概要
数々のプロオーディオ機器や楽器を取り扱ってきたチームによって立ち上げられた、ドイツ・ベルリンでデザイン/製造される新しいマイクブランド「Aim Audio(エイム・オーディオ)」の国内展開が開始されます。
今回のブランド上陸に合わせ、フラッグシップモデル「INSPIRE」と専用ショックマウント「ORBIT」を組み合わせた「INSPIRE + Pack」、機能と価格を抑えたカーディオイドパターンのコンデンサーマイク「ESSENCE」の2機種がラインナップされます。
いずれもトランスフォーマー出力とエレクトロニクス出力を切り替えられる出力モードを備え、ヴィンテージマイクへの敬意を持ちながら、現代のレコーディング現場を見据えた独自のコンデンサーマイクとして設計されています。
ギャラリー





特徴
トランスフォーマーとエレクトロニクスを切り替えられる出力モード
「INSPIRE + Pack」と「ESSENCE」は、出力段でトランスフォーマー出力とエレクトロニクス出力を切り替えられるユニークな仕様を備えています。マイク設計において、トランスフォーマーを用いるか、電子回路による出力段を採用するかはサウンドキャラクターに関わる重要な要素です。Aim Audioではその両方を搭載し、スイッチ1つで2つの出力モードを選択できるようにしています。
トランスフォーマー出力回路には、VITROPERMコアを用いたカスタム・トロイダル・オーディオ・トランスを採用。低域に厚みを持たせ、豊かなハーモニクスを含むサウンドを狙った設計です。一方、エレクトロニクス出力回路は、クリーンでナチュラルなキャラクターと速いトランジェントへの反応を重視しており、ボーカル、ギター、ドラム、アコースティック楽器など、音源や用途に応じた使い分けが可能です。

ベルリンで製造されるカプセルと低ノイズを意識した回路設計
マイクの心臓部には、1インチサイズのゴールド・スパッタコートされたMylar製コンデンサー・カプセルを採用しています。クラシックなセンターターミネーション構造をベースに、Aim Audio独自のサウンドを目指して開発されています。
電子パーツやPCBもサウンドに関わる重要な要素として設計されており、4枚のPCBに分けることでクロストークを抑える構成を採用。48Vファンタム電源で動作しながら、現代のレコーディング環境で求められる安定した収音を支える仕様です。


視認性を高めるLEDシステムとINSPIREのFRONT/BACK切り替え
本体には、暗いスタジオやステージでも設定を確認しやすいLEDバックライトを搭載しています。LEDの明るさは3段階とオフから選択でき、誤操作を防ぐためのロック機能も備えています。
INSPIREでは、Cardioid、Wide Cardioid、Super Cardioid、Omni、Figure-8の5種類の指向性を選択可能です。指向性を切り替えた際には、電圧のチャージ状況をLEDで確認でき、点滅が停止することで安定動作の目安を把握できます。
また、INSPIREはマッチングされたデュアル・カプセルを搭載しており、FRONT/BACKスイッチで使用する側のカプセルを選択できます。このFRONT/BACK切り替えは、マイク本体側で使用面を選ぶための機能です。一方、ORBITショックマウントの190度回転機構は、マイクを装着した状態で向きや角度を調整するための機構で、両者は組み合わせることでセッティングの自由度を高めます。

セッティングを支える専用ショックマウントORBIT
「INSPIRE + Pack」には、専用ショックマウント「ORBIT」と、マグネット装着式の「SENTRY」ポップフィルターが付属します。ORBITは、一般的なショックマウントで課題になりやすい設定や設置角度の調整に配慮して設計されたアクセサリーです。
ハーフオープン構造により、マイク本体のスイッチやインジケーターへアクセスしやすく、視認性も確保しやすい設計です。さらに、スライド式のマウント方式や、共振を抑えるためのリングを備え、ポップフィルターを外した状態での使用にも配慮されています。
ORBITはマイクを取り付けた状態で最大190度まで回転できるため、FRONT/BACKの切り替えを行った場合や、LEDインジケーターを見やすい方向へ向けたい場合にも対応します。SENTRYポップフィルターはマグネット装着式で、上下の取り付けにも対応しています。

INSPIRE + PackとESSENCEの違い
INSPIRE + Packは、フラッグシップモデル「INSPIRE」とORBITショックマウントを組み合わせたセット商品です。INSPIREはCardioid、Wide Cardioid、Super Cardioid、Omni、Figure-8の5種類の指向性を切り替えられるマルチパターン仕様で、FRONT/BACK切り替えやピークレベル・インジケーターなど、多機能なコンデンサーマイクとして構成されています。
パッド・スイッチは-10 dB/-20 dBの2段階に対応し、低域処理は80 Hz Low Cutと110 Hz Roll Offを搭載。感度は13.5 mV/Pa(rel. 94 dB SPL)です。指向性や入力レベル、低域の処理を細かく調整したいレコーディング用途に向いた仕様です。

一方のESSENCEは、カーディオイドパターンに絞ったコンデンサーマイクです。INSPIREと同じくトランスフォーマー/エレクトロニクス出力の切り替え機能、LEDバックライト、ピークレベル・インジケーターを備えつつ、機能を整理したモデルとして展開されます。
ESSENCEのパッド・スイッチは-10 dB、低域処理は80 Hz Low Cutに対応。感度は24.1 mV/Pa(rel. 94 dB SPL)です。ORBITショックマウントとSENTRYポップフィルターにも対応しますが、これらは別売となります。
マルチパターン仕様や付属アクセサリー、より細かなパッド/低域処理を重視する場合はINSPIRE + Pack、カーディオイドを中心にシンプルな構成で導入したい場合はESSENCEという選択肢になります。

商品情報
発売日
2026年6月16日
販売価格
| 品名 | 販売価格(税込) | リンク |
|---|---|---|
| INSPIRE + Pack EANコード:4262551120026 | ¥174,900(税込) | オンラインストアで探す |
| ESSENCE EANコード:4262551120057 | ¥90,200(税込) | オンラインストアで探す |
| ORBIT (専用ショックマウント) EANコード:4262551120040 | ¥18,700(税込) | オンラインストアで探す |




