こんにちは、津田沼パルコ店スタッフの伊藤です。
今回は「何故、プレイヤーにイヤーモニターが必要なのか?」というポイントについて、SHURE / PSM300を軸にその他オススメ商品の紹介と共にレビューを書いてみたいと思います。
ワイヤレス・イヤーモニターP3TR112GR(SHURE / PSM 300システム・SE112高遮音性イヤホン付)
オススメポイント
P3TR112GRシステムはSE112高遮音性イヤホンが付属した、ワイヤレス・インイヤーシステムのパッケージパックです。
最大37dBの環境ノイズ低減効果と深いベース音の良質なサウンドが得られ、ワイヤレス仕様の為ステージ上のどこに居てもモニタリングができます。
更にコストパフォーマンスも魅力の一つ!
ワイヤレス・インイヤーシステム等のプロ仕様機材は、比較的高額商品が多い中このシステムの価格は驚異的です。
主な特徴
- 2チャンネルのオーディオをステージ上のパフォーマーにワイヤレスで提供
- 24ビットの音声処理でクリアかつディテールに富んだサウンド
- 特許取得済みのARC(オーディオ リファレンス コンパンディング)が有線レベルのサウンドを提供
- 90dBに及ぶSN比
- きわめてワイドなステレオ分離特性
- 最大約90メートルの堅固なアナログRF接続
- ボディパックより、MixMode技術またはステレオモードでお好みのミックスを作成可能
- 周波数スキャンおよびIR(赤外線)同期がクリーンなチャンネルをすばやく検出し割り当て
- ハーフラック、シングルチャンネル送信機はラックマウントキットを付属
SHURE / PSM300 P3TR112GR
(税込) ¥94,050 (税抜 ¥85,500)JAN : 0042406361675
何故、イヤーモニターは必要か?
昨今のライブシーンの中で、避けては通れないアイテムの1つがイヤーモニターシステムです。
では、何故イヤーモニターがライブシーンの中で注目され必要とされているのか?
非常にシンプルなのに、以外と知られていない理由を解説していきたいと思います。
①イヤーモニターを着けると、何故しっかりとモニターの音を聴くことが出来るのか?
当たり前の事の様ですが、スピーカーよりイヤーモニターの方が耳の近くで鳴っているからです。例えば、ライブハウス等でのライブを想定してみましょう。
ライブハウスのステージ上では、プレーヤー各々にモニタースピーカーから音が聞こえてきます。
この時に、よく起こっている現象が以下の通りです。
- リハーサル開始まもなく、演奏している最中に自分の欲しい音をPAさんに注文しバランスを整える。
- リハーサル中盤、徐々に会場の雰囲気が掴めて来るため各パートのボリューム(ドラムなら生音・ギターやベースはアンプの音)が上がってくる。
- 周りの音が大きくなってくるので、自分のアンプやモニタースピーカーのボリュームをPAさんに上げてもらう。
- 自分のモニタースピーカーのボリュームが大きくなった為他のプレーヤーにも自分のモニターの音が漏れ始める
- 他のプレーヤーも、自分のモニタースピーカーやアンプの生音を大きくして自分の聞きやすいボリュームに調整しようとし音量合戦になる。
- リハーサル終盤、ステージ内の音が飽和状態になりモニターの音がよく判らなった状態で半分諦めながらリハーサル終了。
- ライブ本番、お客さんが入った事により更にモニタースピーカーの聞こえ方が変わり戸惑いながら演奏する。
ライブハウスでのライブ経験のある方なら、思い当たるところがあるかと思います。
ここでのポイントは、③です。
③の周りの音が大きくなってくるので、自分のモニタースピーカーのボリュームをPAさんに上げてもらう。をキッカケに魔のスパイラルが始まってしまいます。
スピーカーは、多かれ少なかれ向いている方向以外にも音が広がります。音が大きければ大きいほど音の広がりも大きくなります。
音が漏れれば、自分以外のプレーヤーも自分の音だけをしっかり聴きたくなるのでボリュームを上げてしまいます。
ですが、ここにイヤーモニターがあれば・・・
スピーカーの様な音漏れが、ほとんど無くなります。
更に自分の聴きたい音が耳に直で入ってくるので、他のプレーヤーの音に惑わされる事が無くなります。
②イヤーモニターを着けると、耳への負担が減る!
先程同様、ライブハウスでのライブを想定してみます。
皆さんは、ライブが終わった後に耳がキーンとなった事(耳鳴りの経験)があると思います。
その時と同等のボリュームもしくはそれ以上のボリュームが、至近距離から自分に向かって出ていると考えたらステージ内のボリュームが如何に大きいかが想像出来ると思います。
ですがイヤーモニターの場合、通常ポータブルプレーヤーで聴いているボリュームか少し大きい位のボリュームで完結してしまいます。
イヤホンで曲を聴いていて、耳がキーンとなる事はありませんよね?
更にカスタムイヤホンと呼ばれる自分の耳の形に合わせたイヤホンになれば、遮音性が更に高まりますので外からの音が入ってくる事も無くなり、更にボリュームを下げる事が出来るので耳への負担が圧倒的に減ります。
組み合わせ色々、好みに合わせてイヤホンをチョイス!
ここでは、ワイヤレス・イヤーモニターシステムにオススメなイヤホンをご紹介します。
SHURE SE535
シングルツイーターとデュアルウーハーの3つの高精度トリプルMicroDriveを搭載したイヤホン。ステージ上でも臨場感のあるモニタリングを求めるプレーヤーにオススメなイヤホンです。
また、高遮音性イヤホンなのでイヤパッドが周囲の雑音を最大37dBまで遮断します。高遮音性技術により、ステージ上でも外出時でもリスニング環境を妨げる周囲の雑音をブロックします。
SHURE / SE535
(税込) ¥54,780 (税抜 ¥49,800)JAN : 0042406178594
※カラーバリエーション / クリアー・メタリックブロンズ
SHURE / SE535 & PSM300 P3TR112GR セット
セット売価 (税込) ¥161,854 (税抜 ¥147,140)
SHURE SE425
シングルツイーターとシングルウーハーの2つの高精度デュアルMicroDriverを搭載したイヤホン。タイトで正確なバランスで出力してくれるのでドラマーやベーシストにもオススメです。
またSE535同様、高遮音性イヤホンなのでイヤーパッドが周囲の雑音を最大37dBまで遮断します。高遮音性技術により、ステージ上でも外出時でもリスニング環境を妨げる周囲の雑音をブロックします。
SHURE / SE425
(税込) ¥31,680 (税抜 ¥28,800)JAN : 0042406178532
※カラーバリエーション / クリアー・メタリックシルバー
SHURE / SE425 & PSM300 P3TR112GRセット
セット売価 (税込) ¥134,354 (税抜 ¥122,140)
Westone カスタムイヤホン ESシリーズ
こちらは、自分の耳の形に合わせて制作が可能なカスタムイヤホンです。
津田沼パルコ店では、WestoneのESシリーズで世界で1つだけのイヤホンが制作可能です。
国内外問わずプロミュージシャンやアスリートの愛用者も多いシリーズです。遮音性も高く耳への負担も激減します。
Westone / ES10 & SHURE / PSM300 P3TR112GRセット
セット売価 (税込) ¥170,833 (税抜 ¥155,303)
Westone / ES20 & SHURE / PSM300 P3TR112GRセット
セット売価 (税込) ¥211,574 (税抜 ¥192,340)
Westone / ES30 & SHURE / PSM300 P3TR112GRセット
セット売価 (税込) ¥242,129 (税抜 ¥220,118)
Westone / ES50 & SHURE / PSM300 P3TR112GRセット
セット売価 (税込) ¥252,315 (税抜 ¥229,378)
Westone / ES60 & SHURE / PSM300 P3TR112GRセット
セット売価 (税込) ¥282,870 (税抜 ¥257,155)
※上記価格は最低価格となっております。ESシリーズは、カスタム内容によって価格が変動致します。予めご了承下さい。
カスタムイヤホンの詳細は、こちらから!
Westone / UM Pro50
低域×1、中域×2、高域×2のそれぞれ独立したドライバと最適化されたクロスオーバーネットワークによる3ウェイドライブにより、低音から高音に至るまで極めてスムースなつながりとフラットな周波数特性を実現しています。
またカスタムイヤホンES50と同じテクノロジーを使用しているため、このイヤホンでも上記のカスタムイヤホンと同じサウンドクオリティをお楽しみ頂けます。
Westone / UM Pro50
(税込) ¥81,277 (税抜 ¥73,889)JAN : 0602353785179
Westone / UM Pro50 & SHURE / PSM300 P3TR112GRセット
セット売価 (税込) ¥182,851 (税抜 ¥166,229)
担当スタッフ・伊藤による総括
いかがでしたでしょうか?好みのイヤホンと組み合わせる事によって、更に自分に合ったシステムが組めると思います。
最近のプロミュージシャンのコンサート等でもイヤーモニターを装着している姿を多々見かけると思いますが、最後に「何故イヤーモニターシステムが世の中的にこんなに重宝され使用するプレーヤーが多いのか?」について解説をしたいと思います。
前記の通り、イヤーモニターを使用するとモニターが聞き易くなり耳への負担が減ります。
では、何故プレーヤーが耳への負担を考えなければならないのか?
それは・・・
耳への負担が減る=プレーヤーとしての寿命が延びる
これこそが、イヤーモニターを使う最大の利点です。
耳が遠くなってしまったり、聞こえなくなってしまったりすればプレーヤーとしての活動の幅は激減するのは言うまでも無いと思います。
耳は音楽をする人間にとっては、生命線です。
イヤーモニターは、そんなプレーヤーの寿命を延ばす為の最大のアイテムだと思います。
是非、お試し下さい!