MOOG ONE | 超弩級のポリフォニック・アナログシンセサイザー

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MOOG ONE | 超弩級のポリフォニック・アナログシンセサイザー

Moog ( モーグ )が「Polymoog」や「Memorymoog」以来、30数年の時を経て新製品の超弩級ポリフォニック・アナログシンセサイザー「MOOG ONE」を発表しています(国内販売は未定)。

MOOG ONE | 超弩級のポリフォニックアナログシンセサイザー

MOOG ONEは、30数年のMoog社の歴史の集大成となる究極のモーグ・シンセサイザーです。トライティンバー、8/16 ボイス、3VCO、2つの独立したアナログフィルター、2つのソースアナログノイズジェネレータ、外部オーディオ入力付きアナログミキサー、4 LFO、3 エンベロープを搭載した究極のポリフォニックシンセサイザーです。3つのティンバーは、シーケンサー、アルペジエーター、およびオンボード・エフェクト・ライブラリー(Eventide社のプロリバーブ含む)をアサイン可能で、61鍵盤上にスプリット / レイヤーすることができます。

背面プレートには「Moog Music Is An Employee Owned Company」(Moog Musicは従業員が所有する会社です)と記されています。

フロントパネルには、手仕上げのAshキャビネットとアルミニウムエンクロージャーを備え、73個のノブと144個のボタンが装備されています。すべてのサウンドシェイピングとパフォーマンスコントロールは内部で物理的に接続され、機能拡張機能はモジュールごとに用意された「More」ボタンから簡単にアクセスできます。「More」ボタンを使用すると、メインパネルLCDで追加パラメータにフォーカスを合わせてサウンドメイキングが可能です。

コアオシレーター

Moog Oneの各ボイスは、新たに開発された3つのコアのアナログVCOを搭載。各オシレータは三角波/のこぎり波とパルス波(パルスウィズ可能)を装備。伝統的なオシレータに加え、三角波のライズ/フォールタイム、ノコギリ波のリセットフェイズをコントロールすることでリッチなアナログサウンドを生み出します。 三角波/ノコギリは、パルス波を合成することで、高次元の自由度が新たに生まれ、一般的なアナログシンセサイザには無い複雑な波形が作成されます。 また、ハードシンク、アナログリングモジュレーション、そして無限のアナログサウンドを生成するFMも装備されています。

デュアルソース・ノイズジェネレーター

オシレーターごとに、様々なノイズをミックスできる高度なアナログデュアルソース・ノイズジェネレーターを搭載。専用のノイズエンベロープジェネレータを使用してパーカッシブなアタック、ブレス、フルボディのインパクトのあるサウンドを生み出します。

ミキサー

Moog Oneはフレキシブルなアナログミキサーを搭載し、各オシレーター、ノイズジェネレーター、リングモジュレーター、外部オーディオ入力のボリュームコントロールとフィルタールーティングが可能。サウンドソースは、独立したフィルター同時処理が可能です。

ラダー / ステイトバリアブル フイルター

Moog Oneには2種類のアナログフィルタを搭載。剃刀のような精度とアーティキュレーションをインストゥルメントにもたらしす新しく設計されたマルチモードのState Variable Filter。ローパス/ハイパスを選択可能な古典的なMoog Ladderフィルタです。 これらの2つのフィルターは、音を個別に、または直列/並列で処理して全く新しいサウンドを生み出します。

LFO(LOW FREQUENCY OSCILLATORS)

ほぼすべてのパラメーターに割り当て可能な、4つのワイドレンジLFOを搭載。 MIDI/クロック同期、LFOディレイタイム、繰り返し回数、フェード・イン・タイムをコントロール可能。

エンベロープ・ジェネレーター

ループ、同期、タイムスケーリング機能対応のアサイナブル可能な3つのDAHDSRエンベロープ(Delay, Attack, Hold, Decay, Sustain, Release)を搭載。

モジュレーション

デスティネーションボタンを押すことで、4つのLFOと3つのEGのいずれかからも簡単にモジュレーションをアサイン可能。ノブをタッチすると、モジュレーション先とアマウント量が設定されます。モジュレーションマトリクスを搭載し、より複雑なモジュレーションを設定することができます。

エフェクト、マスターバスエフェクト、EVENTIDEリバーブ

コーラス、ディレイ、フェーズ、ビットリダクション、ボコーディング、Blackhole、Shimmer、Plate、Room、HallなどのEventide製のプレミアムリバーブを含む、プログラマブルなシンセサイザーエフェクトとマスターバスエフェクトを搭載。 エフェクトは、シンセエフェクトとマスターバスエフェクトで使用可能。 シンセ・エフェクトはティンバの個々のレイヤーに適用され、マスター・バス・エフェクトはセンドにより3つのシンセサイザーすべてに適用可能。 オンボードのエフェクトはデジタルですが、インサートエフェクトOFF時はインライン・コンバージョンを伴わない完全なアナログ信号パスとなります。

トライティンバー、ユニゾンモード

3つの独立したトライ・ティンバー、ユニゾン・モードで最大48のオシレーターを、スプリット、レイヤー、スタックすることができます。各シンセパートには、ステップシーケンサー、アルペジエーター、エフェクトプロセッサーを装備。マルチティンバーの合成には、「Panel Focus」モジュールによって簡素化されています。 Panel Focus用のシンセを選択すると、フロントパネルのノブとボタンが、そのティンバーのレイヤーにコントロールを切り替えます。 複数のシンセパートを同時に選択することもできます。

キーボード X/Y パッド

ベロシティー / アフタータッチ対応ファタール製(Fatar TP-8S)61鍵盤を採用。ミルドアルミのピッチ / モジュレーションホイール、高精度のX / Yパッドにより多彩で繊細な演奏表現が可能です。

MORE ボタン

ほとんどのモジュールには、右上隅に三角形の「More」ボタンが装備されています。 「More」を押すと、Moog OneのLCD画面に、そのモジュール固有の追加パラメータが表示され、高レベルの機能やコントロールにアクセスできます。

プリセットとパフォーマンスセット

MOOG ONEのプリセットは、3つのティンバーレイヤすべてのパラメーター設定と、それぞれのシーケンサー、アルペジエーター、モジュレーションの設定を保存できます。簡単にカテゴライズ、編集、表記、できる数万のプリセットをUSBドライブ経由で共有することができます。「Performance Set」モジュールには最大64のプリセットをロードすることもできます。このモジュールはフロントパネルの「Bank / Preset」ボタンの設定から瞬時に選択することができます。

スナップショット

サウンドを探索する際に、スナップショットボタンを押すことで、現在の設定でプリセットのタイムスタンプ付きの画像を簡単にキャプチャして呼び出すことができます。

アナログとデジタルの相互接続

リアパネルには、割り当て可能な2組のステレオオーディオ出力、4つの割り当て可能なインサート、2つの外部オーディオ入力が搭載されており、XLRと1/4インチ入力がサポートされています。 MIDI接続は5ピンDINとUSB接続が可能で、システムのバックアップとUSBドライブによるリストアも可能です。 設定可能な9つのCV入力と出力(エクスプレッション・ペダル入力とサスティーン・ペダル入力付き)も装備しています。

坂本龍一、ロバート・グラスパー、チック・コリア各氏の試奏レビューが公開されています。すごい音ですね・・・

国内での発売や気になる価格も現時点では未定。海外では6000ドル~8000ドルという噂もありますが、いずれにせよ相当なお値段になることは間違いないようです。今後、情報入り次第お伝えします。

仕様

  • ポリフォニック、トライティンバー・アナログシンセサイザー
  • サウンドエンジン:Analog (Digital Effects can be bypassed to maintain analog signal path)
  • ポリフォニック:8 または 16 ボイス
  • 鍵盤:61鍵、ベロシティーアフタータッチ対応 Fatar TP-8S
  • コントローラー:ピッチベンドホイール、モジュレーションホイール、X/Y パッド(プレッシャー/ホールド対応)、サステインペダル入力、EXP 1 ペダル入力、EXP 2 ペダル入力(ペダル機能はアサイナブル)
  • パネルコントロール:73 ノブ、144 ボタン、LCDスクリーン
  • 3オシレーター
    • ノコギリ波(リセットタイム可変)または三角波(ライズ・フォールタイム可変)を選択可能
    • オクターブ(32 ‘、16’、8 ‘、4’、2 ‘)
    • フリケンシー(+/- 7半音)
    • ビートフリケンシー(+/- 7Hz)
    • ウェイブアングル(ノコギリ波/三角波)
    • パルスウィズ
    • ミックス(ノコギリ波または三角波とパルス波をブレンド可能)
    • FMルーティングとアマウント
    • ハードシンク
  • リングモジュレーター:ルーティング (1-2または2-3)選択可能
  • デュアルソースノイズジェネレーター:カラー/ミックス/専用ARSエンベロープと(Red+White, Red+Purple, and White+Purple) を選択可能
  • ミキサー:OSC 1、OSC 2、OSC 3、RING MOD、NOISE、EXT in のレベルとフィルター
  • フィルター:ステイトバリアブルフィルター、ラダーフィルター(ミックス、パラレル、シリアル)
  • ステイトバリアブルフィルター:12dB/oct × 2、NOTCH, BP, LP, and HP – with 12dB/24dB slopes、Cutoff, Resonance, etc.
  • ラダーフィルター:Moog ラダーフィルター( HP / LP )、 filter slopes (6db, 12db, 18dB, or 24dB)選択可能、Cutoff, Resonance, etc.
  • エンベロープ・ジェネレーター(×3)
    • Delay, Attack, Hold, Decay, Sustain, Release、ステージごとに可変カーブ設定可能、マルチトリガー/ループ/ラッチ/シンク対応
  • LFOS (X4)
  • 可変波形(Triangle ⇒ Sine, variable-width Pulse, Saw ⇒ Ramp, S&H⇒ Noise)を備えたデュアルウェーブフォーム、アサインとトランジション(フェードイン/フェードアウトタイム、リピート、フェーズスタート、etc.
  • グライド:グライドタイプ(LCR, LCT, EXP)、ゲートグライド、レガートグライド、グリッサンド
  • アルペジエーター:オクターブレンジ、パターン、ダイレクション、ペンダラム、ゲートタイム、シンク、etc.
  • シーケンサー:64ステップ(ティンバー毎)、ステップエディット、モジュレーション機能
  • シンセエフェクト:SYNTH 1、SYNTH 2、SYNTH 3の専用インラインエフェクト(非接続時、信号パスは100%アナログ)
  • マスターエフェクト:ステレオリターンのデュアルモノセンドまたはステレオリターンのシングルステレオセンド (Eventideリバーブはマスターバスのみ)
  • ブラウザ:定義可能なカテゴリ、タグ、およびラベルを含む数万のプリセットとティンバーをストア可能。 ティンバーはどのSYNTHにもロード可能。
  • パフォーマンスセット:最大128個のパフォーマンスセット。シングルボタンで最大64個のプリセットを選択可能
  • セッティング:ライブラリ管理ページへのアクセス、チューニング機能、アップデート等のユーティリティ、イン/アウト設定など
  • モジュレーションマトリクス:モジュレーションソースとディスティネーションマップ、
  • ヴォイスアロケーション:シンセごとにモノ/ポリを設定、ユニゾン/モノ・デチューン(最大48オシレーター)、コード・メモリー、ボイス・スティーリング/シェアリング・オプション
  • スナップショット/コンペア:プログラミング時に音色の保存/比較
  • VCAセクション:レベル/パン(シンセ毎)
  • アウトプットセクション:マスターボリューム、ヘッドホンボリューム
  • オーディオ出力:Main L, Main R (1/4″ TRS/ TS 互換)
  • サブアウト:Sub 1, Sub 2 (1/4″ TRS/ TS 互換)
  • オーディオ・インサート:Insert 1, Insert 2, Insert 3, Insert 4 (1/4″ TRS Send / Returns-モノアウトとしても使用可)
  • 外部マイク/ライン入力:XLR + 1/4″ TRS コンボジャック(トリムノブ付き)
  • 外部ライン入力:1/4″ TRS (TS 互換)
  • ヘッドホン出力:2x Stereo 1/4″ ジャック (左側コントローラの前端に装備)
  • CV入力:CV IN 1, CV IN 2 (1/4″ TS)
  • CV出力:CV OUT 1, CV OUT 2, CV OUT 3, CV OUT 4 (1/4″ TS)
  • ペダル入力:Sustain, EXP 1, EXP 2, (1/4″ TRS; モジュレーションマトリクスで設定可能、CV 入力としても機能)

※Moog Oneには8と16ボイスのモデルがラインナップされますが、8ボイスモデルから16ボイスモデルへのアップグレードは現時点では非対応。

発売日

未定

販売価格

未定(超弩級と予想)

こちらはおなじみ Mini Moog


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