強いて言うなら、スタートストップを押したときに、33/45回転の切り替えスイッチが動くことと、針の場所にあるライトの遊びが若干あるくらいですが、前のタンテはそもそもライトの電球切れててつかなかったですし、使ってて困るようなところはありません。そんな正直めっちゃいいと言えるターンテーブルを買うに至った過程を自己分析しつつお伝えします。

最初に気になった理由

最初に気になった理由は、二つあります。ひとつは僕が購入した時はちょうどTechnicsが生産を中止していた時で中古のSL-1200MK3Dを買っていたのですが、左右でピッチフェーダーの重さが違ったり、止めた時の距離が左右で違ったり、ピッチの変化がメモリ通りでなかったり、日焼けなどで単純に見た目がきれいではないなどと言った状態でした。もうひとつは「単純に新しいものが欲しかった」という事です。中古で買ってから結構な期間使っていたので、元は十分に取った感じでしたし。

他のおまけとしては、Reloop RP-8000MK2も同じくなのですが、黒のターンテーブルって置いてみると思った以上にカッコイイんですよね。更に黒もマットな質感になっていて指紋がべたべたつきにくい感じになってます。

でも分割も払ってる途中やし、今あるタンテも普通に動くしで、発売から気にはなってたけど買う気は正直そこまでなかったんですよね。

ではなぜ購入したのか

これが不思議なもので、最初の印象はMK7のトルクが弱い気がしたんですよね。

実際Pioneer DJの PLX-1000RP-8000MK2 と比べると多少パワーは少し弱く感じますし、自分にとって「現場で使うターンテーブルにいかに近いか?」というのが一番大きなウェイトを占めているので、いろんなところに手を置いて押さえたり、押さえる強さを変えたりして何度も検証しましたが、やっぱり天板が止まりやすく感じました。

ですが逆に「軽い気がするなー、やっぱ軽いよなー??でもSLシリーズやし、これがスタンダードになるのか?いやでもなーーー」という風にめっちゃ考えることになり、「買い気ではなかったものの、買っていいのか?」と疑問が湧いて、「気になってる子に告白してもないのに彼氏がいるのが発覚して振られた気分」みたいな状態になって(笑)、とはいえ、今使ってるものとちゃんと比較してからやなと思い直し、家でもいろいろ検証したのですが、

結果的に「使用感」はそない変わらんなと。

家で試した時に、左のSL-1200MK3Dは触感が微妙に違うけど、押さえた時や手を置いた時に止まるまでの時間や挙動は結構近くて「あれ?思ってたより違いが無いな・・」と感じて、続いて右のSL-1200MK3Dを同じようにした時にはもうちょっとだけトルクが強くて「こっちはちょっと強いけど、そもそも左右でトルクの強さが違うのもどうなんや?」と思い、「じゃあ買ってええんちゃうか?」と多分ここで気持ちが逆に触れたんやと思います。で、再度店で確認して、アイパッドに個人情報をポチポチいれて、、、

こうなるわけですね・・

今ではトルクが気になることはないですし、スクラッチやジャグリングやミックスといった「実際使う」というところでは、立ち上がりが遅さやトルクの弱さのような「使いにくさ」を感じるような事などは一切ありません。正直使用感に違いがあったら20万弱も出して買おうとは思いませんしね。

実際現場によってトルクやったり天板のすべりやったり差があるので、その現場ごとの差の中には納まる範囲と全然いえると思います。

で、最初の結論のところに戻るのですが、なんせ針飛びが少ない!!トルクの感触の違いを誤差といってしまえるほどの針飛びに対しての強化を感じました。現場にどんどん導入してほしいですね!!来年のDMC予選には採用してほしい!!(希望)

そんな感じで今はこういうレイアウトで家で贅沢してます。

そんな感じで、西岡のレビューを終わります!!

島村楽器梅田ロフト店でも店頭展示、取り扱いしておりますので、他に気になるところがあれば随時お問い合わせください!!

発売日

2019年5月24日

販売価格

SL-1200MK7-K (ブラック)
(税込) ¥120,000 (税抜 ¥109,091)
JANコード:4549980223000

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SL-1200MK7-S (シルバー)
(税込) ¥120,000 (税抜 ¥109,091)
JANコード:4549980486870

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DJ Jiro

この記事を書いた人
DJ Jiro
梅田ロフト店DJ担当 西岡
20歳からクラブに行きはじめ、2006年頃からのエレクトロミュージックブームを体験。23歳でCDJとミキサーを買いそろえ、翌年DJとして現場デビュー。京都や大阪を中心に国内外の有名アーティストと共演。2014,2015,2017,2018年とDMC JAPAN DJ CHAMPIONSHIP にも参加。2016年はカナダ、バンクーバーに留学しDJとして活動。
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