YAMAHAのあの銘器が進化して復活! reface DX、CS、CP、YC 発表

記事中に掲載されている価格・税表記および仕様等は記事更新時点のものとなります。

© Shimamura Music. All Rights Reserved. 掲載されているコンテンツの商用目的での使用・転載を禁じます。

main_slide_image_04

こんにちはサカウエです。YAMHA(ヤマハ)社が同社の往年の銘器のトリビュート・モデル、ハイグレード・コンパクトなシンセ&キーボード「reface」シリーズ4機種を発表いたしました。

製品レビュー随時公開!

【YAMAHA reface レビュー】vol.1 reface DX を試してみた

【YAMAHA reface レビュー】vol.2 reface CS を試してみた

【YAMAHA reface レビュー】vol.3 reface CP を試してみた

020reface

オモチャではありませんハイグレードなホンモノです!

main_slide_image_01

「reface」シリーズは「ハイグレード・コンパクト」をコンセプトに、プロフェッショナル・ハイグレード音源とこのシリーズのために新たに開発したコンパクトな鍵盤『HQ Mini』を搭載したシンセサイザー、キーボードです。

電池駆動、37ミニ鍵盤、USB、MIDI端子(mini DIN)搭載のモバイル・ミニキーボード。

main_slide_image_01

DXシリーズで有名な「FM音源」の『reface DX』、アナログシンセサイザーを素子レベルまでモデリングした「AN音源」の『reface CS』、エレクトリックピアノ専用の音源「SCM音源」の『reface CP』、そしてオルガン専用に設計された「Organ Flutes音源」の『reface YC』の4機種がラインナップされています。

【関連記事】yamahasynth.com がティーザー動画「reface」を公開!

パッケージ(サンプルです)

refacebox

「reface」シリーズの特徴

出音にこだわったプロフェッショナル・ハイグレード音源

『reface』シリーズは、DX、CS、CP、YCと歴代のヤマハシンセサイザー、ステージピアノのシリーズ名を冠し、それぞれ特色ある音源を備えるシンセサイザー、キーボードです。

レコーディングユース、ステージユースにも対応できるよう、プロフェッショナルシンセサイザーと同等の出力回路を搭載し、プロフェッショナルモデルとして出音がチューニングされています。

reface DX / FM音源シンセサイザー

reface_DX_bk

0.reface_basic_rightinfront_DX

世界的な大ヒットシンセサイザー「DX7」に代表されるFM音源を搭載したシンセサイザーです。各オペレーターがフィードバックを持つなど、進化したFM音源を搭載し、これまでのFM音源より音作りの幅が大きく広がりました。4本のタッチ式データーエントリーセクションをタッチ、フリック操作することで感覚的に音色エディットが可能。さらに2系統のエフェクター、MIDIルーパー機能まで搭載した、まさに現代のDXと言えるシンセサイザーです。

3.reface_basic_diagonally behind_DX

ルーパー画面

4.reface_basic_DX_panel_12_Looper

アルゴリズム・・・懐かしいですね

4.reface_basic_DX_panel_4_Algo

昨今は当たり前ですが、DXにエフェクターがついてます!感慨深いですね・・・

4.reface_basic_DX_panel_11_Effect

データーエントリーがオペレーターごと設定可能なので、飛躍的にイージーオペレーション可能となっている模様。

4.reface_basic_DX_panel_3_level

エンベロープ

4.reface_basic_DX_panel_7_EGlevel

なお今回の4機種中、プリセットメモリーがあるのはこの reface DXのみ(32音色)!

2.reface_basic_back_DX

このデモの方はテンション高いですね。プレイも素晴らしいです。

こちらはデジランドランドのレビュー:Yamaha Reface DX - First Look / YAMHA Reface DXを少しだけ弾いてみたby サカウエ

FM音源とは?

Frequency Modulation(周波数変調)を応用した音色合成方式を採用した音源。アナログシンセの減算合成と異なり、基本フィルターは使用せず、正弦波を正弦波で変調することで複雑な倍音構成の音色をつくることができる。ただし感覚的な音作りができないため、初心者がイメージ通りの音色を作成することは困難でした。そのため当時はプロのサウンドデザイナー制作の音色も多く販売されていました。

1983年発売のDX-7

DX7

reface CS / AWM音源シンセサイザー

reface_CS_bk

0.reface_basic_rightinfront_CS

アナログシンセサイザーをモデリングしたAN音源(アナログフィジカルモデリング音源)を搭載。マルチソー、パルス、オシレーターシンク、リングモジュレーション、フリーケンシーモジュレーションの5タイプのプリセットを選ぶことで、アナログシンセサイザー特有の音色変化を手軽に再現できる独自のオシレーターを搭載。この他にLFO、AEG、FEG、エフェクター、MIDIルーパー機能を搭載し、シンプルな操作で多彩な音作りが可能です。

3.reface_basic_diagonally behind_CS

LOOPER

CS_looper

オシレーター・セクション:MODで強力なデチューン効果を生み出すことができます。

CS_OSC

オクターブ切り替えはボタンではなくスライド式のスイッチ。

octave_cs

「いきなり2オクターブ跳躍」といったプレイが可能です。

2.reface_basic_back_CS

YAMAHA reface CS First Look / YAMAHA reface CS を少しだけ弾いてみた

reface CP / エレクトリック・ピアノ

reface_CP_bk

0.reface_basic_rightinfront_CP

エレクトリックピアノ専用のSCM音源を搭載。CP70をはじめ60~70年代の特徴的なエレクトリックピアノ、エレクトリックキーボードの音色をリアルに再現します。トレモロやコーラス、フェイザーなどエレクトリックピアノサウンドに不可欠なエフェクターも搭載。その種類はピアノタイプに合わせて最適な組み合わせが選択され、シンプルな操作で当時の音の雰囲気を再現し楽しむことができます。

3.reface_basic_diagonally behind_CP

内蔵サウンドは、70年代初期のRhodes I、70年台後期のRhodes II、60年代後期のWurlitzer、70年代のClavinet、Toy Piano、CP(CP70)と推定されます。Toy Pianoって需要あるんですね・・・

CP_sound

2.reface_basic_back_CP

reface YC / コンボオルガン

reface_YC_bk

0.reface_basic_rightinfront_YC

オルガン専用のOrgan Flutes音源を搭載。トーンホイールの電気オルガンから、トランジスタのコンボオルガンまで5種類の音色タイプから選択し演奏します。ドローバーでの加算合成による音色作りに加え、ビブラート、コーラス、パーカッションといったオルガン特有の音作りが可能で、さらにロータリースピーカー、ディストーション、リバーブとオルガンサウンドに不可欠なエフェクターも搭載しています。

refaceYC_02

音色タイプ:Hammond、VOX、Farfisa、ACE TONE、YAMAHA YC-45Dと推測されます。

YC_sound

9本のドローバー(FOOTAGE)、パーカッション、エフェクトコントローラー部

YC_drawber

refaceYC_03

「弾いていて飽きない鍵盤」を目指し、新たに開発したコンパクト鍵盤『HQ Mini』

reface_design_4-2

『reface』シリーズのハイグレードな音源を最大限に生かせるコンパクト鍵盤『HQ Mini』を開発しました。『HQ mini』はフラッグシップシンセサイザー「MOTIF XFシリーズ」に搭載されたFSX鍵盤のフィーリングを継承し、音の細やかな強弱をタッチで表現できる鍵盤です。またこの鍵盤は、鍵盤の根元でも演奏できる構造のため、コンパクトなサイズながら優れた演奏性を実現しています。

外装やノブ、スライダーなどハイグレードな質感

concept_main_image

『reface』シリーズ4モデルは「ハイグレード・コンパクト」というコンセプトに沿って、それぞれのオリジナルのデザインをモチーフに新たにデザインしたものです。ボディー表面の仕上げ、ノブを回す際の操作感、スライダーの重みなど外装から操作子、そして操作感に至るまで「質感」に関わる部分をブラッシュアップするため、数多くの試作機を作り、評価会でのヒアリングを重ね、そこで得た意見を反映させることで、コンパクトながら存在感のある質感に仕上げました。

内蔵スピーカーと電池駆動対応により「いつでもどこでも」を実現

SP

『reface』シリーズは4モデルとも、2W×2のスピーカーを内蔵しておりヘッドフォンやモニタースピーカーがなくても演奏を楽しめます。鍵盤左右のスペースにバスレフを埋め込むことで、コンパクトなサイズながら豊かな低音感を実現しました。また、電池駆動(単三電池6本)にも対応しているため場所を選ばずに演奏を楽しめます。

reface_battery

reface_design_4-1

MIDI端子はミニDIN(付属のMIDI 変換ケーブルでMIDI機器と接続可能)

DSC09949

Web MIDI経由で音色ライブラリー管理、シェアリングが可能

soundmondo_image_02

refaceシリーズはGoogle ChromeのWeb MIDI経由で音色ライブラリーや音色共有が行えるようになるとのこと。

9532957B0E32422EBC9244AACAC26333_12005

Soundmondoは無料のサウンド・シェアリング・コミュニティーです。Google Chrome経由でいつでもどこでもrefaceシリーズの音色ファイル共有を行うことができます。詳細は近日公開。

https://soundmondo.yamahasynth.com/

refaceシリーズの音色を保存、管理するiOSアプリ「reface capture」登場

refaceシリーズとiOSデバイスを「Lightning to USB camera adapter」とUSBケーブルで接続し、reface captureを使用することで、refaceシリーズで作成した音色を保存することができます。また、保存した音色は名前や画像、5段階のレイトをつけてアプリ上で管理でき、好きな時にreface本体にロードできます。さらに、保存した音色はQRコードとして画像として出力でき、メールやメッセージで送ることができるだけでなく、このQRコードをアプリ内のキャプチャー画面で読み込むことで、その音色をアプリ内に取り込むこともできます。また、よく使う音色をセットリストとして登録したり、音色を確認するフレーズを再生できる便利な機能を搭載しています。

reface Soundmondo

reface Soundmondo

開発元:Yamaha Corporation

無料

posted with アプリーチ


オプション予定

オプションでキーター(ショルダーキーボード)アダプターは2015年冬に発売予定とのこと。

keytar

PBDX

ピッチベンドの極性は反転可能

持ち運びもラクラク

reface_design_4-4

自分もいつか浜辺で作曲したいと思います・・・

===================================================================================

 項目 内容
reface CS reface DX reface CP reface YC
 鍵盤  鍵盤数 37 鍵
  鍵盤種 HQ Mini
 イニシャルタッチ
 音源  音源方式 AN 音源
(Analog Physical
Modeling)
FM 音源 SCM 音源+
AWM2
AWM 音源
(Organ Flutes)
 最大同時発音数 8 8 128 128
 音色  タイプ数 5 12
(アルゴリズム)
6 5
 ボイス数 - 32 - -
 エフェクト ディスト―ション、コーラス/フランジャー、フェイザー、ディレイ ディスト―ション、タッチワウ、コーラス、フランジャー、フェイザー、ディレイ、リバーブ ドライブ、トレモロ、ワウ、コーラ ス、フェイザー、デジタルディレイ、アナログタイプディレイ、リバーブ ロータリー・スピーカー、 ディスト―ション、 リバーブ
 フレーズルーパー
 ディスプレイ  タイプ フルドット LCD
(128×64 ドット)
 接続端子  DC IN DC IN(12V)端子
 ヘッドフォン PHONES(ステレオ標準フォーンジャック)
 OUTPUT OUTPUT L/MONO、R(標準フォーンジャック)
 ペダル FOOT
CONTROLLER
SUSTAIN SUSTAIN FOOT
CONTROLLER
 AUX IN AUX IN(ステレオミニジャック)
 USB TO HOST USB(TO HOST)
 MIDI MIDI(ミニ DIN IN/OUT)
 アンプ/スピーカ ー  アンプ出力 2W×2
 スピーカー 3cm×2
 電源  電源アダプター PA-130B(またはヤマハ推奨の同等品)
 電池 単3乾電池×6(別売) 充電式ニッケル水素電池対応
 消費電力 6W(電源アダプター PA-130B 使用時)
 電池寿命 約5時間(アルカリ電池使用時)
 オートパワーオフ
 サイズ/質量  寸法
(幅×奥行×高さ)
530(W)×175(D)×60(H)mm
 質量
(本体のみ)
1.9kg
 付属品 電源アダプター、MIDI 変換ケーブル、取扱説明書、保証書

※USBオーディオは非対応

reface_design_4-3

ヤマハ社の往年の銘器の発売当時の価格(税抜)は下記のとおりです(現在はすべて生産完了)

VintageALL

  • CS-80・・¥1,280,000!
  • DX7 ・・¥248,000
  • CP70・・¥600,000
  • YC10・・¥108,000

・・比較すること自体、まったく意味はありませんが・・・参考までに

refaceシリーズの価格は各¥45000(税別)!皆さんはどれを選びますか?もちろん・・全部?

発売日

reface CS / reface DX 

2015年9月1日 ( 火 )

reface YC / reface CP

2015年9月18日~ ( 金 )

販売価格

reface DX (SREFACEDX)

(税込) ¥55,000 (税抜 ¥50,000)
JANコード:4957812585828


この商品をオンラインストアで購入するこの商品を展示している店舗

reface CS (SREFACECS)

(税込) ¥55,000 (税抜 ¥50,000)
JANコード:4957812585583


この商品をオンラインストアで購入するこの商品を展示している店舗

reface CP (SREFACECP)

(税込) ¥55,000 (税抜 ¥50,000)
JANコード:4957812585668


この商品をオンラインストアで購入するこの商品を展示している店舗

reface YC (SREFACEYC)

(税込) ¥55,000 (税抜 ¥50,000)
JANコード:4957812585743


この商品をオンラインストアで購入するこの商品を展示している店舗

この製品と一緒に使えるおすすめ製品

ドラムケースで定評のあるプロテクションラケット製のreface専用 ソフトケースです。
reface_case

ケースサイズ 外寸 (横×縦×高さ) 57cm × 22cm × 5.5cm
内寸 (横×縦×高さ) 55cm × 20cm × 4.5cm

発売日
2015年 10月31日(土)

Yamaha refaceケース / LPTRREFACE
(税込) ¥6,600 (税抜 ¥6,000)
JANコード:847792006649


↑ページトップ