The NAMM Show 2015のデジランドまとめ。DTM編です。DTMは和製英語で日本独自の呼称ですが、ここではDAWソフトをはじめ、プラグイン、オーディオ・インターフェース、MIDIコントローラー関係をご紹介したいと思います。
AVID(アビッド)
まずはなんといってもProTools12と無料版のProTools Firstのリリースです。今後は月間契約/年間契約でProtoolsを使用できるサブスクリプション方式ライセンスで提供されるとのことですが、そういえば先ごろ発表された最新版のSONARもサブスクリプション方式でしたね(日本での運用は未定です)
Pro Tools 12
クラウド環境で他のPro Toolsユーザーとセッション、作曲、録音、ミキシングすることができるAvid Cloud Collaboration機能、コミュニティに参加し必要に応じて新しいプラグインやアプリケーションを取得できるAvidマーケットプレイスといった機能が追加されています。
Pro Tools First
【関連記事】AVID ProTools12 発表!Avid Everywhereに向けて新たな革新
参考
Pro Tools ライセンス FAQ (よくある質問集)
http://avid.force.com/pkb/articles/ja/faq/Pro-Tools-Licensing-FAQ
Pro Tools | First FAQ (よくある質問集)
http://avid.force.com/pkb/articles/ja/faq/Pro-Tools-First-FAQ
WAVES(ウェーブス)
グラミー賞プロデューサー/エンジニアのJack Joseph Puigさんでしょうか?JPPプラグインをデモっておりました。
今回は新プラグイン「Butch Vig Vocals」「DBX-160」「H-Reverb Hybrid Reverb」などが発表されていた模様。
写真はオフィシャルページより転載。
YAMAHA(ヤマハ)、Steinberg(スタインバーグ)
ヤマハからはバッテリー駆動可能なオーディオ・インターフェースA06、A03が発表となり、注目を浴びていました。
A06
A03
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Cubase Pro 8
英語で歌う、VOCALOID(ボーカロイド)新ライブラリー「CYBER DIVA」も合わせてデモ中
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オーディオ・インターフェースURシリーズ。上から12、22、44
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MOTU(モツ)
いつのまにかしれっと発表されていた「DP9」トラック・ウィザード、オートメーションレーン、スペクトラディスプレイ、プロジェクトノートパッド、XMLノーテーション(楽譜)・エクスポートといった機能が追加されたようです。詳しいスペックは後日お伝えします。
AVBシリーズのフラッグシップ・オーディオ・インターフェース「112D」も登場
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モニターミキサー、ヘッドホンアンプ、オーディオインターフェイスが三位一体になった「Monitor 8」(リアパネル)
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AKAI(アカイ)
新製品ADVANCEシリーズ。数多くの付属バーチャル・インストゥルメントに対応し、最適なコントロールが可能なUSB MIDI キーボード・コントローラーです。25、49、61鍵盤モデルがラインナップ。
ADVANCE25
ADVANCE61
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M-AUDIO(エムオーディオ)
ドラムパッドとX/Yタッチパッドを搭載したMIDIキーボード「 CODE 」シリーズです。コントローラーはAbleton Live 、Apple Garage Band、Logic、Pro Tools 、Cubase などのポピュラーなDAWソフトウエアに自動マッピング。
49鍵モデルのCODE49
パッドの質感がいい感じです。
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12チャンネル Thunderbolt オーディオ・インターフェース「DELTABOLT 1212 」
M-Track Plus
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RME(アールエムイー)
30イン/30アウト 192kHzサポート ハイエンド USB&FireWire オーディオ・インターフェイス「Fireface 802」
196イン/198アウト 192kHz USB 3.0 オーディオ・インターフェイス「MADIface XT」
Quicco Sound(キッコ・サウンド)
元ヤマハの廣井氏(写真右)らが立ち上げたメーカー。ワイヤレスMIDIインターフェース「mi.1」を展示。MIDI IN OUT端子を持つ機器と、iPhone/iPadとの双方向ワイヤレスMIDI通信が可能になります。
このほかUSB対応のBluetoothインターフェースも発表されていました。今年リリースとのことです。
Quicco SoundさんのFacebookページから転載
Behringer(ベリンガー)
シンセを発表するかも?という話でしたが、影も形も見当たりませんでした。
MONITOR2USB
スピーカー&ヘッドホンのモニタリング・コントローラー。VCAコントロール、USBオーディオ・インターフェースにもなります。
モニタースピーカー、NEKKST シリーズ(背面) 手前左は新製品の6イン2バスミキサー XENYX QX602MP3。MP3プレーヤーも内蔵
X TOUCH COMPACT
X TOUCH
ARTURIA(アートリア)
オーディオ・インターフェース「AUDIOFUSE」14イン14アウト、アナログ、デジタル、MIDI、Wordclock、ADAT、、等々、ありとあらゆる入出力に対応。PC、Mac、iOS、Android、Linux。価格は599ドル/549ユーロ
カバーは3色展開です
【関連記事】ARTURIA社がオーディオ・インターフェース「Audiofuse」を発表
Roland(ローランド)
DXD”"DSD”対応のオーディオ・インターフェース「Super UA」最高32-bit /352.8 kHzまで対応
【関連記事】Roland Super UA[UA-S10]発表!超高音質フォーマット”DXD”"DSD”対応のオーディオインターフェース
Universal Audio(ユニバーサル・オーディオ)
Apolloインターフェースを4台接続可能な「Apollo Expanded」が実装される「UADバージョン2.0」を公開
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Prism Sound(プリズムサウンド)
ハイエンドレコーディング&マスタリング・アウトボードの老舗。ギリシャ神話関連のネーミングが多いです。
8chオーディオ・インターフェース「ATLAS」
MDIO 拡張ボードスロットで、AVID HDX Cardに接続してHDXシステムのI/Oとなるらしいです。
TITAN
Eiosis
アナログを超えたEQプラグイン「AirEQ」AAX32 & AAX64, VST3, VST2, AU, RTAS対応。OSX Windows, 32 &64 bits 対応。
Rob Pappen(ロブ・パペン)
ロブ・パペン氏自ら、新プラグイン「RAW」をデモ。歪み系が得意なディストーション・シンセプラグイン。
Spectrasonics(スペクトラソニックス)
プラグインで最も注目を集めていたのが、エリック・パーシング氏率いるサウンド・クリエイター企業Spectrasonics。バーチャル・インストゥルメント「Omnisphere 2.0」を発表。またとんでもないハイクオリティー・サウンドが満載のようです。
海外価格は$499/399€、リリースは4月月末予定とのこと。
【関連記事】Spectrasonicsがバーチャル・インストゥルメント「Omnisphere 2.0」を発表
BENCHMARK(ベンチマーク)
ハイエンド・スタジオからピュアオーディオのオーディオリスニングまで手がける、ニューヨークのAD/DAコンバータ・メーカー。
上から、4chマイクプリ「PRE420」16 ch A/D コンバーター「ADC16 」2ch A/D コンバーター「ADC1」D/Aコンバータ「DAC2 HGC」「DAC2 DX」
Slate Media Technology
マルチタッチ・プロダクション・コンソール「RAVEN MTi 」ProToolsなどのDAWを指先で操作できます。
Slate control モニターコントローラー?