業務用音響ミキサー『O・H・R・C・A(オルカ)』 M-5000ライブ・ミキシング・コンソール発表

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ローランド株式会社が、内部構成をユーザーが自由にカスタマイズ可能な高音質と高機能、拡張性のすべてを満たす業務用音響ミキサー『O・H・R・C・A(オルカ)』 M-5000ライブ・ミキシング・コンソールを発表しました。

キシング・コンソールには、マイクロフォンをはじめとする、様々な機器の信号が入力されます。入力された信号はミキシング・コンソールの中で各種処理された後、出力されて拡声や録音が行われます。入出力の必要数は年々増加傾向にあり、演目や場所、演出内容などによって求められる機能も様々です。また、録音されたコンテンツの活用も急速に活発化しており、配信や販売を目的としたハイ・レゾリューションでの収録が求められています。

今回発表された『O・H・R・C・A(オルカ)』は、豊富な入出力とさまざまなフォーマットに対応する「拡張性」、用途に合わせて内部構成をカスタマイズできる「柔軟性」、そしてハイ・レゾリューションでの信号処理(96kHzのサンプリング・レートや72ビットのミキシング・バスなど)による「高音質」を併せ持つミキシング・コンソールです。

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これらの要素をすべて備えることで、リアルタイムでその場に最適なミキシング・コンソールを、エンジニア自身が作り出すこと(カスタマイズ)が可能となっています。また、12インチ・タッチ・スクリーンや視認性に優れた有機ELディスプレイで、直感的で素早いオペレーションを実現しており、さらにiPadを使えば(*)、場所を変えて音を確認しながら、効率的に音量や音質調整が行えます。

(*)・・・2015年春対応予定

特徴

  • 内部構成を自由にカスタマイズできるフル・デジタルのミキシング・コンソール
  • 豊富な入出力に加え、各種伝送フォーマットに対応
  • 96kHzのサンプリング・レート、ミキシング・バスは72ビット処理という圧倒的な高音質を実現

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『O・H・R・C・A(オルカ)』とは - Open High Resolution Configurable Architecture -

ミキシング・コンソールの用途は多様であり、会場や用途、演出内容によって必要な仕様が異なります。そのような多様性を満たすコンソールは実現できないのかと考え、行き着いたのが『O・H・R・C・A(オルカ)』というコンセプトです。これは、3つのキーワードのイニシャルです。

「O」は「オープン」つまり、“開かれたミキシング・コンソールである”という事です。ミキサーは単体で使うことはなく、様々な機器やシステムとの接続が必要であり、柔軟に対応できる構造を実現しています。

「H・R」は「ハイ・レゾリューション」つまり、“音質を追求したミキシング・コンソールである”という事です。ハイ・サンプリング・レートへの対応や、高い精度での信号処理、そして入出力のアナログ回路など、それぞれのモジュールがより高い音質を追求しています。

末尾の「C・A」は「コンフィギュラブル・アーキテクチャー」つまり、“内部構成のユーザーによるカスタマイズ”を表しており、毎日、生き物のように変化する現場の要求に、柔軟に対応することができます。

この『O・H・R・C・A(オルカ)』に基づく製品の第一号機が「M-5000 ライブ・ミキシング・コンソール」です。

主な特長

ユーザーが簡単に、自由に内部の構成を定義して、ミキシング・コンソールをカスタマイズできる「コンフィギュラブル構造」

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『O・H・R・C・A(オルカ)』は、使用できるチャンネル・タイプの一覧(インプットのチャンネル、メイン、サブ・グループ、オグジュアリー、ミックス・マイナス、マトリクス、モニター、トーク・バック、オシレーター、ヘッドフォンなど)から、必要なチャンネルの数を自由に設定することができるので、最大で128チャンネル分を使用したオリジナル構成のミキシング・コンソールを作り出すことが可能です。

これにより、設置時の初期設定はもちろん、急な入力や出力への接続が必要になったときでも、『O・H・R・C・A(オルカ)』1台で素早く対応できます。また、入出力不足を補うためのミキサーやシグナル・プロセッサーの追加は不要となるため、接続機器が増えることによって生じる音の劣化や遅延のリスク、機器間の調整によるトラブルなどを回避できます。

高度な「拡張性」を実現

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ローランドのデジタル伝送フォーマット「REAC」に加え「Dante」「MADI」「SoundGrid」などの各種デジタル音声伝送フォーマットにも対応した別売のオプション・モジュールにより、さまざまなシステム構築が可能です。これにより、最大300入力/296出力(*)という膨大な入出力を実現しました。

さらに、メインとバックアップの2回線を接続(伝送の二重化)することで、メイン回線に不具合が生じても、速やかにバックアップ回線に切り替わります。

(*)・・・96kHz動作時

音の鮮度を失わない「精度の高いデジタル・プロセッシング」と、滑らかで音楽的な「アナログ・フィール」を融合

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パワフルなFPGAとDSPの2種類のチップを組み合わせたハイブリッド構成のミキシング・コアを採用し、96kHz化も含め、従来よりも高精度な演算にて処理を行います。また、制御も高度になり、パラメーターを変化させたときの感触も滑らかなアナログ・フィールを実現しています。

またミキシング・バスは、72ビット演算で驚異的なダイナミック・レンジを確保しました。これにより、全ての入力信号をミックスしたときにも、全く情報を削ることなく、ありのままの音での信号処理を実現します。また、構成パーツを厳選、調整し、音質を徹底追及した回路をマイク・プリアンプに搭載するなど、徹底的に高音質にこだわりました。

カスタマイズした内部構成を自在に操作

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中央部にある大型12インチのタッチ・スクリーンで基本的なパラメーターの集中操作が可能です。指でタッチし、呼び出した機能を画面下の17個のノブとスイッチでダイレクトに調整します。

また、8フェーダー×3エリアの「フェーダー・バンク」では、レイヤー選択とスクロールですばやくチャンネルを呼び出し、明るく視認性に優れたフル・カラーの有機ELディスプレイに情報を表示します。

さらにユーザーが自由に設定できるフェーダーやノブ、スイッチ、モニターやトーク・バックなどのユーティリティー、外部制御端子なども充実しています。パソコン用、iPad用のアプリケーションで、表示の拡張やリモート・コントロールが出来るなど、ライブ・ミキシングで必要となる様々な操作に迅速に対応します。

●外形寸法: 934(幅)×725(奥行)×346(高さ)mm

●質量: 36.0kg

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発売日

2015年2月予定

販売価格

近日公開

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