Moog ( モーグ )がクラシックな西海岸(ウェストコースト)サウンドが特徴のセミモジュラーシンセサイザー「Labyrinth」を発売します。Moogはいわゆる東海岸スタイルに分類されるシンセメーカーですが、そのMoogから西海岸スタイルのシンセがリリースされたわけですね。※西海岸・東海岸に関しては後述
Parallel Generative Analog Synthesizerというネーミングのとおり、並列に信号処理を行うサウンドエンジンを搭載。VCOはオシレーター用(サイン波)とモジュレーション用(三角波)の2系統。パラレルボイス・プロセス・パスにより、時間の経過とともにサウンドをモーフィングさせることが可能です。また2基のジェネレーティブシーケンサーを搭載し、これらを組み合わせることで、ポリメトリックなメロディーを生成することが可能。
フィルターもVCWに加え、VCFも搭載。配列もVCW⇒VCF、VCF⇒VCW、パラレルといった設定が可能。
たとえばMatriarchを演奏させている時に、Labyrinthがそのキーに合わせて即興で伴奏することも可能です。LabyrinthとDFAMやSpectravoxを相互接続して、動きのあるスペクトルを構築することもできます。LabyrinthとMavisを組み合わせて104HPラックとして拡張することもできます。
特長
- サイン波オシレーター、リングモジュレーター、スルーゼロFM、サチュレーションミキサーを搭載
- ダイオードとトランジスタのハイブリッド構成のウェーブフォルダーによるスムースなサウンド
- ローパスとバンドパスをモーフィングできるステイトバリアブルフィルター
- 他の楽器と組み合わせてパフォーマンスするためのクリエイティブなパッチング機能
- 時間の経過とともにモーフィングするパーカッションおよびメロディックシーケンス
仕様
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アナログ・シンセシス・エンジン
- ソース:VCO、モジュレーションVCO、リングモジュレーター、ノイズジェネレーター
- シグナルプロセッサー:ボルテージ・コントロールド・ウェーブフォルダー×1、ボルテージ・コントロールド・ステートバリアブル・フィルター×1、ボルテージ・コントロールド・アンプリファイヤー×2
- モジュレーター:エンベロープ・ジェネレーター(ディケイのみ)×2
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デュアル・ジェネレーティブ・シーケンサー
- 8ステップ・ジェネレーティブ・デジタル・シーケンサー×2
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パッチベイ
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ジャック総数:3.5 mm×32
- 入力端子×20
- 出力端子×12
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ジャック総数:3.5 mm×32
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リアパネル
- オーディオ:6.3 mm TRSヘッドホンまたは6.3 mm TSインストゥルメント
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電源
- 電源アダプター接続
- セキュリティー:Kensington lockスロット
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電源アダプター(付属)
- 仕様:壁コンセント; バレル接続; センタープラス
- 入力:100~240VAC; 50 Hz~60 Hz
- 出力:+12VDC; 1200mA
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消費電力
- 標準: 4.0 W
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ユーロラック仕様
- 消費電力:+12VDC 最大290 mA(10ピンヘッダー)
- 占有HP:60 HP(奥行 18 mm)
同梱物
- Labyrinth本体
- 電源ケーブル
- パッチ・シート・オーバーレイ
- パッチケーブル
- 登録カード
- クイックスタートガイド
- Cheat Codes
- 安全&保証マニュアル
発売日
2024年7月12日
販売価格
¥98,800(税込)
JANコード:0694318026281

西海岸 / 東海岸シンセシス
それぞれ60年代に生まれた有名シンセメーカーBuchla社(カリフォルニア:西海岸)とMOOG社(ニューヨーク:東海岸)の所在地で、各社のシンセの特徴や傾向から、そう呼ばれるようになった。それぞれの特徴としては、