こんにちはサカウエです。あの攻撃的でアグレッシヴなサウンドが蘇る!TB-303のオリジナル・ブランドであるローランドが満を持して開発した現代版TB、それがTOUCH BASSLINE TB-3!
それでは徹底検証開始します。
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TB-303とは?
1980年代の発売後、90年代にアシッドハウス等で再評価され、今なお世界中のダンス・ミュージックに欠かすことのできない存在となっているベース・シンセサイザーが「TB-303」です。MIDI端子は装備せずDIN-SYNCという方式で同期演奏が行えるマシーンでした(MIDI改造する方もいらっしゃいましたが・・)
TB-303
現在でも多くのファンが存在し、中古市場でも高値かつく人気商であるこのTB-303の特徴的なサウンドを、最先端のデジタル技術ACBテクノロジーにより、内部回路をパーツ単位で緻密にモデリングして再設計したのがTOUCH BASSLINE 「TB-3」。しかしTR-8同様、このTB-3は単に銘機の復刻版にとどまらず、TB-303の仕様や操作性を見直し、モダンなパフォーマンスに最適なチューニングが施されています。
オリジナルの忠実な再現と即戦力を意識したサウンド
オリジナルのTB-303で選択できたシンプルなノコギリ波、矩形波を精密に再現したオシレーター(OSC)、-18dB/octの梯子型ローパス・フィルターに加え、フィルターのカットオフ、レゾナンスの特徴的な動作も完全再現。
単に音色だけを似せるのではなく、オリジナルTB-303の動作、挙動を完全再現することを徹底追求。例えば、TB-303のサウンドを決定付ける要素といえるアクセント、スライドは、これらを併用した際の挙動も含めて完全にモデリングされています。そしてオリジナルに忠実なサウンド表現はもちろん「ディストーション・サウンド、ディレイ」などでエフェクト処理された実戦サウンドがプリセットされています。またオシレーター・シンクによる過激なサウンド、4オシレーターとエフェクトくぉ駆使した最新シンセサウンドなど、オリジナルでは不可能だったキャラクターを含む100種類以上の音色を収録しています。
音色は各種エフェクターと対になっており、各音色をエディットすることは出来ませんが、それくらい割り切ってもらったほうが使いやすいので正解だと思います。
プリセット・サウンドは以下のようにグループ分けされています
- A01〜:TB-303サウンド
- b01〜:ベース・サウンド
- C01〜:リード・サウンド
- d01〜:SFX(効果音)
さっそく波形を分析してみました(スマホのスピーカだとよくわからないかも・・・)
TB-3のプリセット・サウンドをUSB経由で96KHz、24bitでレコーディング。音程はすべて中央ドの1オクターブ下のC音です(AIRAシリーズのサンプル・レートは96kHz 固定で、変更できません)
使用ソフト:Sound Forge、iZotope OZONE5
A01:TB-303のノコギリ波だそうです・・特徴的ですね
フィルター開放サウンド~レゾナンス&カットオフ・グリグリ音です。

A02:TB-303の矩形波とのこと・・・ウサギっぽいカワイイ波形ですね

A06:矩形波のデチューンでしょうか・・LRで波形がずれているのがわかると思います。広がりのあるサウンド

A15:ディストーションがかかっているようです
キタ~この音まさにTBサウンドですね
複雑な倍音構成ですなあ
というわけで、ACB技術によってよみがえったTB-303のオシレーターにレゾナンスをかけ、カットオフをグリグリ動かしてやることで、あの一癖も二癖もある独特の「TBサウンド」が生まれるわけです。
b18:重低音サイン波ベース

~50Hzあたりは流石ですね。再生できないスピーカーもあるでしょうね・・・
ちなみに50Hzはこれ(それなりのオーディオ・インターフェースとヘッドホンであれば聞こえると思います)
リアルタイム性を重視して改良されたシーケンサー
ステップ・シーケンサーでは、従来のデジタル・シーケンサーには出すことのできない、独特のグルーヴを「ACBテクノロジー(Analog Circuit Behavior)」により再現。
また、TB-303で存在したWRITEとPLAYのモード切り替えをなくし、パターン・クリエイトとパフォーマンスをノンストップ&シームレスに実現。これにより、TB-3のシーケンサー演奏や外部同期演奏によりTB-3を再生しながらも、リアルタイムにフレーズを書き換えていくことが可能になりました。
パターンセレクトはパッドでも可能ですのでスムースなパターンチェンジが行えます。
TB-303ではその難解なパターン入力方法が偶発的なサウンドを生み出す結果ともなっていました。TB-3ではランダム・パターン機能により偶然性を重視したパターンの自動生成も可能にしています。
PTN SELECTとSCATTERボタン同時押しで、ランダムにパターンが自動生成されます・・楽です!
現代版TBにふさわしいインターフェース
パターン・クリエイトと自由なパフォーマンスを両立させるため、感圧センサー内蔵のタッチ・パッドによるインターフェースを採用。XY PLAY時は音程、音量に加え、パッドを押し込むことでモジュレーションのコントロールを指一本でコントロールできます。
両手を使った過激なサウンドエディット・パフォーマンスもできます!
TB-3ならではの新たな表現を可能にするSCATTER機能
TB-303では特殊な方法でのみ実現可能だったシャッフル機能の他、偶発的な音によるパフォーマンスが期待できる再生ステップ数のリアルタイム・コントロール、パターン作成時に便利なパターン・コピー機能、他の機器との同期時に便利なBPM表示とTAPテンポ機能、USB/MIDIによる外部機器との同期演奏など、オリジナルを超える便利な機能も満載。
そしてTR-8同様に、最先端のダンス・ミュージックに最適なスライス、リバース、そしてSCATTER機能による音の連打効果などをリアルタイムに実現。
SCATTER機能は8種類のプリセットと10段階の強度調整が可能です。
USB/MIDI端子搭載、気軽に制作/ライブに使用可能
本体背面のUSB端子を使ってパソコンと接続し、MIDIクロック信号を受信してDAWソフトウェアとの同期演奏が可能です。バスパワー可動もOK。
オーディオ入出力チャンネル数は 2 In / 2 Outです
USBを介してTB-3の音声出力を直接Mac/PCへ送ることもできます。もちろん、MIDI端子を使えばTR-8をはじめとする別のハードウェアとの同期演奏も可能です。
ひと通り試してみた動画はこちら↓
「TB-3」の特徴
- 感圧タッチパッド
- オリジナルTB-303トーンと新しいオシレーター、エフェクト処理されたベースなどの魅力的な134プリセットパッチ
- シャッフル、タップ·テンポ機能
- スムーズに音色に合わせたエフェクトをコントロールするツマミ
- パターン作成モードとパフォーマンスモードのシームレスな切り替え
- パターン作成の16ステップのインジケーターライト
- 最大32ステップまで対応するパターン
- ベースラインのグルーブためのイージーアクセスとシャッフルコントロール
- タッチパッド上でステップ録音、リアルタイム録音可能
- 再生中にフレーズの長さを変更
- ランダムパターン生成とパターン修正
- パターンのコピー機能
タッチベースライン(Touch Bassline):TB-3
発売日
2014年3月8日(土)
JANコード:4957054504793
お問い合せの際は「【デジランド】を見た」とお伝えいただければ幸いです。
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この記事を書いた人

デジランド・デジタル・アドバイザー 坂上 暢(サカウエ ミツル)
学生時代よりTV、ラジオ等のCM音楽制作に携り、音楽専門学校講師、キーボードマガジンやDTMマガジン等、音楽雑誌の連載記事の執筆、著作等を行う。
その後も企業Web音楽コンテンツ制作、音楽プロデュース、楽器メーカーのシンセ内蔵デモ曲(Roland JUNO-Di,JUNO-Gi,Sonic Cell,JUNO-STAGE 等々その他多数)、音色作成、デモンストレーション、セミナー等を手がける。











